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auが最多10部門で単独首位、楽天はアップロードで独走 Opensignalの調査

 英Opensignalが公開した、2026年4月版の「日本モバイル・ネットワーク・ユーザー体感レポート」でau(KDDI)が最多部門で受賞した。

KDDIが最多、アップロード最速は楽天モバイル

 KDDIは、全18の主要部門のうち単独勝者10部門、共同勝者1部門を獲得し、国内トップの受賞数となった。ネットワークに接続して基本的なタスクを完了する能力を測る「信頼性エクスペリエンス」では、1000点満点中967点を記録して単独勝者となった。

 また「一貫した品質」部門でも88.3%のスコアを記録し、ソフトバンクを上回って単独勝者の地位を維持した。ビデオ、ライブビデオ、ゲーム、音声アプリの各体験部門においても、全体および5Gの両指標で単独首位を獲得している。

 ソフトバンクは「ダウンロード・スピード・エクスペリエンス」で65.1Mbpsを記録し、前回のレポートから速度が17%アップした。ユーザーが5Gネットワークにアクティブに接続している時間の割合を示す「5G利用率」においても単独勝者の地位を維持した。

 楽天モバイルは、「アップロード・スピード・エクスペリエンス」において全体で15.8Mbps、5Gで23.8Mbpsという高いスコアを出し、他社に対し圧倒的な差を付けて首位を維持した。

ドコモは改善の最中

 NTTドコモは「カバレッジ・エクスペリエンス」と「5Gカバレッジ・エクスペリエンス」の両部門で単独勝者となった。速度面では、5G単独のダウンロード速度で159.1Mbpsを記録。また、同社とauはユーザーがネットワークに接続できている時間の割合を示す「ネットワーク利用率」において、共同勝者となった。

 ドコモは、カバレッジで優位にもかかわらず「一貫した品質」では評価が低い。これについてOpensignalは国内で見れば低いものの、グローバルで比較すればそれでも非常に高いスコアだという。日本市場の競争が激しく、KDDIやソフトバンクはそうした指標でグローバルリーダーであることなどが影響していると説明する。

 また、周波数帯の問題やネットワークを増強している最中でもあり「ドコモは結果をよく認識しており、改善に努めている」と現状認識を示した。

3G終了で4G/5G強化に期待、MNP先は多くがMVNO・サブブランド

 3月にドコモがFOMAを終了したことで、日本国内では3G回線は停波した。これにより、旧3G用の周波数帯の転用が進むとみられることから、コストを削減しつつ4G/5Gの容量や速度の向上が期待できるという。

 また、山手線近辺でのスコアはKDDIとソフトバンクが「一貫した品質」と「信頼性エクスペリエンス」「ダウンロード速度」で最高スコアを記録した。楽天モバイルは「アップロード速度エクスペリエンス」で14.4Mbpsを記録して1位となった。

 携帯電話各社のなかで、楽天モバイルのシェアの伸びは安定しており、2025年1月~2026年3月にかけて15カ月間で1.07ポイント上昇、2025年11月には市場シェア5%を突破した。そのほか、MMNPでは大部分をMVNOと大手のサブブランドが獲得したものの、大手メインブランドも2025年後半から顧客獲得の勢いは復調基調にあるという。