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総務省、競争ルールの検証に関する報告書2021(案)にパブリックコメント募集

 総務省は、「競争ルールの検証に関する報告書2021(案)」に対するパブリックコメントの募集を7月14日から開始する。期間は8月17日まで。

 同報告書(案)は、2019年の改正電気通信事業法の効果やモバイル市場に与えた影響について評価・検証。新たに確認された課題について、公正な競争環境を整備すべく検討された事項についての結果を取りまとめたもの。

 総務省と競争ルールの検証に関するワーキンググループでは、2020年の報告書公表以降、わかりやすく納得できる料金プランの実現、MNO・MVNO含めた公正な競争環境の整備、スイッチングコストの低廉化などを「アクション・プラン」として掲げ、総務大臣と内閣府特命担当大臣が中心となり、携帯料金の低廉化に向けて取り組みを行ってきた。

 一方で、高止まりする音声通話料金や非回線契約者に対する端末の販売拒否、現行法に適合しない既往契約などの事案が課題として取り上げられている。

 意見提出期間は、7月14日~8月17日(必着)。パブリックコメントは、e-GOV内の意見提出フォーム、電子メール、郵送、FAXで受け付ける。

 同ワーキンググループでは今後、パブリックコメントの結果を踏まえて報告書を取りまとめるとしている。