スタパ齋藤の「スタパトロニクスMobile」

Geminiのおかげでガーミンのサイクルコンピューターの”わかんない感”がスーパー簡単になった件

 サイコンが欲しいゾ!!! 自転車用のコンピューターだっ!!! サイクルコンピューターが欲しいッ!!! と思ってGarminのEdgeシリーズ・サイクルコンピューターを物色していたら思い出した。俺、GarminのEdge 840(のソーラーじゃないほう)を買ってた。そして死蔵してた。

購入して死蔵していたサイクルコンピューター(サイコン)Garmin「Edge 840」。タッチ操作とボタン操作に対応したカラー表示のGPSサイコンで、デバイス単体でのルート表示・作成・ナビや、高度なトレーニング機能を備えたハイエンド系の機種。現在はより視認性・操作性に優れた後継機種として「Edge 850」がある。
Edge 840のサイズは横57.8×縦85.1×厚さ19.6mmで重さは84.8g。最大約26時間使用できる。最新機種ではないが、現在も販売されており、センサーなど必要なものが一式揃ったバンドルキットが7万円くらい。
Edge 840を自転車に装着した様子。昼間も夜間も視認性がよく、タッチ操作の操作感も良好だ。

 このEdge 840を買ったのは2年前。サイコーにイカシてたまらねえe-bikeを買ってテンション上がって勢い余ってサイコンも買った、というドーパミン快感的な記憶はあるが、ほかの記憶は全然なく、死蔵品を見て「ええっやっぱ俺ってコレ買ってたんだ!!!」と驚いたりした。しかも一度開封した痕跡があるものの、未使用で死蔵していたもよう。

 よくあるアレである。ホレ、若くして新車買ったりすると勢い余って洗車用具一式とワックスと車内清掃用品とかをトランクに入らないくらい買ったりするが、その後ちょっと洗車してワックスがけしたらメンドクサくなって以降は用品を死蔵して洗車機ばっかり使う的な。

 俺の場合もスゲくサイコーにイカしまくって激ヤバなe-bikeを買ってテンション上がって……という感じ。そのe-bikeでは現在でもマキシマムサイコーな感じで走っているが、サイコンは買ったけど使う前から面倒になって死蔵した、みたいな。

2年前に納車されたトレック(TREK)のe-bike「Rail 9.7 Gen 4」。初心者でも激坂&悪路のトレイルを愉快に楽しく走破できるサイコーなe-MTBである。写真は愛車で、納車時にショップでカッコよくディスプレイさせてもらって撮った。
「Rail 9.7 Gen 4」の納車日の引き渡しまでに少し時間があったので、ショップのバイクプラス所沢店内を見物。
そしてサイコンを発見。「あーサイコンがあるとRail 9.7で迷子知らずの山道散策とかできるなー(でもiPhoneでもできるかー)」と思ったり。
当時のGarminポップ。「タッチスクリーンなんだー、店舗情報とかも入ってんだー(iPhoneで店舗とか探しまくれるけど)」と思ったり。

 ふぅんサイコンねぇ……とは思ったが、そんなの全部iPhoneでできる時代だしなぁ、と。そこへEdge 840実ユーザーのバイクプラス所沢店スタッフが。ご自分のEdge 840の表示とか見せてくれて、タッチ操作させてくれて、そして俺はEdge 840への興味を急激に増していって……という記憶があるような気がするが、わりと決定打だったのが、ANT+(デバイスからホストに対してブロードキャストで行われる超低消費電力近距離無線通信規格)でフロントライトやリアライトを自動オンオフできるという点、だったと思う。「え、ANT+対応ならライトがサイコンと連動する?」「そうなんスよ〜すごい便利で〜」、ということでガスッとEdge 840を買ったような記憶がある。

 ちなみにこの季節にiPhoneをサイコンとして使うと高気温などによるトラブルが発生する可能性がある。炎天下でiPhoneをサイコンやナビとして使い続けると、iPhoneの内部温度が一定以上となって画面上に「高温注意 iPhoneの本体温度が下がるまでお待ちください」といったメッセージが表示されて一定時間(冷めるまで)使えなくなる。Edge 840のような本格的なサイコンは炎天下で高温になってもトラブルが起きにくいといったあたりも専用機の強みだ。

Edge 840とANT+対応のライト類。サイコンであるEdge 840から、各ライトの自動オンオフや点灯モード変更が行える。Edge 840をオンにすればライトもオンになったり、ライトに触れずに(自転車にまたがったまま)点灯モード変更などのリモートコントロールを行える。

 だが、Edge 840を死蔵していた。それわぁ、なんかぁ、えっとぉ、説明書? クイックスタート? とか読んだら用語全然わかんないしぃ〜ANT+とかの項目もよくわかんないぃ〜まあiPhoneとApple Watchあればサイコンとして十分使えるしぃ〜ライトは指でオンオフすればいっかぁ〜? とか思ってしまったような記憶がある。

 そして現在。サイコンが欲しいゾ!!! ……てか、持ってたわ。という段階。

 ここで思ったのは、「イチからGarminのサイコンの使い方を覚えていくのもカッタリぃなあ」「あっ箱も中身も新品同様だからこのまま売却?」といったこと。それが俺にとってもサイコンにとっても最も納得がいく流れかも。

 しかし同時に思ったのは、「でもAI使えばEdge 840すぐ使いこなせちゃったりしない?」ということ。最近、Google検索のAIモード(Gemini)に機材の使い方などを訊くことが多く、一発で「そうそうソレを知りたかった」という回答を得られる確率が非常に高くなっている。

 そこで、AIにEdge 840についてアレコレ訊きつつセットアップ。さらに走行中にもAI頼りでサイコンの使い方を質問した。結果、予想を遥かに超えたスピードと効率の良さでEdge 840を使えるようになった!!! ので、今回はそーゆー話を。

全部忘れてる感じの俺、俺のかすかな記憶を掘り起こすAI

 ほぼ新品未使用状態のEdge 840を充電して電源オン! あー言語設定ね……と思ったが、ここで思い出したのが「Garminのサイコンは独自用語とか専門用語とかばっかりで初期設定の言語設定直後から何がなにやらわからない」ということ。

 もちろんいつもGarminサイコンを使っているユーザーならサクサクと設定を進めていける(どころか使っていたGarminサイコンから新たに使い始めるGarminサイコンへのデータ移行も超絶簡単)と思う。だが、もう15年以上もGarminサイコンを使っていない「ほぼGarmin初心者」の俺は、めでたく日本語表示されたEdge 840を見て「やっぱり全然わかんないから処分したい」的な気分に。

 でもまあGoogle検索のAIモード(Gemini)に丸投げすることに。「Edge 840を初めて使う。初めて電源を入れた。最初はなにすればいいの?」と訊いてみたら、電源の入れ方から言語設定のしかたまで全部教示してくれつつ、次のステップはスマホとの接続だョ! Garminのアカウントつくって、身長や体重なんか入れてネ! その次はセンサーの接続と画面表示のカスタマイズだョ! ほかにも便利設定あるからやってみて! とか。

Edge 840など今どきのGarminサイコンはスマートフォンと接続して設定やコントロールができる。アプリはGarmin Connect。走行の記録なども詳細に記録・閲覧できる。なお、Garminのアカウントは持っていて、それをGarmin Connectに入れたら2011年以前の「Garminサイコンの走行ログ」が現れて驚いた。

 それらを全部やった。あらま! もう走れる状態……だけどまだ自転車にセンサー類を装着していない。てゅーか自転車のハンドルとかにEdge 840を着けてもいない。

 えぇぇぇ〜サイコンってこんな簡単に準備できちゃうのぉ〜? なんか以前はもっと苦労したような……あっ思い出した、アレだ、あの儀式はどうなんだ、タイヤ周長の計測。

 俺の脳内にはサイコンに対するネガティブな記憶として「正しいタイヤ周長の入力」というのがある。サイコンに走行距離やスピードを表示させるために、タイヤの外周の長さ(周長)を入力する必要がある(あった)のだ。

 タイヤ周長はどうなのよGemini? 「屋外を走るだけであれば、タイヤ周長の入力は一切不要(「自動」のままでOK)」。なんで? 「GPSサイコンなのでGPSにより移動距離やスピードが割り出されるからです」。あ〜っソレだ、そーそーそー、そうだった! 前のGarminサイコン(Edge 705)とかもそうだったわ〜、と完全にサイコンについてのアレコレを忘れている俺なのであった。

 ちなみにその後もAIは、Edge 840でのタイヤ周長の手動入力が必要なケースや入力方法についても教えてくれた。ローラー台しか使わないとか、MTBで荒れたクネクネ道を走るときとか、レースなどでGPSの僅かな誤差も排除したいときとかに手動入力が必要だそう。なるほど、ごもっとも。

 あっでもスピードセンサーとケイデンスセンサーって、ホイールとかにマグネット装着しなかったっけ? アレってどうなのよAI?

 すると「現在のスピードセンサーやケイデンスセンサーは内部の加速度センサーにより「遠心力」や「傾きの変化」を感知して回転数を計算していますので、マグネットは不要です」と。あぁそうだ、それに驚いたという記憶が蘇った。

 そういうスピードセンサーやケイデンスセンサーが出てきたのはいつごろ? 「スピードセンサーやケイデンスセンサーでマグネットが不要になったのは、2014年の春頃(5月)からです。Garmin(ガーミン)が世界に先駆けて、マグネットを一切使わない新型センサー(加速度センサー内蔵モデル)を発表したことで、スポーツ自転車界の常識が大きく変わりました」とのこと。

 そうだ! 思い出した! そのセンサーだけ買ったよ! 「マグネットなしだぜ〜ゴムバンドでクランクやハブにセットするだけだぜ〜」というビッグニュースが飛び交って速攻で買った白黒の記憶が今、カラーで再現されたッ!!! そのセンサーを買ったけど死蔵したという記憶も蘇ったゼ!!! そしてその死蔵センサーが出てきて、一気にGarminセンサー大尽となった俺であった。

今どき的なサイコン用センサー類はマグネット不要。付属のゴムバンドや結束バンドなどで自転車に対して容易&シンプルに固定できる。

 といった調子で、Geminiはサイコーに手短&時短&高密度で、俺にサイコン絡みのアレコレをズギャッと教えてくれたのであった。AIって自転車に乗ったこともないクセして……ていうか、先人の試行錯誤と知見を大量に学習し、その適切なトコロいいトコロだけをまとめて提示してくれる2026年の検索エージェント超絶スゲぃ! と思って止まない数時間であった。

 というのは、ほぼGarmin初心者がほぼ新品未使用のEdge 840の電源オン! としてから1〜2時間くらいで、Edge 840がバッチリ使える状態になったし、自分が必要な部分を理解できたからだ。以前は……初めての機種のサイコンとなると、試行錯誤しつつイジって半日くらいしてやっと「はぁなるほどねえ」くらいにわかり、実装して実走を数度繰り返してようやく「ちゃんと使えるようになった」という段階に至ったと記憶している。

製品説明書とAI、それぞれの説明をどう使うか?

 AI丸投げな感じでEdge 840のセットアップを終えた俺は、自転車に装着前のEdge 840とセンサー装着を前にして、「一応はEdge 840の説明書に目を通そうかな」と考えた。最近のGarmin製品は「いいよねっと時代」(「いいよねっと」は2000年4月〜2017年にあった米Garmin日本国内販売総代理店で日本のGPS市場を加速的に切り開いた会社/2017年にガーミンジャパン株式会社と統合)と比べると、Garmin本体による日本市場向けサービスが活発で、付属の説明書より扱いやすいWeb版説明書が当然のごとくあって昔のGarmin製品ユーザーである俺はビックリ。

 ただ、Garmin製品に限らず、特殊性がありつつユーザーもさほど多くないサイコン市場においては、各製品ごとに方向性が違っていたり、製品の機能名なども独自だったりする。そんな感じなので、製品説明書を読んでみても「え? ソレってこの機能の名称なの?」などと、そもそも用語がわからなかったりする。

 そこでもAIを使った。たとえば「Edge 840のトレーニングページってなに? どうやって表示させるの?」とか訊くと「走行中に速度、距離、心拍数などの様々な数値を表示する画面のこと」などと返し、トレーニングページの表示・追加方法なども教えてくれた。「走行中じゃないと表示できない?」と訊くと、「自転車に乗っていない室内や、自宅のデスクの上でも、電源が入っていればいつでもトレーニングページを見たり、設定を変更したりできます」と言い、その方法や付随する情報も答えてくれた。

Edge 840のホーム画面。AIに訊いたら「Garmin公式ではホーム画面というが、文脈やユーザー間ではトップ画面/トップページ、メイン画面/メインメニュー、待機画面」と呼ばれることもあるそう。その理由まで説明してくれた。
こちらはトレーニングページ。走行中のデータをひと目で把握できる情報ページだ。
トレーニングページは追加や削除やカスタマイズが可能。表示項目を少なくして大きめ文字の老眼対応トレーニングページをつくることもできる。Edge 840は左右ページのスワイプ切り替えがスムーズでクイックなので、老眼対応ページを各データごとに複数ページつくって切り替えて使うのも現実的だ。

 AIはEdge 840の説明書はもちろん、多数ユーザーの経験や報告なども無数に読み込んで学習しているので、「この表示ってなんて呼ぶの?」くらいは楽勝で答えてくれる。大したことない感じだが、ユーザーにとっては強烈なほどの「時短」になる。

 以前は初めての用語に遭遇したとき「この表示のことかな?」と「半分かり」みたいなケースがあった。そしてその用語に関連するいくつかの文脈と遭遇しつつ「あーやっぱりこの表示のことを言ってるんだ」と理解していった。

 だがAIに訊くとかなり正確な結論がわかる。ユーザーが「文脈と接しながら用語が指す事柄を理解・確定する」というステップが不要になる。AIに訊くとぜ〜んぶそうなるので、ものすご〜く「時短」になる。

 まあ、途中のステップがあったから付随する事項も同時に体験しつつ学べるなどの副次的な効果はあると思うし、またソレ自体を楽しむというスタンスもある。でも「コレを知っておく必要がありそうだ」という義務が前提なら、途中のステップは時間の無駄とまで言わないが、削減できる工数とは言えるだろう。

Geminiに訊きながらEdge 840を使うの図。話しかけると答えてくれる「Edge 840説明エージェント」としてたいへん有能なのであった。


 ただ、AIの答えにもときどきズレがある。たとえばEdge 840について訊いたのに「どうやらAIはEdge 850について答えたっぽい」といったケース。そのあたりは人間が持つベースの知識が重要で、つまりは「Edge 840とEdge 850があって、だいたい同じだが、ちょっと違う」みたいな知識がないと、AIの回答を信じ込んで細かなミスや混乱が起きたりする。場合によってはその人間にとって「AIの回答をそのまま適用したら生活上の信頼を失った」的なクリティカルな失敗になってイロイロと「終わる」可能性もあるだろう。

 でもまあ最近のGeminiはかなり正確な回答をするし、だいたい信頼できますけどネ。趣味のコトなら間違った回答でも大したことにならないし、まあ趣味だったらAIの間違いを見抜ける程度の知識は持っていることが多いと思う。ともあれ今後も俺的サイクリングにぜひAIを使ってゆきたいッ!!!

実際にEdge 840を使うと? 細かな鬱憤もAIに丸投げ解決♪

 AIに訊きつつのサイコン準備を完了してサイクリング開始。この時期は早朝から走り出しても暑いし汗だくなので、頻繁な水分補給と小休止が非常に大切ッ!!!

夏場のサイクリングは高気温と高湿度と強い直射日光が大敵。なので日の出頃には既に走り出すサイクリングとなっている。早朝のサイクリングは猫をはじめとする薄明薄暮性動物との遭遇率がメチャ高くて楽しいョ!
ちょっと日が出てくると猛暑な感じに。木陰を見つけてはこまめに小休止している。また現在ではAIを使うための小休止ともなっている。
最近は早朝のサイクリングばかりしているが、その要因がこの猫ちゃん。拙宅猫みたまちゃんだが、絶対に3:00には俺を起こすのである(ごはん要求)。非常にニャわいいので俺は起き、じゃあ早朝サイクリングにゃ〜というコトで走り出すパターンになっている。

 セットアップが完全に完了したEdge 840を使い、実際にサイクリングをしてみたら、便利に使えたものの、細々した鬱憤がポツポツと出てきた。「この挙動がこうなったらいいな〜」的なもの。

 そこでAIに訊いた。「Edge 840のトレーニングの記録スタートとポーズを自動にできませんか?」としたら、「できます」と。その設定方法を手短に教えてくれて、デフォルトでは自動スタート/ポーズとなっていない理由まで説明してくれた。ともあれ、自動にしたら、サイコンに一切手を触れずにサイクリングの正しい走行記録が取れて非常にスッキリした。

 そういえば……と思い、Apple Watchについても訊いてみた。Apple Watch Ultraでもサイクリングの記録(ワークアウトの記録)を行っているが、信号待ちなどでは記録のポーズ/再開を「サイドボタンとアクションボタンの同時押し」で行っていた。AIにソレを自動化できないのかと訊いたら一瞬で自動化の方法を答えてくれた。

Apple Watch Ultraでもサイクリングの記録を行っている。ワークアウト記録のポーズ/再開は「サイドボタンとアクションボタンの同時押し」で行えるが、これを自動の設定にすることもできる。

 あら便利♪ って「自動でポーズ/再開もできるんだろうけど、まあサイドボタンとアクションボタンの同時押しでいいか〜」と思って「メンドクサイので調べなかっただけ」ではある。でもAIを使ったら、サイクリングの休憩中にiPhone(のGoogle検索)に口頭で訊くだけで解決した。これからは「面倒」と思ったら全部AIに訊こうっと♪

 ともあれ、俺的サイクリングルート中にはいくつかの車道横断があり、そこでEdge 840もApple Watchもポーズ/再開操作を行わずに済むようになって非常に快適だ。また「記録のポーズ/再開操作が面倒だからギリギリな感じだけど横断しちゃえ!」みたいなこともなくなり「ま、安全第一で少し待とう」となって安全性も向上した。

 ただしサイクリングでのApple Watchワークアウト記録の自動ポーズ/再開は、停車と走行開始のタイミングが遅く、その分「平均速度」が遅くなるなどの影響は出る。でもEdge 840は停車と走行開始の判定が厳密なのでそういった影響はほとんど出ず、データの精査はEdge 840の記録から行えばいいと考えている……けど精査なんてしないんスけどね〜サイクリング中に猫と遊んだりハトと戯れたりするテキトーなポタリングなので♪

 それと、老眼なので、Edge 840の標準トレーニングページでは文字が小さくて走行中にしっかり視認できない。せっかくEdge 840使ってるのに表示がよく見えないなんて! と思って木陰に入るや否やAIに相談したら、一発で解消。なーんだ1分くらいで文字デカく設定できたじゃ〜ん! みたいな。

 そんな調子で小休止毎にAIにサイコンの設定方法などを訊いて実践。Edge 840の不要なトレーニングページの消去/非表示方法とか、Apple Watchをワークアウト記録中に腕から外して充電したらどうなるのかとか、AIにあれこれ教えてもらった。サイクリング終了時には「なんかこれガチなサイクリストの設定になってない?」みたいなコナレ感が得られた。

 とかやって過ごしていたら、ChatGPTライブ(聞きながら話せる全二重(フルデュプレックス)会話機能)も登場。使ってビックリこれもう人間! これからはChatGPTと話しながらのサイクリングもアリなのかも! いやGeminiライブでもいいんスけど。

 ともあれ、ぼっちなサイクリングでも、超絶先輩サイクリスト的なエージェントや、いつでも和やかに会話ができる人工フレンドと、一緒に走れる時代に。ヘルメットにLAZER(レーザー)「VeloVox(ヴェロボックス)」のような耳を塞がないタイプのインカムを装着してAIと会話しながらのサイクリングもありかもしれない!

LAZER「VeloVox」はサイクリスト向けの非常にコンパクトなコミュニケーション&オーディオシステム。サイクリング中に仲間とハンズフリーで会話できるインカム機能のほか、ステレオで音楽を聞いたり通話したりするためのイヤホンマイクとして使うこともできる。価格は2万8600円
ヘルメットのあごヒモに装着して使う。耳を塞がないカタチで使用でき、風切り音などを除去して声だけを明瞭に伝える機能も備わっている。

 ってまあ、のんびり自転車に乗って風景を見て自然の音を聴いてのサイクリングが好きな俺ではあるんスけどね。でも、便利さオモシロさが加わると、ついついアレコレとガジェットが加わりがち。ともあれ、サイコンに限らず、「ちょっと調べるの面倒だけど知りたい」全般に、今どきのAIは超役立つので、ゼヒ!

 なお、余談だが、AIからはサイクリング中の補給やサイクリングルートについても役立つ情報が得られた。夏場はこういうタイミングで補給せよとか、塩分タブレットとハチミツを水がいいとか、この公園は日陰が多いから補給ポイントとして好適とか、「サイクリング大好きな自転車店のスタッフか!」ってほどの情報量であった。俺の場合はサイクリング歴がそこそこ長いので「ソレは知ってるよ〜ん」という情報もけっこうあるが、一方で「そんな場所あったのか!」「その手はイイネ!」という新鮮な情報も少なくなかった。

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スタパ齋藤

1964年8月28日デビュー。中学生時代にマイコン野郎と化し、高校時代にコンピュータ野郎と化し、大学時代にコンピュータゲーム野郎となって道を誤る。特技は太股の肉離れや乱文乱筆や電池の液漏れと20時間以上の連続睡眠の自称衝動買い技術者。収入のほとんどをカッコよいしサイバーだしナイスだしジョリーグッドなデバイスにつぎ込みつつライター稼業に勤しむ。