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「iPad」がバッテリー膨張で本体交換に、でも料金が値上がりしていました

【iPad(第6世代)】

 子どもが使っていたiPad(第7世代)のバッテリーが劣化したため、本体交換になった話は昨年2月に本コーナーでご紹介しました。

 今回、トラブルが発生したのは、これとは別に使っているiPad(第6世代)です。

 主な症状として、バッテリーが膨張していることや、それによって本体のディスプレイをタッチした際の操作感に異常があること、さらに関連性は不明ですが、操作中にiPadが突然シャットダウンするなどのトラブルが発生しました。

 事前に予約のうえ、近くのApple Storeにデバイスを持っていくと、申告した通りにバッテリーの膨張が目視およびデバイスを触って認められたため、そのほかの異常がないか、サポート専用ツールで確認のうえ、交換が認められました。

 Apple Careに入っていないiPadの交換料金は前回時点で1万1800円でしたが、2023年1月末時点で1万5000円に値上がりしていました。

診断を受けるiPad(第6世代)

 なお、Appleは、2023年3月1日よりiPhone、iPad、MacBookのバッテリー交換に料金を値上げすることを発表しています。

 iPad(無印)シリーズは今回の値上げ対象デバイスに含まれていませんが、昨今の燃料高や原材料高の傾向を考えると、長期的には値上げの可能性もあり得るため、古いデバイスでも使い続ける予定がある方は、早めにバッテリー交換に出すのもオススメです。

 交換用の在庫の有無に関わらず、古いデバイスはその場で回収となるため、事前にバックアップを取っておくと良いでしょう。今回は、交換用の在庫が店頭になかったため、交換品が店頭に到着してから再度、Apple Storeを訪問して受け取ることになりました。残念ながら、交換品の宅配はできないと説明されたためです。

 交換対応となったiPad(第6世代)は2018年3月に国内発売されたため、間もなく発売から5年を迎えますが、最新のiPadOS 16シリーズにも対応しています。処理の重たい最新のゲームをプレイするのは難しくても、それほどスペックが必要のない用途には引き続き活用できることを見込んで、修理料金を支払いして交換することにしました。

 同じデバイスを長期間使用していると、消耗品であるバッテリーの劣化ある程度避けられないのですが、ユーザーに過度な負担を強いることなく、長くそのデバイスを使い続けることができるのは、良い仕組みですね。

交換後のiPad(第6世代)、本体は新品同様になる