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対話型AI「Bard」のオン/オフ切替機能、「Google Workspace」の管理者向けに

 グーグル(Google)は、「Google Workspace」の管理者向けに、対話型AI「Bard」のオン/オフ切替機能の提供を開始した。これにより、「Google Workspace」の管理者は、エンドユーザー側の「Bard」のアクセス権を管理できるようになる。

 管理者は、エンドユーザー側の「Bard」のオン/オフについて、管理コンソールの「Apps」→「Additional Google services」→「Early Access Apps」で切り替えられる。「Early Access Apps」で管理できるサービスは「Bard」のみだが、今後はほかのサービスも追加される予定。

 「Early Access Apps」はデフォルトでオフになっており、ドメインやグループレベルで有効化できる。「Early Access Apps」をオンにすると、組織のエンドユーザーは、新たな機能などにアクセスできる。ただし、「Bard」が提供されていない国の利用者は、所属組織で「Early Access Apps」がオンになっていても「Bard」へアクセスできない。

 今回の管理機能は、「Google Workspace」のすべての利用者、従来の「G Suite Basic/Business」の利用者が対象。「Google Workspace for Education」のアカウントは対象外となる。

 「Bard」は、グーグルの大規模言語モデル「LaMDA」を搭載した対話型AI。3月に米国と英国で一般公開されていた。