みんなのケータイ
いやぁ、Google マップの「タイムライン」機能って本当にいいものですね
2023年2月20日 00:00
唐突ですが、皆さんが「一番よく使っているアプリ」ってなんでしょうか?時代によっても異なるでしょうが、2023年時点で想像するに、Twitter、Instagram、LINE、Webブラウザー、あるいは端末標準の電話アプリ、ニュース関係あたりが筆頭格でしょうか。また画面を注視しているかは別として、YouTubeなどの動画関係はアプリ起動時間ベースでの比較だと、かなり使われている傾向にありますよね。
筆者の場合、1日あたりの起動回数、閲覧時間、そして手持ち無沙汰になるとつい起動してしまうという手癖感も含めての主観比較でいきますと、Google マップがナンバー1の座にあります。単純に場所を探すという意味で重宝しているのはもちろんですが、アプリ内のいち機能である「タイムライン」が単純に楽しい。それが大きな要因です。
Google マップのタイムライン機能については、連載陣の1人である甲斐さんが2018年11月の段階ですでに書いていらっしゃいます。スマートフォンの位置情報をもとに、移動経路や訪問先を自動で記録してくれるという大枠は、その頃から変わっていません。
歩いているのか、電車に乗っているのか、車で移動しているかの判断はかなり正確ですし、たとえばロードサイトのラーメン屋さんに入って何分で出てきたのかなどもかなりの確率で当たっています。一方で苦手なのが、大型ショッピングモール。そのモールにいることは判別されるのですが、1階のスーパーにいるのか、3階の映画館にいるのか、などは誤判定されやすい印象です。
ただ、これらの記録はメニューから簡単に修正できます。ほとんどはプルダウンメニューから選ぶだけでいいですし、もし修正候補が出なくても、店舗名・物件名をフリーワード検索すれば、該当施設が見つかります。このユーザーインターフェイスの快適さこそがGoogle マップの華! そのおかげで食休み中、電車で移動中、そしてコーヒーブレイク中など、事あるごとにタイムラインを開いて、やたらこまめに修正してしまう筆者です。
とはいえ、これだけの記録が意識されずに自動収集されるのはイヤだ、怖いという方もいるでしょう。ヘルプ記事によれば、タイムライン機能の元になっている「ロケーション履歴」(Googleアカウントに紐付いて管理される)は、既定でオフになっているとのこと。もし、無意識にオンにしていても、記録を遡って消せます。まぁ、最終的にはGoogleをどれくらい信頼するのか、という話にはなりますが……。
あと、2月ならではの話題としてもう1つ。交通費や経費の精算をする方にとって、タイムライン機能はかなり重宝するはずです。たとえばタクシーの領収書が手元にあって、支払日と金額だけは確認できるが、しかしどこからどこへ乗ったのかは覚えていない。そうした時にタイムラインを開けば、かなりの確率で記録が残っているはずです。そう、半年に1回くらいしか経費処理しないそこの個人事業主の方! もしかしたら確定申告の手間がちょっと減るかもしれませんよ。利便性とプライバシーを天秤にかけながら、うまいことタイムラインを活用してみてください。