楽天モバイル三木谷氏、26年の“スマホと衛星直接通信”は「プラチナバンドで」

　楽天モバイルの三木谷浩史会長は25日、1000万契約達成のセレモニー後の囲み取材で、2026年に予定する衛星とスマートフォンの直接通信では、同社に割り当てられた700MHz帯、いわゆるプラチナバンドを用いると語った。

　楽天モバイルでは、米AST SpaceMobileの衛星を用いて、ブロードバンドと呼べるレベルでの通信速度を、スマートフォンと衛星の直接通信で実現する計画を進めている。提供開始時期は約1年後の2026年第4四半期とされる。

　三木谷氏は、会見前日にASTの新たな打ち上げが成功し、他社との差別化要素になると説明し、「次の大きな目玉になる」と語る。

　その上で、「プラチナバンドでやることになってますので、非常に大きな一歩になると思っている」とした。

　なお、700MHz帯を利用して衛星と通信することについては、総務省で検討が進められている。