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ソニーとナイアンティックが音声ARで協業、まずは「Ingress×LinkBuds」で

 ソニーとナイアンティックは、音声AR(拡張現実)における協業契約を締結した。まずソニーの新ワイヤレスイヤホン「LinkBuds」と、ナイアンティックのスマートフォン向け位置情報ゲーム「Ingress」での取り組みが、年内にも提供される。

 16日には、ソニーがリング状のドライバーユニットを採用する新型の完全ワイヤレスイヤホン「LinkBuds」を発表。音楽を聴きながら、リングを活かして、周辺の音もあわせて聴こえるという製品になる。

LinkBuds

 一方のナイアンティックは、現実世界を舞台にしたスマートフォンゲームで知られる。爆発的人気を得た「Pokémon GO」で知られる同社だが、初めて開発したゲームアプリ「Ingress」は「あなたを取り巻く世界はその目で見たままとは限らない(The world around you is not what it seems)」というテーマを掲げている。今秋、ベータ版を含めると、その誕生から10周年を迎えるという長寿作品でもあり、いわゆる陣取りゲームをベースにし、今も根強い人気を誇る。

 両社は、協業を通じて、それぞれのノウハウや技術を組み合わせて、聴覚でもARを楽しめるゲーム体験の実現を目指す。