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KDDIが障害対策で500億円投資、「コア設備の全自動運用」や「AI検知」など導入へ

 KDDIは、7月の大規模通信障害を踏まえた新たな対策として、コアネットワーク設備への仮想化技術導入を前倒しするなど、中期で500億円規模の追加投資を実施する。

 2日の決算説明会にあわせて示された同社の方針では、前倒しの投資として、コア設備への仮想化基盤の実装を早め、全自動運用などを導入。完全自動化された輻輳制御装置により、障害が発生した場合でも適切に通信量をコントロールする。またスマート監視機能の拡充や、AIを活用した障害検知を開発して、スピーディに異常を把握できるようにする。

KDDI高橋誠社長

 KDDIの高橋誠代表取締役社長によれば、5Gコア設備はすでに仮想化を導入済だが、4Gはまだという。3年間で500億円の投資にすることで、高度化をはかる。