本日の一品

ゲームも仕事もポテチも止めない、作業中のおやつに「ゲーマー指トング」

 自宅でスマホゲームを楽しんだり、パソコンで原稿を書いたりしていると、なぜかポテトチップスやスナック菓子が欲しくなる。集中している時ほど、ちょっとした塩気や歯ごたえが頭をリフレッシュさせてくれるから不思議だ。

 しかし、その代償は決して小さくない。ポテトチップスの油分が指先に付着し、そのままスマホの画面やキーボード、マウスへと移ってしまう。画面は指紋で曇り、キートップはテカり、トラックポイントやタッチパッドの滑りまで変わってしまう。筆者宅でもウェットティッシュを横に置き、お菓子を食べるたびに指を拭くという面倒な儀式が半ば日課になっていた。

 そんな小さなストレスを、たった200円足らずで解決してくれたのが今回ご紹介する「指トング」である。

ゲームや原稿執筆にお菓子は欠かせない相棒だ

 実は、お菓子メーカーも以前からこの問題には気付いていたようだ。販促グッズとして配布された「トング・ガジェット」はその代表例だ。筆者宅にもカルビー「のりしお」のノベルティとして配布された大型トングが長年残っている。

販促用トングと今回購入したゲーマー指トング

 デザインはユーモラスで、お菓子をつまむ道具として十分楽しい。しかし、実際にゲームや仕事をしながら使うと、ひとつだけ決定的な弱点がある。

 食べるたびにトングを持ち、終われば机へ置き、再びキーボードやスマホを操作する。この「持ち替え」が意外に面倒なのだ。今回AliExpressで189円で購入した指トングは、この持ち替えそのものを不要にした。

持ち替え不要こそ指トング最大の魅力

 構造は実にシンプルだ。リング状の部分を人差し指と中指にはめるだけで、手の甲側から細い指が2本飛び出す。筆者は試行錯誤した結果、第3関節付近へ装着するスタイルに落ち着いた。

筆者は第3関節付近へ固定して使用している

 この位置だと指を閉じるだけで自然にトングが閉じ、お菓子を軽くつまめる。そして何より面白いのは、「もう2本、指が増えた」ような感覚になることだ。しかも、その2本の指はスマホにもキーボードにも決して触れない。

ゲームのお供はUSBケーブルと指トング

 最近のスマホゲームは横画面で長時間遊ぶものも多い。筆者宅では今も家族が昔懐かしい「上海」を楽しんでいるが、この程度の思考時間があるゲームとは抜群に相性が良い。

上海を遊びながらでも快適にお菓子が食べられる

 難しい牌を眺めながらポテトチップスを一枚つまみ、そのまま口へ運ぶ。食べ終われば、そのままゲームを続行。指先は一切汚れない。

お菓子をつまむ動作は驚くほど自然だった

 最初は「こんな細いトングで本当に挟めるのか」と半信半疑だった。ところが実際にはポテトチップスやじゃがりこ、柿の種、せんべい、小粒のスナックまで想像以上に扱いやすい。軽く閉じるだけで十分な保持力があり、慣れるまで数分も必要なかった。

 ちなみに「指箸(さしばし)」という言葉には、箸で人や物を指す忌み箸の意味もあるが、近年ではこうした「指にはめるお菓子用トング」を指す言葉としても使われ始めている。時代とともに言葉の意味まで進化しているのは興味深い。

原稿執筆中でもキーボードは常にクリーン

 ゲームだけではない。筆者の場合、一番恩恵を感じたのは原稿執筆だった。

 ThinkPad系のポインティングデバイスであるトラックポイントは、指先が少しでも脂っぽいと滑りが変わるし、黒いキートップは皮脂でテカりやすい。

 指トングのおかげで、食べる指と入力する指を完全に分離できるようになった。考えてみれば、これは「食べる道具」ではなく「入力デバイス保護ガジェット」と呼ぶべき製品なのかもしれない。

200円前後とは思えないアイデアガジェット

 残念ながら、この指トングが向いているのは、一瞬の反応速度が勝敗を左右するFPSや格闘ゲームではない。そうしたジャンルでは、わずかな違和感でも操作性に影響する可能性がある。

 一方で、上海やソリティアのように考える時間があるゲーム、あるいはOfficeソフトやWebブラウザー、写真整理、原稿執筆といった日常作業とは驚くほど相性が良い。

 価格は200円前後。失敗しても惜しくない金額だが、一度使い始めると意外なほど手放せなくなる。

 キーボードやスマホを汚さず、お菓子を楽しみながらゲームも仕事も続けられる。デジタルデバイスと共に過ごす時間が増えた今だからこそ、「指トング」は現代ならではの小さな発明と言えるだろう。

製品名発売元実売価格
ゲーマー指トングAliExpress189円