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KDDIら、海上圏外での衛星SOS発信を実験 「マリンコンパス」アプリが衛星通信対応へ
2026年3月11日 11:13
インフカム、日本海洋レジャー安全・振興協会、KDDIの3者は、4月に実証実験を行い、同年5月頃から「マリンコンパス」アプリの衛星通信対応を開始すると発表した。
本取り組みは、KDDIの衛星通信サービス「au Starlink Direct」を活用し、携帯電話の電波が届かない海上エリアでの救助体制を構築するもの。インフカムが開発する船舶位置共有アプリ「マリンコンパス」と、日本海洋レジャー安全・振興協会が提供する救助システム「BAN(Boat Assistance Network)」を連携させる。
実証では、海上の通信圏外にいる被救助艇が、アプリからau Starlink Direct経由でSOSを発信する仕組みを検証する。
具体的には、通報を受けたBANのレスキューオペレーションセンター(ROC)は、内容を確認して海上保安庁へ「認知海難」として通報。あわせてBANの救助船が現場へ急行する。マリンコンパスの利用者は、従来の位置情報共有に加え、衛星通信による緊急通報機能が利用可能になるという。
また現在は、4G/5Gの電波が届く範囲でしかアプリの共有機能を利用できないが、空が見える場所なら圏外でも通信できる「au Starlink Direct」を導入することで、接続水域内での通信をカバーし、海難事故の被害軽減が期待されているという。
3者はこの取り組みを通じて「海の安心安全ネットワーク」を構築し、プレジャーボート利用者や漁業従事者、マリンレジャー愛好者が安心して活動できる環境づくりを推進していくとしている。
