スタパ齋藤の「スタパトロニクスMobile」

第6世代 iPad miniが大活躍している件

iPad mini 6は俺的にイチオシのタブレット端末

 2021年9月24日に発売された第6世代 iPad mini(以下、iPad mini 6)。「これたぶん超イイから絶対買う〜」と思っていた俺であったが、もちろん購入した。

 9月16日に注文したiPad mini 6だが、手元に届いたのは10月14日。人気があって在庫薄だったのか、最初から生産台数を絞っていたのか、最近のApple製品は注文開始日から間もなく注文してもけっこー待たされちゃう感じですな。発売開始当日の発売開始時刻に速攻で注文しないとダメなのかも!?

買ったのは「iPad mini Wi‑Fi + Cellularモデル(256GB/スペースグレイ)」で価格は9万5800円。「iPad mini(第6世代)用Smart Folio」(価格7480円)も同時購入し、合計金額10万3280円となった。さらに画面保護ガラスフィルム(1000円で購入)を追加し、第2世代Apple Pencilは既に持っているものを使用している

 さておき、購入&使用開始から約2カ月が経過。自宅内で使いつつ、ときどきモバイルもしている。先日は久々の出張で使って大いに役立った。というわけで以下、iPad mini 6を約2ヵ月使用してどうだったかをレビューしてゆきたいッ!!!

 のだが!!! ここでとりあえず結論を書いてしまうと、iPad mini 6はヒッジョーに使いやすく役立ちまくりである。現在俺的にはイチオシのタブレット。ぜひ店頭実機をイジってみてほしいッ!!!

サイズ感がヒッジョーにイイ♪ そしてペンもいい

 iPad mini 6を使い始めてから、手持ちのほかのiPadの使用頻度が徐々に下がっていってしまった。現在持っているiPadは、iPad mini 6、11インチ iPad Pro(第2世代)、12.9インチ iPad Pro(第4世代)だが、最近では家でも外でもiPad mini 6ばかり使うようになってしまった。

 3台のサイズ違いiPadは、もちろん用途に応じて使い分けているが、「iPad mini 6でイケちゃうな」「iPad mini 6で十分快適」というケースが多い。3台のiPadのうち、iPad mini 6の活用幅が最も広いという感じ。

 動画コンテンツ鑑賞は大画面の12.9インチ iPad Proが快適で、これはベッド付近にアームで固定して「寝ながら映画鑑賞端末」としてしまっている。でも脱着しやすくしており、必要時には外して持ち歩いたりもしている。

 モヤモヤするのが11インチ iPad Pro。これが果たしていた多くの役割を、iPad mini 6が担うようになった。俺的には「え〜これまで11インチ iPad Pro超便利だったんだけどナ」と少々悲しい気もしている。しかし実際、iPad mini 6のサイズ感の良さが、11インチ iPad Proの役割を奪いがちなのであった。

片手で持ちやすいサイズと重量のiPad mini 6。小脇に置いて、必要なときはスマートフォン的に片手で持って使える。立ったまま片手で持っていても不安感がない
8.3インチという画面サイズもイイ。机上に立ててコンテンツや動画を見るなら「これじゃ小さい」とは思いにくい。ちなみに、一世代前のiPad mini 5と比べると、画面は7.9インチ→8.3インチと大型化した。でも本体サイズはほぼ変わらず、少し軽量化もされている
A5ノートの上にiPad mini 6を置いた様子。iPad mini 6のフットプリントはA5サイズより一回り小さい。「バッグを選ばないサイズ」であることも、iPad mini 6につい手が伸びる理由だったりする

 加えて、このサイズ感でありつつApple Pencil(第2世代)が使える点。iPadではぜひペンを使ってゆきたい!!! と考えている俺の場合、より便利で実用的な第2世代Apple Pencilが使えるという点で、iPad mini 6は非常に魅力的である。

iPad mini 6は第2世代Apple Pencilに対応しており、ペンで操作や筆圧対応の手書きを行える。ペンはPad mini 6の横側にマグネットで吸着するが、その状態でペアリングおよび充電が行われる
上が第1世代Apple Pencilで、下が第2世代Apple Pencil
第1世代Apple Pencilは丸くて不意に転がりやすいが、第2世代Apple Pencilは一部が面加工されている筒状なので転がらない。この面加工によりグリップ感も良好になった
第1世代Apple Pencilはキャップを外してLightningコネクターに挿してペアリングおよび充電を行う。第1世代Apple Pencil付属の「Apple Pencil充電アダプタ」を使えば、USB-LightningケーブルでUSB充電できるが、このアダプタは小さいのでモバイルにおいては紛失の心配がある。第1世代Apple Pencilのキャップも小さいのでモバイルにおいて紛失の心配がある。第2世代Apple Pencilにはそういう違和感や心配がない

 この完成度の高い第2世代Apple Pencilが使える、最小サイズのiPadことiPad mini 6。極めてグレイトでありジョリーグッドであってスゲく素晴らしい。

iPad mini 6とiPhone 13 Pro Maxってカブらない?

 現在使用中のスマートフォンはiPhone 13 Pro Max。画面サイズは6.7インチ。対してiPad mini 6の画面サイズは8.3インチ。

 アスペクト比が違うので単純には比較できないが、1.6インチのサイズ差って……あんまり変わらないのでは? iPhone 13 Pro Maxを持っているならiPad mini 6はあまり必要でないのでは? とか思ったりする。

 俺も、iPad mini 6を使うまでは、「も〜しかしてiPhone 13 Pro Maxで頑張ればiPad mini 6は不要?」と想像することがあった。だが俺の場合、iPad mini 6使用を通して「iPad mini 6とiPhone 13 Pro Maxは棲み分けているな」と確信するようになった。

iPad mini 6とiPhone 13 Pro Maxで同じWebサイトをモバイル表示にした様子。見え方や大きさは変わるが、得られる情報や閲覧の快適さはそーんなに変わらないように感じる
iPad mini 6とiPhone 13 Pro MaxでGoogleマップを表示した様子。ダイナミックに拡大縮小して使うのがマップなので、得られる情報や表示のスムーズさはあーんまり変わらない気がする

 ドでか画面のiPhone 13 Pro Maxだと、大きな画面が使えるので、タブレット的な表示・閲覧の快適さスムーズさがある。もちろん、それ以上に画面が大きいiPad mini 6なら、より表示・閲覧が快適なものになる。人によるとは思うが、iPhone 13 Pro Maxだけで済むケースも多いと思われる。わざわざiPad mini 6まで買わずとも。

 で、俺の場合は、両機が棲み分けている。iPhone 13 Pro Maxは移動時などに「ちょっと情報を得るための端末」であり「フットワークの軽いカメラ」である。あと電話(あんまり通話しないが)。

 iPad mini 6は「よりしっかり情報を得るための端末」で、移動中に使うことは多くはなく、立ち止まったり室内で腰を据えて使うことが多い。カメラはあまり使っていない。

 iPad mini 6を使っていて非常に便利だと思うのは、iPadOSのマルチタスク機能だ。Split ViewやSlide Overなどの機能があり、情報を比較したり参照したりしながら何かをするのにスゲく便利で、パソコン的な利便がある。たとえば↓こんな使い方。

Split View表示。iPadの画面を分割して2つのアプリを表示できる機能で、マップを見ながらWebサイトで調べ物をするようなことができる。メモアプリを参照しながらメールを書くとか、画像を見ながらお絵描きするとか、いろいろ活用方法がある。2つの画面のサイズ比は比較的に柔軟に変えられる
Slide Over表示。アプリ表示の上に、別のアプリを子画面的に表示できる。子画面は右や左に動かせる。Slide OverからSplit Viewへ、もしくはその逆の切り替えも容易だ
センターウィンドウ表示。アプリ上でデータを表示中に、別のデータを画面中央にポップアップ表示できる機能だ。たとえばメモを読んでいて「あっちのメモにはなんて書いてあったっけ?」と別のメモ内容を一時的に表示させられる
Split Viewを使いつつ、片方のアプリのデータをセンターウインドウで表示することもできる

 こういったパソコンライクなマルチタスク利用は、もちろんより大画面の方が快適。11インチや12.9インチのiPad Proで使う方が、よりじっくりと情報を扱える。

 なのだが、ポータビリティに優れたiPad mini 6でもこーゆー使い方ができるってのがナイスでありグレイトと言えよう。要はiPad mini 6の携帯性により、より軽いフットワークでiPadOSのマルチタスク機能の恩恵を受けられるというわけだ。

 実際、Split Viewなどのマルチタスク機能はいろいろな場面で多用している。たとえば先日の出張では翌日の移動先についてWebで調べつつ、実際の場所をマップで表示してルートを確認したりした。

先日は伊豆大島へe-bike関連の出張があったが、iPad mini 6でSplit Viewを使い、Webで情報を得つつマップで実際のルートをチェックした。小型軽量のタブレットだけで、ノートパソコンライクなちょい複雑な情報閲覧ができ、とても便利なのであった

 あるいは、俺の場合はメールもスケジュールもWebアプリケーションを使っている。Split ViewやSlide OverはWebブラウザを2画面表示できるので、スケジュールを参照しながらメールを書くようなことが容易に行える。

WebアプリとしてGmailとGoogleカレンダーを使っているが、Split Viewを使えばそのふたつを同時に参照することができる。両方ともアプリを使い、2つのアプリをSplit Viewで同時に見てもいいんですけどネ。片側をWebアプリ、片側をアプリとしてもいいんですけどネ。

 細かいことまで書くと、こういったパソコンライクな処理を、手狭な場所で行える。そもそもな話だがタブレットは画面が入力インターフェイスになっている。小型ノートパソコンと比べてもしょうがないが、あえて比べると、小型ノートパソコンを置けないような状況(立ったままとか机上が超狭いとか)でも、iPad mini 6なら不便さを感じず快適に使えるのであった。

 さらに上記のようなマルチタスク機能をApple Pencil操作で使える点も大きい。Apple Pencilをポインティングデバイスとして使うことにより、より的確にUIを操作できる。マウスやキーボードを接続しても便利ではあるが、iPad mini 6とApple Pencilの組み合わせはスゲく効率がよく、荷物も増えることなく、使っていて鬱憤がたまらず気分もイイのである。

 A5より小さいサイズのタブレット端末で、けっこーパソコン的な情報閲覧&発信ができちゃう。iPhoneだとちょっと無理なマルチタスク機能はiPadならではであり、そのiPadのなかでは最もフットワークが軽いのが、iPad mini 6。スゲ〜くツカエるのであった。

Touch IDは便利だが……やっぱりFace IDも欲しい!

 iPad mini 6には指紋認証のTouch IDが搭載された。指紋センサーは電源ボタン上にあるので、スリープ時にボタンを押すだけでロックが解除される。フツーに便利。

iPad mini 6の上部には電源ボタンとボリュームがある。電源ボタンはTouch IDのための指紋センサーを兼ねている。

 なのだが、最初はけっこう戸惑った。というのは、使用中のほかのiPadもiPhoneもFace IDでロック解除できる。まあマスク云々は置いといて、俺の場合はFace ID慣れしているのであり、Appleデバイスのロック解除は顔認証だと刷り込まれ済み。

 そんなヤツがiPad mini 6を使おうとすると、ロック解除時にずっと画面見ちゃうんですな。ほれ、顔認識して、ほれ、みたいに。そこで「あっTouch IDだっけコレ」と思い出す。iPad mini 6使用開始当初は、こんな感じでまごついたのであった。

 もうひとつ、Smart Folio(などのマグネットでスリープ/復帰に対応したカバー)を併用しているとき。Smart Folioを開くと画面表示がなされてロック解除待ち状態になる。ここで「あぁTouch IDね」と電源ボタンを押してしまう。すると再度スリープに移行してしまう。

 正しくは、Smart Folioを開いて画面表示がなされたら、指で電源ボタン(指紋センサー)に触れる。するとTouch IDが働いてロック解除される。押しちゃダメであり触れるだけなのであった。

 コロナ禍もあってTouch IDが搭載されたのはありがたくもあるが、iPad mini 6は使用状況によってスリープからの復帰させ方のパターンがいくつかある。iPhoneとかだとだいたい同じ手で持って同じ動作でスリープから復帰させるので、iPhoneのTouch IDが電源ボタン内蔵スタイルになっても戸惑わないと思う。

 しかし、正直、iPad mini 6のTouch IDはビミョーだと感じる。2ヵ月使ってかなり慣れたが、まだときどき、その使用感に戸惑うことがある。

 つーか、ケチらずにTouch IDもFace IDも両方搭載して、ツイデにApple Watch装着状態ならロック解除できるようにしてほしかった。次のモデルでゼヒ! あとApple Fitness+の日本提供もゼヒ!

 てな感じのiPad mini 6。不満点はTouch IDとFace IDくらいで、ほかは「買ってよかった」と思える要素が多々。サイズ的にも性能的にも非常に多くのユーザーに向く小型タブレットだと思うので、興味のある方はぜひ実機をチェックしてみてほしいッ!!!

スタパ齋藤

1964年8月28日デビュー。中学生時代にマイコン野郎と化し、高校時代にコンピュータ野郎と化し、大学時代にコンピュータゲーム野郎となって道を誤る。特技は太股の肉離れや乱文乱筆や電池の液漏れと20時間以上の連続睡眠の自称衝動買い技術者。収入のほとんどをカッコよいしサイバーだしナイスだしジョリーグッドなデバイスにつぎ込みつつライター稼業に勤しむ。