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楽天三木谷氏、携帯料金の値上げに「総合的・長期的に考える」

 楽天モバイルの三木谷浩史会長は、14日の楽天グループ決算会見の質疑で、楽天モバイルの値上げについてコメントした。

三木谷氏(写真:楽天グループ提供)

他社は値上げ済み、楽天は「値上げしない宣言」もしていたが……

 国内の携帯各社では、新たな付加サービスを含める形で値上げを実施済み。そのなかでもソフトバンクの「ワイモバイル」ブランドでは、昨年に続いて、今年6月にも料金の改定が予定されており「再値上げ」する。

 これまで楽天モバイルは、国内で物価高の傾向が続く中であっても値上げしない方針をたびたび表明。特に昨年9月30日の発表会では、「値上げしない」ことを強く打ち出した。その「値上げしない」背景には、楽天モバイルの完全仮想化ネットワークなどでのコストダウン効果の大きさ、あるいは楽天グループ各社への送客効果(エコシステム)があるとされ、値上げの否定が、すなわち楽天モバイル、ひいては楽天グループの強みをアピールする格好にもなっていた。

「値上げしない」とはコメントせず

 一方、2026年に入ってからは、物価高を誘う新たな要因として、中東情勢の影響も浮上。ユーザーとしては値上げを避けたいところだが、社会全体として値上げの圧力が高まっている。

 今回の会見でも、あらためて「値上げしない方針は変わりないのか」と質問が挙がると、これに三木谷氏は、「値段(料金)については、戦略的な部分があり、言及は避けたい」とコメント。

 続けて、「後発であり、市場シェアはそんなにないことを踏まえ、総合的に判断しながら、長期的に考えたい」と回答した。これまでは「値上げしない」としており、ニュアンスの変化が示された形で、今後の料金改定に含みを持たせた。