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OpenAI、企業向けAI導入支援「Frontier Alliances」発表 マッキンゼーなど4社と提携

 OpenAIは、企業のAI導入を支援するためのパートナーシップ「Frontier Alliances(フロンティア・アライアンス)」を発表した。

 提携先は、BCG(Boston Consulting Group)、マッキンゼー(McKinsey & Company)、アクセンチュア(Accenture)、キャップジェミニ(Capgemini)の4社。

まるで「AIの同僚」のように働く

 今回の取り組みの中心となるのは、「Frontier(フロンティア)」と呼ばれるプラットフォーム。

 これは、AIを単なるツールとしてではなく、まるで「AIの同僚(AI coworkers)」のように働けるように構築・管理するための土台となるもの。

 この「AIの同僚」を使えば、たとえば顧客への対応といった一連の業務を、最初から最後までAIに任せられるようになるという。

 Frontierは現在、一部の顧客に対して提供が始まっており、今後数カ月の間に提供範囲が拡大される予定。

 今回発表された提携により、パートナー4社はOpenAIのエンジニアチームと協力体制を組む。企業がAIを導入する際の計画作りから、実際にシステムとして動かすまでの全工程をサポートする。

 各社には専門の組織が作られ、OpenAIから直接、技術的な支援やロードマップなどが共有される。

各パートナーの役割

 マッキンゼーとBCGは、主に「戦略」や「組織づくり」の専門家として、会社の仕事の進め方をどう変えるかという設計を担当する。

 マッキンゼーのボブ・スターンフェルズ氏は、自律的に動くAIを広く活用するためには、事業の構造や働き方そのものの進化が欠かせないと指摘。

 BCGのクリストフ・シュバイツァーCEOも、AI単体では変革は起きず、戦略と結びついた新しい業務プロセスに組み込まれて初めて成果が出ると語っている。

 一方、アクセンチュアとキャップジェミニは、AIを既存のシステムやデータ基盤へ安全に組み込む役割を担う。

 アクセンチュアのジュリー・スウィートCEOは、ビジネスを変えるには優れたAIモデルだけでは不十分で、技術、データ、セキュリティのすべてを含めた実行力が必要だと述べている。

 キャップジェミニのアイマン・エザットCEOは、AIによる変革を主導し、これまで以上のスピードでイノベーションを実現していくとしている。