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白いリスのキャラクターでアピールする「LISMO」
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LISMOは、正式名称をau LISTEN MOBILE SERVICEといい、KDDIが、同社のauブランドの携帯電話とパソコン向けに提供している総合的な音楽サービスです。
■ LISMOの中心となるソフト「au Music Port」
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楽曲やアドレス帳、メールなどもバックアップできるソフト「au Music Port」
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LISMOを活用するには、携帯電話とパソコン、パソコン用ソフト「au Music Port」が必要になります。この「au Music Port」がLISMOの中心となるソフトウェアです。
携帯電話で音楽を聴くためには、auの携帯電話ではパケット通信を使って「着うたフル」を取り込んでから聴けますが、LISMOでは「au Music Port」を使ってパソコンから携帯電話に音楽データを転送できます。
パソコンに音楽データを取り込むためには、やはりau Music Portを使うことで、音楽CDから楽曲データを取り込めるほか、最新版のau Music Portでは、KDDI運営のパソコン向け音楽ダウンロードサービス「LISMO Music Store」から楽曲を購入することもできます。ここで購入した音楽データは着うたフルとして扱われ、携帯電話に転送して、着信音として設定することもできます。
ちなみに、au Music Portには、音楽再生機能もありますので、CDから取り込んだ音楽データやLISMO Music Storeから購入した音楽をパソコンで聴ける、ということになります。また着うたフルのデータをパソコンに保存することも可能になります。つまり、パソコン上で着うたフルの音楽を聴くことも可能になるのです。
ただし、au Music Portでは、市販の音楽データを利用するための著作権管理が行なわれており、パソコン上での音楽データの利用にはいくつかの制約があります。たとえば、パソコンに転送した着うたフルをパソコンで再生するには、携帯電話を接続しておく必要があります
着うたフルでは、音楽コーデックにHE-AACを採用しており、LISMOではHE-AACの音楽データは利用できるものの、携帯オーディオプレーヤーで使われるMP3形式などは利用できないようになっています。
■ 「コミュニティ」「コミュニケーション」的な楽しみもあるLISMO
LISMOは単純に音楽配信を行なうだけでなく、音楽を通じたコミュニケーションやコミュニティとしての楽しみ方も提供されています。
LISMO対応の携帯電話には、音楽データを再生するための機能「au Music Player」が搭載されています。この機能ではどんな音楽を聴くのか、プレイリストを作ることができますが、このプレイリストをメールでほかの携帯電話に送り、「今、自分はこんな音楽を携帯電話で聴いている」ということを他の人に知らせることができます。
また、LISMOには楽曲推薦サービス「うたとも」というサービスもあります。これは、au Music Playerで楽曲を再生中に「うたともボタン」を押すと、同じく曲を聴いた他の人が、ほかにどんな曲を聴いているか表示されるという機能です。同じ曲を聴いているひとは、同じような嗜好を持っていると考えると、この機能によってこれまで知らなかった曲から、好みにあったものをいろいろ知ることができるでしょう。
■ URL
au LISTEN MOBILE SERVICE
http://www.au.kddi.com/service/lismo/
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(大和 哲)
2006/05/23 12:09
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