法林岳之・石川温・石野純也・佐藤文彦のスマホ会議(仮)

品質改善に取り組むドコモ、ローミング終了目前の楽天モバイルの次の一手

 通信業界を中心に活躍するライター4人と編集長関口による「スマホ会議(仮)」。今回は決算会見の内容をもとに、通信キャリアの動向について話し合っていきます。

通信品質は「2強2弱」への明白な二極化

佐藤
 おなじみとなっていますが、Opensignalの通信品質調査では、auが単独10部門で1位を獲得しています。

佐藤

関口
 首位に立っている数だけ見ると、ソフトバンクよりもドコモが優れているように見えますね。

石川氏
 ソフトバンクは、もっと1位を取っていてもいい気がしますけど。

石川氏

石野氏
 Opensignalの調査は、1位にのみ星が付けられる形になっています。細かくランキングを見ると、ソフトバンクは僅差で2位の部門が多いのに、品質が悪いように見えてしまうのがかわいそう。

石野氏

石川氏
 楽天が首位を取っているのは、アップロード・スピード・エクスペリエンス。FDDで登りに帯域があるから、アップロードだけ早い。ドコモはエリアは広いので、「カバレッジ・エクスペリエンス」と「5Gカバレッジ・エクスペリエンス」で首位になっている。

 まんべんなく頑張っているKDDIが、10部門で1位を取れていて、個性があまりないソフトバンクが2番手になっている。

法林氏
 ネットワークに個性があっても困るけどね(笑)。

法林氏

石川氏
 ネットワーク品質がいいキャリアに関しては、通信料を値上げしてもあまり反発がない。KDDIは1年間で500億円も収益が上がっていて、代理店にもお金が回るようになったので、みんながハッピーになっているとのこと。

石野氏
 ソフトバンクはこれから値上げをして、最大1000億円くらい収益が上がるみたいです。KDDIが、代理店やパートナーに還元すると言っているのに対して、ソフトバンクは還元の話が弱い。あと、値上げ前に営業利益が十分上がっているのがツッコミどころですね。ペイトクに移る人が多くて、値上げ前でもモバイル事業はマイナスになっていない。ちゃんと還元してくれるならいいですけどね。

 ともかく、ソフトバンクはまだわかりませんが、auは値上げをしてもユーザーが逃げなかった。みんながお金を払ってくれているので、ARPUも100円ほど上がっている。値上げが許されているのは、通信品質がしっかりしていて、特に不満がないからです。

石川氏
 KDDIとソフトバンクは、ユーザーを囲い込んで、無駄な販促費を払わない方針。赤字覚悟で顧客を取る方針から転換しています。ドコモはユーザーが逃げているので、販促費を積み増して、他キャリアから取っていかないといけない。はっきりと、2強と2弱に分かれてしまっている状態です。

石野氏
 通信品質が土台なんだなと、改めて感じます。ただ、ドコモも基地局の数を増やしたり、チューニングを入れたりと頑張っていますし、担当者の表情も以前より和らいだ気がします。

石川氏
 効果が出ているのかは、いまいち見えてこないけど。

石野氏
 あと、基地局をガンガン置いているので、チューニングが追いついていないようにも見えます。遅延も大きくなっていますし、700MHz帯の5Gが急に広がってしまったせいで、そこしか掴まないという人もいる。

法林氏
 ソフトバンクで言うところの、アンカーバンドの調整に苦労したという話と同じ。ドコモはまだ発展途上という感じだね。

石川氏
 基地局の数を打つのはいいけど、制御、コントロールができていない感じがする。

石野氏
 過渡期って感じですよね。

法林氏
 場所ごとに想定されるユーザーの数と、アンカーバンドと、そうでない4Gで通信をする領域を地域ごとに調整しなければならない。KDDI、ソフトバンクは時間をかけてやったけど、ドコモはこれから。よくなっていくだろうけど、まだまだ時間はかかる。

石川氏
 説明を聞く限り、ノキアの「MantaRay SON(LTE/5Gの運用システム連携を自動化するノキア製SONシステム)」が一番期待できそうでした。

石野氏
 そうですね。これがちゃんと動けば、もう少しよくなるかなと思います。ただ、容量別に基地局を出したけど、auよりは少なかったりと、追いついていない部分は多々ありますし、それはドコモも認めています。

法林氏
 そもそも、他社と変わらない数の基地局を打つと言っても、契約者数が多いからね。同じ数では足りない。

石野氏
 前向きに捉えれば、auにこれだけ負けているという部分を分析できているし、基地局投資にお金をかけられるようになったのは、前田社長になって改善された部分です。3年前は、小手先でどうにかするしかなかったですから。

石川氏
 3年前は、アンテナの角度をどうするといった話をしていたからね。それを見たときは、さすがに愕然としてしまいました。

法林氏
 お金をかけられるようになったのは大きいよね。

石川氏
 ただ、ahamoだけ遅いみたいな話もそうだけど、SNS上でのドコモのネットワークに対する不信感は相当なものになっています。ソフトバンクですら、繋がらない印象を払拭するのに10年以上かかっているので、ドコモが繋がらないというイメージが一度ついてしまったので、払拭するのはなかなか大変でしょう。

関口
 ドコモと言えば、5G SAのオプションが無料になりましたが、手続きが面倒ですよね。

石川氏
 まだ有料化しようという下心が残っている。

法林氏
 そこも出遅れているよね。これから挽回してねとしか言いようがない。

各社本腰を入れるミリ波展開と乗り遅れる楽天モバイル

関口
 5月27日には、KDDIとドコモが、ひとつの装置で両社の基地局からの電波を中継できる、共用中継器を開発したことを発表しています。

石野氏
 ドコモのプレスリリースでも、KDDIの名前が先に出ていることにびっくりしましたね。

関口
 KDDIが京セラと協力して作ったものに、ドコモが後乗りする形ですからね。

石川氏
 以前行われたソフトバンクの説明会でも、担当者は「ミリ波はみんなでアンテナを作りたい」というのが本音のようだったので、ミリ波はキャリアで相乗りしていくと思います。

石野氏
 ワイヤレスジャパンに中継器が展示されていましたが、高輪に置いてあるものと、ハードウェアは同じでした。周波数が違うので、それの技適認証とか、ソフトウェアの違いがあるだけとのことです。

関口
 はじめからKDDI専用で作っていなかったということですか。

石野氏
 同じ28GHz帯で、その中の周波数の違いだけなので、対応はできますよね。

法林氏
 あくまで中継器だからね。しかも、波長の短いミリ波なので、必要なアンテナの長さも短い。仕組みさえできれば、28GHz帯の中では使えるはず。

石川氏
 ミリ波の話だと、KDDIが山手線の車両内で5Gミリ波エリアを拡大する実証に成功している。これも面白そう。

石野氏
 聞いたところ、駅にミリ波を置くことで、車両が駅に入ってきたところで有効になるという話でした。これで、駅に人がたくさんいてもつながると。

石川氏
 なるほどね。KDDIはミリ波の拡大に本腰を入れているし、これはいよいよ……。

石野氏
 もしや……って感じですよね。

関口
 秋に向けて準備しているということですかね。

石野氏
 ソフトバンクもミリ波の実証実験のデモを公開しているし、布石が散りばめられています。

佐藤
 楽天モバイルはキャッチアップできますかね。

関口
 こういうとき、楽天モバイルが一緒にやるという話が、なかなか出てきませんね。

石川氏
 ミリ波もそうだし、Rakuten Linkの説明会では、RCSにも無関心でした。どうなんですかね。

法林氏
 説明会でも質問したけど、着信拒否ができない仕様は、結構、根に持っている人が多い。やらない理由がわからない。

石野氏
 着信拒否はできないし、PixelにSIMを刺しても、AIで応答する機能が使えない。

法林氏
 それに、迷惑電話の報告機能もない。

石川氏
 楽天からすると、Rakuten Linkは広告媒体になっている。楽天に出店しているお店から、いかに稼ぐかになっているので、ユーザーの不便は二の次になっている。

石野氏
 しかも、他社に電話をかけるほど、アクセスチャージが発生するはずなので、あまり使ってほしくないのかもしれません。

関口
 使ってほしくないけど、広告媒体として見てほしいと。

石川氏
 いろいろな営業電話がかかって来やすいプラットフォームということですよね。あえてそれを残している状態。

法林氏
 詐欺電話も受け放題。

石川氏
 迷惑電話の着信拒否設定をするためには、一度Rakuten Linkからログアウトしなければならないという話は、さすがにびっくりしました。

法林氏
 普段はログアウトしておいて、電話をかけるときだけログインしろってこと? さすがにありえないよ。

関口
 それだと、Rakuten Link同士なら無料と言われても、使いにくいですよね。

法林氏
 そもそもの設計が間違っている気がする。IP電話みたいな特定のアプリ(※技術はRCSを採用)でしか無料で通話ができないという仕組みが間違っている。

石野氏
 楽天の商品を勧めるのにはAIを使うのに、迷惑電話のブロックにAIは使わない。儲けるためにしかAIを使わないんだなと思ってしまいました。

 海外でも無料で電話ができるので、そういう側面ではいいサービスなんですけど、やろうとしていることと、ユーザーが望んでいることの乖離が激しい。広告プラットフォームとして、楽天エコシステムへのアクセスが増えたという話はあるけど、電話やSMS機能を使いたい気持ちでアプリを開いていきなり広告ページを見せられるのはつらい。広告を見る代わりにタダなので、仕方なく見ている感じが強くなってしまい、長期的に見て、楽天エコシステムに対する愛着につながるのかは疑問です。

関口
 my 楽天モバイルの機能も統合されるので、起動したくないのに起動する人が増えそうですね。

石野氏
 そうですね。LINEの企業アカウントにも言えることですが、コミュニケーションがとりたいアプリなのに、いやいや広告を見せられる。

法林氏
 Rakuten LinkはLINEのやり方をかなり意識しているよね。

関口
 これから、Rakuten Linkはどうなっていくべきですか。元の姿に戻るとか?

石野氏
 そうなると儲からないので、何のために提供をしているのかがわからなくなります。

石川氏
 タダで提供する代わりに広告を見てねというビジネスモデルだから。

法林氏
 あとは、ユーザー側が求めている基本的なところは、しっかりと対処して欲しい。迷惑電話対策、詐欺電話の拒否とかは、電話サービスとして提供するうえで必須。

石野氏
 今は、Rakuten Linkアプリを開いても、何のアプリかわからないくらい、広告が一面に表示されます。

法林氏
 電話アプリなのにね。

石野氏
 さすがに違和感がありますよね。電話代がタダなので、仕方ないのかなとも思いますが。

関口
 楽天は、Rakuten Linkをスーパーアプリと表現していて、これはPayPayとかも狙っているところです。スーパーアプリを目指すのであれば、決済系アプリのほうが適していますか。

石野氏
 決済系のアプリは、「スーパー」な部分がお金を使うところに限定されていて、ショッピング、税金の支払い、保険などが集まっているので、導線がわかりやすく便利。中国だと、WeChatアプリにいろいろなものが集まっていて、LINEも最近は似たような取り組みをしています。コミュニケーションを起点に、いろいろなものが集まっているのも、確かにわかります。

 ただ、今のRakuten Linkは、広告を起点にコミュニケーションをさせているような状態になっています。

石川氏
 楽天に出店している人たちを起点にしていて、そこにどう儲けさせるかという作りになっている。そのために、通話料をタダにしてユーザーを集め、AIで最適な広告を見せる。

石野氏
 RCSも、みんながグーグルのプラットフォームに乗っかって、iOSとAndroidで相互にやり取りができるようになっているのが、3キャリアとMVNOに広がっている。そのプラットフォームに接続できていないRCSの価値は何かと考えると、楽天は梯子を外されているようにも見えます。

関口
 梯子を外されているというか、仲間外れというか。

石川氏
 でも、それは楽天が望んでいることでもある。ただ空気が読めていない感じです。アップルのiMessageが強いので、そこと接続するためにグーグルが頑張った。3キャリアもそこに乗っかったという世界的な流れなのに、楽天はユーザーの立場ではなく、出店者の立場でRakuten Linkをやっている。

石野氏
 iMessageとGoogleメッセージを使うと、Googleの子会社のJibe Mobileを使うことになるので、グーグルに支払いが発生するはず。+メッセージを自社で開発するコストのほうが高いとのことですが、国内のコミュニケーションサービスを、グーグルに頼りきっていいのかなという視点はある。

石川氏
 それを言ったら、プラットフォーム自体をグーグルに頼っているからね。

石野氏
 そうなんですけど、利用情報の一部がグーグルと共有されるといった規約になっているので、そこまでグーグルに譲り渡していいのかなとは、ちょっと思いましたね。メッセージの中身までは見られないようですが。本当は、もっと+メッセージに力を入れるべきだったのかな。

期日が迫る楽天モバイルのKDDIローミング

法林氏
 楽天で言えば、決算会見で話があった、KDDIローミングの話も気になる。

石川氏
 相変わらず、KDDIの松田社長の言葉をどう読み取るべきかが難しい。「ローミングの役割は終わった」と。ただ、三木谷さんも「楽天モバイルユーザーに迷惑をかけるわけにはいかない」という話も出ています。松田社長は、副回線やpovoを提供することもあり得るとしています。

法林氏
 三木谷さんとKDDI前社長の髙橋さんはコミュニケーションが取れていたけど、三木谷さんと松田さんは、あまりコミュニケーションが取れていない気がする。なので、ローミングをやめる代わりに、「povoはどうですか」という話が出てくるのでは。

石川氏
 楽天モバイルユーザーにpovoを提供すると、KDDIにとっては、乗り換えのきっかけにもなるので、プラスに働く。楽天にとっても、ローミング料を支払わずに済むのでプラスです。

法林氏
 しかも音声サービスはいらない。データ専用のpovoでいい。

石川氏
 そうです。KDDIからすれば、ローミング収入は下がる一方なので、povoを提供して、プラスに持って行ったほうがいい。

石野氏
 とはいえ、どうやって楽天モバイルユーザーに、povoを提供するのかという疑問はありますね。

石川氏
 そこでRakuten Linkでしょう。Rakuten LinkにpovoのSDKが組み込まれる(笑)。

石野氏
 Rakuten Linkからpovoのトッピングが買えると(笑)。すごい世界ですね。

法林氏
 松田さんのpovoを提供という話は、あまりローミングを続けたくないのが透けて見えつつ、「お金を払うんなら、提供してもいいですよ」という考えなのかな。そこでpovoを出せるのは、材料を持っているKDDIならではだし、落としどころとしてはあり。

 あとは、実際に楽天モバイルのユーザーが、povoを使っていることをあまり意識せずに使える仕組みさえできればいい。

関口
 使う人はお金を払うという形を作ればいいということですね。

法林氏
 ただ、だれがどういう形でお金を徴収するのか。povoの仕組みの中で決済をするのか、楽天モバイルのキャリア決済でpovoが買えるようにするのか。

石野氏
 そうすれば、ユーザーとしては請求もまとまりますね。

関口
 Rakuten Linkにau回線機能が追加されたら、買う人は出てきそうですよね。

石野氏
 楽天ペイで支払えれば、最終的な財布は同じですからね。

石川氏
 「最強povo」ね(笑)。

法林氏
 povoは、KDDIのサービスだけど、決済サービスはほとんど結びついていなくて、登録するクレジットカードはなんでもいいからね。

石野氏
 しかも、銀行引き落としではなく、ペイディなんですよね。

石川氏
 仕組みとしては面白くていいんですけど、結局ユーザーに迷惑は掛かっていますよね(笑)。

関口
 手間はかかっていますからね。

法林氏
 でも、この7年間、安く楽天モバイルを使ってきたツケということだよね。

石川氏
 あと、松田社長としては、今の楽天モバイルのネットワークは、KDDIが支えていることを楽天ユーザーにアピールしたい。povoの提供、ローミングの終了は、結果としてKDDIのプロモーションになる。使い放題の楽天モバイルを使うのか、KDDIに乗り換えるのかを、ユーザーに選んでもらうことになります。

関口
 ローミングが終了するとしたら、告知が必要になりますよね。

石野氏
 もちろんです。

石川氏
 今年の9月いっぱいが期限になっているので、延長するとしても、そろそろ告知があるはず。

法林氏
 やってもらわないと困る。

石川氏
 本当は決算のタイミングで出すかなと思っていました。

関口
 ただ、今回の決算会見では、三木谷会長が過去形でお話しされていましたよね。

石野氏
 そうですね。僕もそこが気になりました。「お世話になりました」といった表現でしたね。

関口
 松田社長も「役割を終えた」としていますし、節目を迎えた感じがしますよね。

石川氏
 ローミングが終了して、楽天モバイルのネットワークはよくなっていくのかな。年間売り上げが4000億円ちょっとで、基地局に2000億円をつぎ込んでいたら、結局黒字にはならない。

石野氏
 あと、ドコモは700MHzを持っているので、基地局を立てさえすれば、5Gの広いエリアが作れますが、楽天モバイルは4Gから転用する周波数がほぼないので、5Gを面展開するのが難しい。

法林氏
 5Gだけで広げていくのは厳しいけど、4Gでアンカーバンドをするほどの帯域はない。そもそもの話として、無理があったのでは。

石川氏
 行き詰っている感じがしますよね。

関口
 5G SAも始まっていないですよね。

石野氏
 今年中に始めると言っていますが、今のSub6のエリアを考えると、SAとNSAを行ったり来たりする可能性があるので、心配になります。転用エリアがないですからね。

法林氏
 楽天モバイルとしては、自分が持っている周波数でどうにかするしかないから、1.7GHzをやりくりするのか、全国各地を5Gで埋めるのか。

関口
 そう考えると、総務省はなにもしないんですかね。

石川氏
 他から電波を引っ張ってくるしかないですよね。

関口
 楽天がどうというより、だれがやっても厳しいですよね。

石川氏
 無理ですよ。

法林氏
 そもそも、3社に5000万以上のユーザーがいるのに、免許取り立ての企業が数年で勝てるわけがない。

石野氏
 ただ、物価も上がってきているので、安かろう悪かろうでいい人が集まれば、成り立たなくはない。

法林氏
 よくなかったのは、ユーザーが通信をしてくれればいいという考えが、楽天モバイルにあった。KDDIローミングをするときに、アンテナピクトは楽天のままなので、ユーザーはKDDIローミングを利用している感覚が乏しい。このままローミングが終了したら、一気に繋がらない感覚が広がってしまう。

石野氏
 移動基地局車をあちこちに置きますか(笑)。移動基地局車は、フル装備にしなければ、しょぼい車でもいい。

法林氏
 そうは言っても、楽天モバイルが持っている周波数から考えると、相当無理がある。

石野氏
 手押し車にStarlinkと基地局を積んで、出張基地局を作るしかない。

石川氏
 Starlink忍者を配置すると。そこはASTじゃなくて、Starlinkなのかよっていう(笑)。

石野氏
 そういえばASTも始まりますね。

関口
 屋外で、遮蔽物がなければということですかね。

石野氏
 ただ、プラチナバンドなので、結構回り込むという話もあります。速度は出ないでしょうけど。

関口
 パケ詰まりと勘違いされそう。

石川氏
 衛星はマックスで45基程度で、24時間繋がり続けるわけではない。それで絶えず衛星に電波を飛ばしたら、スマホのバッテリーも消耗するでしょう、ASTを始めたことで、変な混乱が起こりそう。

石野氏
 しかも3MHz幅ですからね。

石川氏
 そうそう。地上の1.7GHzと衛星の700MHzで、うまいことチューニングができるのか。

石野氏
 圏外にならないという見せかけの効果はあるかな。数カ月は、エリアが狭くなっていないという誤認を与えられるかもしれませんが、だんだんと遅さが引っかかり始めるはずです。

石川氏
 1200万回線で頭打ちかもしれない。

石野氏
 そうですね。プラチナバンドの収容数も超えてしまいます。

関口
 決算でも、投資計画は出しますが、5G基地局の話を細かくしてくれないですよね。

石野氏
 投資計画を見ると、かなり詰んでいる状態なので、すでにまずい状態なのかなと勘ぐってしまいますよ。