スタパ齋藤の「スタパトロニクスMobile」

Leofotoのミニ三脚がーッ!!! 好き過ぎるーッ!!! スマートフォンとの相性も◎

俺史上最高のミニ三脚、Leofoto「MT-03+LH-25」

 数ヶ月前に「これ良さそう」と思ってポチッと購入したLeofoto(レオフォト)のミニ三脚「MT-03+LH-25」。使ってみたらヒッジョーに良く、スマートフォンと組み合わせてもジョリーグッドであったので、ガッツリご紹介してゆきたい!!!

Leofotoのミニ三脚「MT-03+LH-25」。ミニ三脚と自由雲台のセット品で、アルミニウム製。メーカー税別価格は1万8500円。

 アルミニウム製のミニ三脚だが、俺史上最も好きっていうか超絶ラヴ級に惚れ込んでしまった。スゲ〜く気に入っている。気に入り過ぎて、毎日のように触ったり使ったりイジったりしている。

収納時の高さは212mmで、重さは340g。耐荷重は5kg。かなり頑丈である。

 イイのは、まず十分な強度があること。強度がありつつ精度もある。ガタなどが非常に少なく動きもスムーズ。そして後述するが機能性も高くて汎用性に優れている。

 そして触り心地もイイ。主なパーツはアルミニウム製だが、工作精度が高く、バリなんか全然なく、細部の仕上げもキレイ。手にしてイジっていて楽しいし心地よい。

細部まで作りが良く、触り心地もグレイト!!!

 触り心地が良く、作りもバッチリで、頑丈だけどコンパクトで実用性も高い。こーゆーミニ三脚はなかなかナイ。やはり、もうひとつ、予備として買うしか!!! などと、つい思ってしまう。

 さておき、俺の場合、けっこうなミニ三脚好きで、いろいろなミニ三脚を持っている。が、このミニ三脚の登場で、手持ちの全てのミニ三脚の霞んでしまった。歴史あるブランド品ミニ三脚を除き、全部処分しようかナと思っており、「処分する代わりにまたLeofotoのミニ三脚買っちゃお〜っ♪」などとも思っている。

 いや〜このミニ三脚、かなり「一生モノ度」が高いんじゃないスかねぇ〜。使い始めてまだ半年経たないが、とりわけ机上での活躍度が半端ないんスよ。スマートフォン用三脚として使いやすいし、重めミラーレスカメラも楽勝で支えちゃうし、あとパーツを追加してWebカメラスタンドとしても実用的。ガンガン使っても緩むとか壊れるって感じもしない。超ツカエる逸品。てなわけで以降、このミニ三脚についてレビューしてゆきたい!!!

謎の価格設定

 Leofotoミニ三脚「MT-03+LH-25」は、ちょっと前述したが、ミニ三脚と自由雲台のセット品である。具体的には、ミニ三脚「MT-03」と自由雲台「LH-25+PU-25」をセットにしつつ専用ケースを追加した製品。

Leofotoミニ三脚「MT-03+LH-25」は、Leofotoミニ三脚「MT-03」とLeofoto自由雲台「LH-25+PU-25」と専用ケースのセット品。三脚部や雲台部は、別の雲台や三脚と組み合わせても使える。

 で、購入時に「謎」と感じたのが、その価格設定。上記セット品のメーカー価格が1万8500円(税別、メーカーWebサイト表記に拠る。以下同)である。一方、ミニ三脚「MT-03」単体のメーカー価格は1万2000円で、自由雲台「LH-25+PU-25」単体のメーカー価格は1万8000円。ミニ三脚と自由雲台を個別に買うと3万円。セットで買うと1万8500円。

 いやソレ絶対セットで買うし。てゅーか「絶対セットで買ってネ♪」とかいうメーカーからのメッセージなのであろうか? よくわからない価格設定なのであった。

 ちなみに、俺が購入した時の(セット品の)価格は1万1000円くらい。もちろん国内代理店の保証書が付いた品で、並行輸入品ではない。だが先ほど調べたところ、現在は並行輸入品で1万6000円程度、国内代理店の正規品で1万8000円前後になっているようだ。実質的に値上げになった?

 製品を使ってみてのコストパフォーマンス的な感触は、俺が買った1万1000円くらいの価格なら「安っ!!!」という印象である。が、これが1万8000円前後となると「妥当だが、やや強い動機がないなら手を出しづらい」という印象になる。

どういうミニ三脚なのか?

 Leofoto「MT-03+LH-25」は、どんなミニ三脚なのか? 以下、写真と説明文で見ていこう。

アルミニウム製の三脚で、脚は2段式。立てた時の高さ(35°開脚)は185mm/249mm。耐荷重は5kg。
開脚は3段階で、開脚角度は35°/55°/85°となる。
開脚させた時の最低高は99mm/112mm。
収納時の長さは212mm。質量は340gなので携帯も容易だ。
専用ケースにはピッタリと収納できる。
脚部先端には丸いラバー製の滑り止めがある。タイヤのように見えるが(通常使用では)転がることはない。
ボール径25mmの自由雲台。比較的に軽い力で雲台を固定できる。
アルカスイス互換のクイックシューとなっており、ベースプレート幅は36mm。

 といった感じで、シンプルながらもツボを押さえた作りのミニ三脚だ。工作精度が高く、三脚部も雲台部もシッカリしている。

使いみちイロイロ

 Leofoto「MT-03+LH-25」は汎用性の高いミニ三脚で、用途次第アイデア次第で様々に活用できる。例えばスマートフォンホルダーを装着して、スマートフォン撮影用三脚に。あるいはGoProやデジカメなどをセットして、撮影用のハンドグリップとして。

アルカスイス互換のスマートフォンホルダーならそのまま装着できる。俺的愛用スマートフォンホルダーはみんなアルカスイス互換なので、スマートフォンを三脚にセットするのが非常にラクでナイス♪
スマートフォン用三脚としてはちょうどいいサイズ。安定感も十分ある。
ハンディサイズのミニ三脚なので、カメラをセットして3本の脚を握ってハンドグリップ的に使うこともできる。形状的に「握って持った時に滑りにくい」のも良い。

 それから、脚部にはアクセサリーを取り付けられる三脚ネジ穴(1/4-20UNC)がある。ここにマジックアームなどを装着して三脚の機能性を高めることができる。使い方によっては、「普通ならもうひとつ三脚が要る」という場合でも、三脚を追加する必要がなくなることもある。

それぞれの脚部には三脚ネジ穴(1/4-20UNC)が5つある。
たとえば脚部の三脚ネジ穴にマジックアームの類を装着し、機能性を拡張することができる。
レフ板を保持させた例。マジックアーム的なモノを追加する必要があるが、三脚側のこういった機能拡張性はナニゲに超絶役立つのであった。

 やや細かい機能性だが、脚部の関節部の「動きの硬さ」を比較的に容易に調節できるのも実用的。

 付属の六角レンチを使い三脚関節部の動きを軽くしたり、逆に重めにしたりできる。用途に応じて使用感を最適化していけるというわけだ。

脚部の関節部には六角穴付きボルトがあり、付属の六角レンチで関節の「動きの硬さ」を調節できる。工作精度が高いからか、ネジを僅かに回す程度で動きの硬さを微調整できる。
関節部をやや硬めに設定すれば、平でない場所でも脚の向きなどを変えてカメラを安定した姿勢にすることができる。丸い岩の上や河原の石の上に三脚を安定的にセットすることも可能。
メーカー商品ページでは脚を何かに引っ掛けて使うことも想定しているようだ。

 こんな感じで幅広く利用できるミニ三脚ことLeofoto「MT-03+LH-25」。サイズがサイズなので、大きめのカメラを乗せるなどすれば当然不安定になる。ということで、スマートフォンやコンパクトデジタルカメラ、軽めのミラーレスカメラ向けではある。

 が、開脚やカメラセット位置を見極めれば、大きめ重めのカメラでの使用も現実的だ。常に携帯できるサイズなので、卓上三脚としてスローシャッターを切ったり、あるいは低い位置からの撮影に使う三脚として便利。

オリンパス「OM-D E-M1 Mark II」「M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO」の組み合わせをセットした様子。比較的に軽量のカメラ一式なので、この状態で十分実用的だ。
キヤノン「EOS R5」「RF24-105mm F4 L IS USM」の組み合わせをセットした様子。

 レンズ部がやや重めのカメラ一式なので、三脚の高さやカメラセット位置を意識して使う必要がある。が、適切な位置にセットすれば十分な安定感が得られる。

 写真を撮るのが好きなら、340gという重さも苦にならず常時携帯できると思う。こういう汎用性がありつつ安定感も十分にある三脚を「いつでも使える」となれば、三脚ナシだと無理な長時間露光とか、タイムラプス撮影とか、集合写真とか、あるいはちょっと凝った自撮りとか、撮影幅がグッと広がる。まあ、あまり高い位置からの撮影はできづらいといった制限はあるが、実用性においてかなりオススメできるミニ三脚なので、ぜひジックリとチェックしてみてほしい。

スタパ齋藤

1964年8月28日デビュー。中学生時代にマイコン野郎と化し、高校時代にコンピュータ野郎と化し、大学時代にコンピュータゲーム野郎となって道を誤る。特技は太股の肉離れや乱文乱筆や電池の液漏れと20時間以上の連続睡眠の自称衝動買い技術者。収入のほとんどをカッコよいしサイバーだしナイスだしジョリーグッドなデバイスにつぎ込みつつライター稼業に勤しむ。