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LCCの無料スターリンクで399Mbps、ZIPAIRの機内Wi-Fiが快適だった
2026年7月27日 00:00
ここ最近、衛星通信サービスであるスターリンクを機内Wi-Fiの回線として導入する航空会社が増えている。そんななか今回、国内の格安航空会社であるZIPAIRでスターリンクを試す機会があった。実際に体験したところ、機内の過ごし方がこれまでと大きく変わるような気がした。
搭乗したのは成田空港17時ちょうど発のバンコク行きのZG051便。シートベルトサインが消えたのち、早速、5G時代のキラーアプリである「Speedtest」を立ち上げ、速度を測ってみたところ、10Mbps程度しかなかった。
ただ、実際にYouTubeやNetflixを見るのには申し分なし。思わず、iPhoneのFaceTimeビデオで家族と通話してしまったほどだ。このビデオ通話も遅延することなく、ほぼリアルタイムに会話が可能であった。
周りを見渡すと、結構、YouTubeやSNSを使っている人が多かった。もはや、ZIPAIRの機内では当たり前のようにインターネットにつなぎ、動画やSNSを楽しむスタイルが定着しているようだった。
このフライトの2週間前、国内大手の航空会社でアメリカを往復した。もちろん、機内Wi-Fiも整備されていたが、メールなどがやっとで、動画やSNSを楽しめるような速度は出ていなかった。しかも、フライト中、ずっとネットにつなぐには20ドル以上かかるというのも残念な点であった。その点、ZIPAIRのスターリンクは無料だ。
帰りの便はバンコク23時10分発成田空港行きのZG052便。深夜の出発ということもあり、自分は着席するや否やすぐに寝落ちしてしまった。3時間後に目が覚めたのだが、機内は暗く、ほとんどの人が眠っていた。
これまた「Speedtest」を立ち上げたところ、最高で399Mbpsを記録するなど、文字通り「爆速」であった。動画の視聴もスムーズで、無駄に高画質な配信を選んでしまったほどだ。
往路と復路で、これほど通信品質に違いが出たのはちょっと謎でもある。機材の調子なのか、飛行位置の問題なのか、それとも利用者が影響しているのか。
確かに深夜便ということで、ほとんどの人が寝ていて、スマホやタブレットを見ている人というのは往路便に比べるとかなり少ない。機内でどれだけの人がWi-Fiにつないでいるかで、通信品質が左右される可能性がありそうだ。
正直、ここまで快適にネットにつながるようになると、これまでみたいに「ネットにつながらないから仕事ができない。飲んで寝よう」という言い訳ができなくなる。ただ、「見たくもない機内ビデオを延々と見る」という苦痛からは解放されるだけに、スターリンクを作ったイーロン・マスクには感謝しかないのだ。

