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「iPhone 17」発表、6.3インチディスプレイ 正方形センサー搭載でインカメラを強化
2025年9月10日 03:25
ディスプレイ性能向上、SIMカードには非対応に
ベゼルを狭くすることで、ディスプレイは従来の6.1インチから6.3インチ(Super Retina XDR ディスプレイ)に拡大した。「ProMotion」による最大120Hzのリフレッシュレートに対応し、常時表示ディスプレイは、1Hzまでリフレッシュレートを低下させる。最大輝度は3000ニトでアップル史上最高とする。
表面ガラスには「Ceramic Shield 2」を採用。耐擦過性能は3倍に向上、7層の反射防止コーティングで品質も向上したという。
新型チップセット「A19」搭載
チップセットには、3nmプロセスルールで設計される6コアの「A19」を搭載。ProMotionと常時表示ディスプレイ用の新型ディスプレイエンジンを搭載、性能が向上した16コアのニューラルエンジンで「Apple Intelligence」のパフォーマンスを向上する。
グラフィックを処理するGPUは5コアで、前モデルの「iPhone 16」比で20%、A15 Bionicを搭載する「iPhone 13」比では2倍の処理速度を実現した。メモリーの帯域幅が広くなったことでデータのやり取り速度が上がり、オンデバイスの大規模言語モデル(LLM)などの実行速度が向上した。
バッテリーは「1日もつ」とされ、20分で最大50%充電できる高速充電機能を備える。フル充電状態では30時間の動画視聴が可能で、10分間充電すれば8時間の動画を視聴できるとする。
インカメラが進化
搭載するアウトカメラは、いずれも4800万画素のメインカメラと超広角カメラの2眼構成。メインカメラは新型の「48MP Fusion超広角カメラ」で、マクロ撮影から画角を活かした写真など、幅広いシチュエーションに対応する。
インカメラは新たに1800万画素の「センターフレームカメラ」(Center Stage front camera)を搭載。センサーの形が、スマートフォンとして一般的な4:3のアスペクト比ではなく正方形となり、サイズも従来比で2倍になった。手振れ補正にも対応しており、ビデオ通話時には顔の位置を自動的に調整する。
これにより、iPhoneの向きが縦・横どちらでも高解像度で撮影でき、iPhoneの向きが縦のままでもしっかりと本体を保持して、横向きのフレーミングで自撮りができる。タップするとフレームの向きを縦・横それぞれに変更でき、AI処理で自動的に視野角を広げることもできるという。
そのほかの仕様
本体の大きさは149.6×71.5×7.95mmで重さは177g。ストレージ容量は、256GBと512GB。カラーバリエーションはラベンダー、ミストブルー、ブラック、ホワイト、セージの5色展開となる。ボディには85%再生アルミニウムを使用する。
SIMカードには非対応で、eSIMのみの対応となる。デュアルeSIM仕様で、本体には8つ以上のeSIM情報を保存できる。無線通信には新たに開発された「N1」チップを搭載。Wi-Fi 7やBluetooth 6に対応しておりスマートホーム規格「Thread」を利用できる。また、テザリングやAirDrop時の信頼性を向上させた。ミリ波には非対応。
本体には側面には、カメラコントロールとアクションボタンがある。USB-C(USB 2、最大480Mb/s)端子を搭載し、MagSafeに対応(最大25W充電)する。

























