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グーグルが教える「Googleレンズ」の活用術、生成AI「Bard」との連携も

 グーグル(Google)は、「Googleレンズで生活を楽にする8つの方法」と題したGoogleレンズ活用術をWebサイトで紹介している。

 Google検索のプロダクトマネージメント シニアディレクターのロー・ワン(Lou Wang)氏は、Googleレンズで毎月120億件以上のビジュアル検索が行われているとし、ワン氏がよく利用するGoogleレンズの活用例を8つ挙げている。

建物や植物を検索

 たとえば、街中で見慣れない建物やランドマークを見つけた際、Googleレンズで写真を撮影して検索すると、その建物の名称や詳細を確認できるリンクが表示される。

 また、植物や動物を発券した際、それがどのようなものか言葉で表現できなくても、Googleレンズで撮影するだけで検索できる。加えて、その植物の育て方など、発展した学習ができるという。

肌の状態を検索(米国)

 現在米国で提供されている機能として、肌の状態を検索できる機能を紹介している。

 皮膚の奇妙なほくろや発疹など、なかなか言葉では説明できない状態を発見した際、その写真をGoogleレンズで検索することで、類似した症状を検索できる。

 この機能では、唇の隆起や爪の線、頭の脱毛などでも検索できるという。

道路標識やメニューを翻訳

 Googleレンズの翻訳フィルターを使えば、写真のアップロードや撮影で、レストランのメニューや道路標識を翻訳できる。

 Googleレンズでは、画像内の文章を自動で検出し、スマートフォンの画面上に翻訳された言語がオーバーレイ表示される。

宿題をサポート

 数学や歴史、化学などの宿題の問題で行き詰まった場合でも、Googleレンズが活用できるという。Googleレンズの「宿題」フィルターを使うと、Googleレンズが問題の解決方法を学ぶための方法を共有する。

目にとまった商品を購入

 スマートフォンでWebサイトなどをブラウジングしているときに、手に取ってみたい/ほしい商品を見つけた場合、スクリーンショットを撮影してGoogleレンズで検索すると、購入できるサイトリストなどを手に入れられる。

 もちろん、外出先でもそのアイテムを撮影し、検索することで購入できるECサイトなどが確認できる。

別バージョンを検索

 また、気に入ったアイテムで「別の色」といった別バージョンの有無を検索することもできる。

 たとえば、Googleレンズで靴の写真を撮影し、キーワードとして「青色」などを入力すると、撮影した靴に類似した青色のアイテムが表示される。

近くのレストランを検索

 「見かけた気になる食べ物をすぐに食べたい」と思い立った場合もGoogleレンズが利用できる。

 食べ物の写真を撮影し、検索に「近く」と入れて検索すると、ユーザーの近くでその食べ物が提供されているレストランを表示する。

生成AI「Google Bard」との連携

 近日中に提供される機能として、グーグルの生成AI「Bard」にGoogleレンズの機能が提供される。

 今後数週間の間に、「Bard」に対する命令(プロンプト)に画像を含めることができるようになり、「Bard」がユーザーがしたいことをより深く理解できるようになるとしている。

 たとえば、「写真の靴の名前を教えて」といったものをBardにお願いすることができるようになったり、そこからその靴に合わせたスタイリングを提案してもらえたり、購入先を検索したりできるようになる。