コマツの建機をドコモの5Gで遠隔制御、両社で実験スタート

　コマツとNTTドコモは、5G（第5世代のモバイル向け通信方式）を利用して、建設・鉱山機械をリモートでコントロールできる遠隔制御システムの開発を目指した実証実験を行うため、基本契約を締結した。実験は5月24日から開始される。

　両社の実験では、建設機械に複数のカメラを搭載する。このカメラで捉えた高精細な映像と、遠隔で操作する制御信号を、5Gの特性である低遅延かつ高速通信で双方向にリアルタイムで送信する。実験では、伝送品質や建設機械の操作性を検証。あわせて建設機械の周辺情報のデータ収集も検討する。

　またコマツの最新ICT建機の自動制御機能で、数cmレベルの高精度な工事とその管理をリモートで進めるという検証も行われる。