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iPhone 17 Pro、なぜカメラ周辺デザイン刷新?
2025年9月10日 05:40
米アップル(Apple)が本日発表した「iPhone 17 Pro」「iPhone 17 Pro Max」は、背面カメラ周辺のデザインが先代から大きく刷新された。
カメラ周辺に凸部が大きく露出するデザインとなり、アップルは、このデザイン変更の目的として「熱管理」を強調した。
カメラ周辺の凸部内部には自社設計の「ベイパーチャンバー」を搭載し、アルミニウムシャーシにレーザー溶接されている。ベイパーチャンバーは、内部に封入された液体の気化・凝縮によって瞬時に熱を移動させる性質をもつ冷却部品。熱を効率的に移動させることで、より高いパフォーマンスを維持できると説明する。
ベイパーチャンバーからカメラ周辺部、本体シャーシの「鍛造アルミニウムUnibody」全体へと熱を分散する。Appleが開発したアルミニウム合金の熱伝導率は、これまで使っていたチタニウムの20倍だという。
このデザインのあらゆる要素が、搭載する「A19 Pro」の性能を最大限に高め、その可能性をすべて引き出すために設計されているとのこと。これまでで最高の熱設計とA19 Proの組み合わせにより、iPhone 17 ProはiPhone 16 Proよりも最大40%高いパフォーマンスを維持できるようになったとうたう。
目を引く大きな「鍛造凸部」により、熱が効率的に放散されるだけでなく、内部部品のためのスペースが広がったことでより大きなバッテリーが搭載されている。凸部の外縁にはアンテナを組み込み、iPhone史上最も高性能なアンテナシステムを構築できたとうたう。
また、「48MP Fusion望遠カメラ」を凸部に格納できるよう設計された結果、100mm(4倍)の光学ズームが可能となった。48MP→12MPのクロップズームでは200mm(8倍)で、「Apple史上最長の光学ズームを実現」したという。










