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グーグルの対話型AI「Bard」が日本語でも利用可能に、機能追加や対象国拡大も

 グーグル(Google)は、対話型AI「Bard」について、新たに日本語と韓国語に対応したことを発表した。また、新たな機能追加や、提供される国・地域の拡大もあわせて発表されている。

 「Bard」は、グーグルの大規模言語モデルを搭載した対話型AIで、3月に米国と英国で一般公開されていた。当初は「LaMDA」を搭載していたが、同社によれば、より高性能な大規模言語モデルである「PaLM 2」に移行したという。

 日本語や韓国語にはすでに対応しており、まもなく40カ国語をサポートする予定。加えて、ウェイティングリストが廃止され、180以上の国や地域に「Bard」が提供される。

 そのほか、機能の強化が図られる。たとえば、利用者の質問に対する「Bard」からの回答が、テキストだけでなく画像も含んだものになる。また、利用者から「Bard」への問いかけにも画像を含められるようになり、画像の解析には「Google レンズ」が活用されるという。

 開発者からの要望が多かった機能として、ダークテーマに対応。また、「Bard」の回答をGmailや「Google ドキュメント」に手軽に移せるようになる。