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ドコモの通信品質は復活途上、25年度の成果は「5G基地局は5.2万局突破」「山手線のスループットが77%向上」
2026年5月8日 19:14
NTTドコモは5月8日、2025年度決算および2026年度の重点取り組みについて説明会を開催した。前田義晃社長からは、課題が指摘されている通信品質について、これまでの対策とその成果が紹介された。
2026年3月末の3Gサービス終了に伴い、800MHz帯(プラチナバンド)をすべて4Gに転用することで屋内や地下の通信品質を向上させるほか、5G基地局の構築ペースをさらに加速させるという。
通信品質向上と5Gネットワークの拡充
3Gサービスの終了に向け、周波数の最適再配置が進められる。
これまで20MHz幅だった800MHz帯の4G帯域は、3G停波後の2026年3月31日から30MHz幅へと拡大する「フルLTE化」が実施される。3G用だった10MHz幅が、そのまま4Gへ転用されるかたち。
これにより、屋内や地下での通信容量が従来の1.5倍に拡大し、つながりやすさがさらに向上するという。
5G基地局は15%増
5Gネットワークについては、5G専用で6GHz帯以下の周波数であるSub6帯域と、4G周波数の転用を組み合わせた展開が加速される。
2025年度には、前年度と比べ15%多い、約6800局の5G基地局が新たに構築され、年度末の累計基地局数は約5万2300局に達した。このうち4Gからの転用は1万5000局(前年度末1万2000局)、Sub6は3万7300局(同3万3500局)となった。
2026年度は構築ペースをさらに上げ、5G専用の設備で構成される「5G SA(スタンドアローン)」エリアの拡大にも注力する。
ただし具体的な数字までは示されず、前田氏は「5G開始時の基地局自体が5G SAに対応していないケースもある。2026年度は、他社さんと同じようなレベルにしたい。まず人口集中地域での対応が優先ですから、首都圏・大阪府あたりからしっかり進める」と語った。






