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Googleマップ、ユーザーの移動履歴を記録する「タイムライン」の端末保存が可能に

 グーグル(Google)は、12月12日に公開した同社公式ブログ「The Keyword」のエントリーで、Googleマップの「タイムライン」機能のアップデートや、数週間のうちに行われるほかのアップデートについて発表した。

「タイムライン」が端末に保存できるように

 「タイムライン」とは、Googleマップのユーザーが過去に訪れた場所や移動経路、移動手段を自動で記録する機能のこと。本機能は、「Googleマップ」アプリのインストール時にはデフォルトでオフとなっている。

 「設定」から「ロケーション履歴」をオンにすると、本機能を利用できるようになる。今回のアップデートでは、設定をオンにしているユーザーの「タイムライン」が端末に保存されるようになる。なお、保存された情報はいつでも削除することができる。

 「タイムライン」の情報をクラウドに保存することも可能。保存されたデータは自動的に暗号化され、グーグルを含む第三者は確認できなくなる。

 また、以前は「タイムライン」の情報はデフォルトで18カ月間保存され、その後自動的に削除されるようになっていたが、デフォルトの期間が3カ月間に変更になった。期間は「設定」から自ら変更することができるほか、自動削除をしないことも選択できる。

 来年以降、AndroidとiOSでのアップデートが順次行われる。アップデートがあった場合にはユーザーに向けた通知が送られる。

特定の場所に関する情報の削除が可能に

 ある特定の場所に関するユーザーの検索履歴や訪問履歴などが簡単に削除できるようになる。たとえば、友人の誕生日サプライズのために訪れたケーキ屋への訪問履歴などへの使用が想定される。

 本アップデートは数週間のうちに行われる。

「青い点」をタップで設定が確認できる新機能

 Googleマップ上でユーザーがどこにいるのかを表す「青い点」をタップすることで設定が確認できるようになる。

 たとえば、「ロケーション履歴」や「タイムライン」機能がオンになっているかどうかや、端末の位置情報の使用が許可されているかどうかなどを見ることができる。