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ソフトバンク宮川社長、Opensignalの通信品質調査に「現場はおかしいと言うが1位を目指す」

 10月下旬に発表された英Opensignalによる国内の通信品質評価レポート。KDDIが高い評価を受けて“3連覇”をアピールする一方、次点となるソフトバンクはどう受け止めているのか。

 5日、ソフトバンクの決算説明会に登壇した宮川潤一社長は、「現場からすると、あの評価基準はおかしいと言う。だが負けているのは事実。一番になるまで言い訳は聞かない」と語る。

 同氏は、「(ソフトバンクのネットワーク担当者である)彼らなりに自分で計算したら、そうならないはず」であり、調査において高く評価されている項目が「現場の意見としては、ユーザーの体感が良くなるなど、そういうことに寄与しないものを、見方を変えているという話」(宮川氏)だという。

 調査を否定するものではなく、現場に対して宮川氏自身、「顧客の体感を向上させることをオファーし、それを(現場も)優先してきた」結果と説明。さらに宮川氏は「一番は満足度(が重要)。それだけ見ても、全てで誇れるとは思っていない。全てで1位を目指すことは少しも退かないと社内で話している」とし、取るに足らない議論と思ってくださいと語っていた。