ニュース

アップルが「iPhone 17 Pro」を発表、アルミユニボディ採用でデザイン刷新

米アップル(Apple)は、9月10日(日本時間)に開催したイベントにて、iPhoneシリーズ最新モデルとなる「iPhone 17 Pro」を発表した。9月12日から予約注文を開始、9月19日より発売となる。

 前モデルよりデザイン、本体素材が刷新された。酸化皮膜処理されたアルミニウム合金を本体に採用する。本体カラーはシルバー、ディープブルー、コズミックオレンジの3色となる。

 アップルが設計したベイパーチャンバーも合わせ、iPhone史上最大の熱性能を発揮する。

 新しいユニボディ設計により、バッテリーのためのスペースを確保。チップやOSでの電源管理で、バッテリーパフォーマンスが改善されている。

 オプションの高ワット数充電器を使用すれば、20分で50%まで充電できる、急速充電にも対応する。

 ディスプレイは6.3インチのSuper Retina XDRディスプレイを採用。Cermic Shield 2で保護される。耐傷性が3倍向上、反射防止機能も向上し、まぶしさが軽減されるという。

 最大120HzのProMotion、常時表示、3000ニトのピーク屋外輝度と、2倍優れた屋外コントラストを備える。

 Ceramic Shieldは、デバイス背面までを保護し、前モデルの背面ガラスよりも4倍優れた耐亀裂性を持つ。

 搭載チップはA19 Pro。前世代より最大40%優れた、持続的なパフォーマンスを実現する。

 6コアCPU、6コアGPUを備え、それぞれのGPUコアがNeural Acceleratorを内蔵。A18 Proよりもキャッシュが大きくなり、メモリーも増加している。

 GPUは、16コアのNeural Engineと連携し、ハードウェアアクセラレーションのレイトレーシング、より高いフレームレートを可能にする。

 Apple N1チップも導入されており、Wi-Fi 7、Bluetooth 6、スマートホーム向けの通信規格「Thread」に対応する。

カメラ

 カメラは3眼構成で、全てのカメラが48MP Fusionを搭載する。

 望遠カメラは前世代よりも56%大きいセンサーを備え、100mmの4倍光学ズーム、200mmの8倍光学相当ズームに対応。光学相当のズームレンジは、iPhone史上最長となる。

 フロントカメラは18MPで、iPhone初の四角いフロントカメラセンサーを搭載しており、視野角が広がり、解像度も向上。

 iPhoneを垂直に持ちながら、縦向き、横向きどちらでも、写真や動画の撮影ができるようになった。集合写真を撮影する場合は、AIを使用して視野を自動的に拡大し、フレーム内に全員を収められるようになる。

動画撮影では、ProRes RAW、Log 2、Genlockをサポートすることで、複数のカメラ間における動機が正確になる。

 専用ケースには、新しい素材で作られたテックウーブンケースが登場。複数の色の糸を使った織布工程により、洗練されたデザインになる。保護コーティングが施されており、傷や汚れも付着しにくいとされる。そのほか、クリアケースやシリコンケースも展開される。

 256GBが17万9800円、512GBが21万4800円、1TBが24万9800円。

 大きさは150×71.9×8.75mm、重さは206g。6.3インチで最大120Hz駆動のSuper Retina XDRディスプレイを備え、MagSafe(最大25W充電)、40W充電、ApplePayをサポート。

 左側面にアクションボタンと音量操作ボタン、右側面にカメラコントロールとサイドボタンを搭載。

 底面のUSB-C端子(USB 3対応、最大10Gb/sで転送可)は充電のほか、DisplayPortもサポート。

 国内版はeSIMのみ対応で、物理的なSIMカードは非対応。