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KDDI、キッザニア福岡にJAXA監修の「宇宙センター」パビリオンを出展へ

 KDDIは、7月31日に開業するKCJ GROUPの職業・社会体験施設「キッザニア福岡」(福岡県福岡市)において、宇宙の仕事を体験できる「宇宙センター」パビリオンを出展する。

宇宙パビリオンのイメージ

 同パビリオンでは、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の監修のもと、宇宙と地上の管制室を再現。宇宙飛行士役と管制室のフライトディレクター役に分かれて宇宙の仕事を体験できる。指示などのやり取りに用いられるのは、KDDI総合研究所が開発した遠隔作業支援システム「VistaFinder Mx」。船外カメラの映像を地上まで中継するほか、AR技術により、フライトディレクターが画面上に書き込んだ手書きの指示を、宇宙飛行士がタブレット上で確認できるようになっている。

VistaFinder Mxの使用イメージ

 実際の宇宙飛行士や管制官に求められる、状況判断能力や瞬時に離れた場所にいる相手に正確に情報を伝達する力、チームワーク、コミュニケーションの大切さを学べるパビリオンという。

 これに加えて、キッザニア東京と甲子園と同じく「通信会社」パビリオンも合わせて展開される。同パビリオンは、5G通信エリアを設計する「通信エリア設計士」の仕事が体験できるもので、エリア整備が完了すると、街の上空にドローンが飛ぶなどの変化が現れ、近未来の街を体感できるほか、通信が果たす役割も学べるものとなっている。

キッザニア東京の通信会社パビリオン(2020年)