スタパ齋藤の「スタパトロニクスMobile」
新料金・格安SIM、IIJmio「ギガプラン」へ移行した話
2021年5月17日 06:00
ファミリーシェアプランからギガプランへの移行だゼ!!!
春の携帯電話料金値下げ合戦も一段落したところで、俺もまた携帯電話回線の契約プランを変更したのであった。俺の場合、メインの回線がIIJmioの「ファミリーシェアプラン」。これをIIJmio新プラン「ギガプラン」へと乗り換えたカタチだ。
改めて見直しても安いプランっスね〜。スマートフォンとタブレット持ちなら、通話用2GBとデータ通信用eSIM 2GBで契約すれば、858円+440円で1298円。6月から各プラン間でのデータシェアができるから、2回線で合計4GB使えて月額1298円。お手軽っス♪
で、俺の場合、これまで使っていたIIJmioファミリーシェアプランから、新プランのギガプランへと移行。結果、スマートフォンやタブレットの通信回線にかかるコストが、実質かなり下がった。てなわけで今回は、実際どんな感じでコスト減になったのかをレポートしてみたい。
ファミリーシェアプランからギガプランへの乗り換えって?
ギガプランへの乗り換え話の前に、これまで使っていたファミリーシェアプランについて少々。従来のIIJmioの主要な回線プランとしては、ミニマムスタートプラン、ライトスタートプラン、ファミリーシェアプラン、ケータイプランがあった(現在もあるが従来の一部プランは2021年夏で新規申し込みを停止予定)。
これらプランは、それぞれ1プラン契約内で使える追加SIM上限枚数とデータ通信容量が決まっている。具体的には以下のとおり。
プラン | データ通信容量 | 追加SIM上限枚数 |
---|---|---|
ミニマムスタートプラン | 3GB | 2枚 |
ライトスタートプラン | 6GB | 2枚 |
ファミリーシェアプラン | 12GB | 10枚 |
ケータイプラン | なし | 1枚 |
いちばん下のケータイプランは、純粋な携帯電話運用専用のプランですな。フィーチャーフォンで通話しかしないから料金は最低限で、みたいな。
ほかの3つ(ミニマム/ライト/ファミリー)は、IIJmioの特徴的なプランで、プラン内でSIM枚数を上限まで有料で増やせて、通信容量をプラン内の各SIMでシェアできるというもの。大雑把に言えば、IIJmioの主流のプランは「端末複数台持ちの人には特に便利&有利な料金プラン」なのであった。
一方、新プランのギガプランは、SIM×1枚につき1プラン契約となる。そして同一アカウント(契約者名義)で最大10プラン(10回線)まで契約できる。また、各プラン間でデータ容量をシェア可能だ(6月以降提供開始)。
従来プランと新プランはSIM追加の考え方や容量のシェアの仕方がちょっと違うわけだが、多くのスマートフォンユーザーにとっては「プラン契約をひとつ毎にSIM×1枚がフツーじゃない?」って感じで、ギガプランの方がわかりやすいかもしれない。
で、俺の場合、これまではIIJmioファミリーシェアプランを使っていた。データ通信容量12GB・SIM×10枚まで使えるプランで、月額利用料金は月額基本料金2816円のほか、追加SIM利用料や音声通話機能付帯料(現在は実質0円)が加わり、で約4700円。
どういうSIM構成かと言えば、音声SIM×4枚とデータ通信SIM×3枚の、合計7回線。この7枚のSIMをギガプランに移行すると、ギガプランのプラン契約数×7(SIM×7枚)としてそのまま維持できる。SIMの物理的交換とか端末上での設定変更などは不要。ネット上で手続きすれば、翌月から自動的に契約が移行するわけですな。なお、IIJmio契約プランからギガプランへの移行(変更)について、事前に読むべき情報が「IIJmio Q&A」にある。
でもまあ、ファミリーシェアプランでも、7回線使って月額約4700円なので、これでもけっこー安価。というか、安いので「一応このデータ通信用SIM残しておこう」「予備の通話用SIMを追加しておこう」と安易にSIMを増やした結果「7枚もある〜」となったとも言えよう。
ただし、ギガプランに移行するにあたり、この7回線のSIMをそのまま移行すると、月額利用料金が上ってしまう。例えば7回線を最低容量でギガプラン(のプラン契約×7つ分)に移行した場合。
俺のファミリーシェアプランのSIMをそのままギガプランに移行すると、これまでの月額利用料金約4700円が、ギガプランでは5676円。1000円くらい上ってるゥ〜!!! でもデータ通信容量が12GB→14GBに増えてるから高いって感じではないのだが……。
俺の肌感覚的な結論を言うと、回線数が少ない場合はギガプランが安くなることが多い感じ。だが、SIM枚数を多く使いたい場合はファミリーシェアプランの方が有利になることもある。でもまあ俺の場合、ひとりで7枚は多過ぎっていうかむやみにSIM持ち過ぎなので、ギガプランに移行するにあたり、必要最小限のSIMに絞ろうと思う。
移行はスムーズ、不要SIMは移行前に削除を
では、これまで使ってきたファミリーシェアプランのSIM×7枚(7回線)を、ギガプランへと移行してみる。7回線は多いのと、このまま移行すると(最低容量でも)月額利用料金が上ってしまうので、必要なSIMのみ移行してゆきたいッ!!!
でも、不要なSIMは……ファミリーシェアプランとして残る? 削除すればいいのか……どうすれば?
ミニマムスタート・ライトスタート・ファミリーシェアプランから、ギガプランへと移行する場合、元のプランを継続して使わないなら、全てのSIMをギガプランへと移行してしまう必要がある。また、一部のSIMをギガプランへと移行し、元のプランを使う必要がない場合、ギガプランへの移行手続きの前に元のプラン内の不要SIMを削除しておくのが無難なようだ。元のプランでも一部のSIMを使うなら、必要なSIMのみをギガプランへと移行するだけでいい。
さておき、俺の場合、ファミリーシェアプランの7枚のSIMのうち、3枚だけをギガプランへと移行することにした。なので、ファミリーシェアプランの4枚の不要SIMを、まず削除。続けて、残った3枚のSIMをギガプランへと移行した。
7枚のうち3枚のSIMをギガプランへと移行した。のだが、ギガプランではeSIMも使いたいのだッ!!!
3枚のSIMの内訳は、2枚が音声通話SIMで、常用のスマートフォンに入れて使う。1枚はデータ通信SIMで、これは常用のタブレットに入れて使う。
そして、eSIM。テスト用などに、自由に端末から抜き差しして汎用したい。ので、新たに導入するeSIMのみ、ギガプランにて新規契約することにした。
かな〜り安くなる……予定、通信速度はいつものIIJmio♪
ギガプランへの移行手続きをしたのは2021年4月後半。現在はファミリーシェアプランの契約はなくなり、ギガプランで4枚のSIM(4つのプラン)を使っている。
改めて4枚の内訳を書くと、音声SIMが2枚で、それぞれ容量は2GBと20GB。それから2GBのデータSIMと、2GBのデータeSIM。月額利用料金は4114円となった。
ファミリーシェアプランで7枚のSIMを使っていた時の月額利用料金は約4700円。これをSIM4枚に絞ってギガプランにしたらり、月額利用料金4114円。えっSIM3枚減らしたのに500円くらいしか安くなってないの? と思わせてしまったかもしれない。
が、ちょっとした事情があり、ギガプランでは20GBの音声SIMを1つ契約した。ので、ギガプラン内でデータ容量をシェアできるようになった場合、合計容量は26GBとなる。一方、前のファミリーシェアプランのデータ容量は12GB。使用可能なデータ容量が倍以上になっていて、実質的にはかなり低コスト化しているのであった。
試しに、その「20GBの音声SIM」のデータ通信容量を、15GB、8GB、4GB、2GBと落としてみよう。どんなふうに合計料金が変わるか?
音声SIM×2枚、データSIM×1枚、データeSIM×1で、最安だと月額2904円。合計8GBのデータ通信容量で、現在はまだだが、6月からこの容量を各SIMでシェアできるようになる予定だ。安いっスよね〜♪
余談だが、音声SIMの1枚を20GBにしてしまったのは、もーしかしたら5月に出先で長時間のデータ転送を行うかも、と思ったから。しかし緊急事態のアレでソレは無くなった。
というわけで、間もなく20GBだった音声SIMの容量を2GBにしちゃう予定。いや〜俺とかって移動中に動画観るとかしないし、ずーっとゲームしてるとかでもないし、一ヶ月に3〜4GBあれば十二分なんスよね〜。合計8GBでもまだ持て余す。
ともあれ、そんな感じで最低限のデータ通信容量にすると、4回線使っても月額2904円に。ファミリーシェアプラン使用時よりSIM枚数は3枚減らしたものの、月額利用料金は約4700円→2904円で、約1800円のコストダウン。年間2万円以上コスト減だから、かな〜り抑えることができたという印象だ。
グレイト、IIJmio!!! ジョリーグッド、IIJmio!!! てゅーか、こういう料金で大丈夫なのか、IIJmio!!! でも引き続き応援するゼ、IIJmio!!!