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菅総理の「携帯料金、さらに倍の負担減」発言、武田総務大臣は「競争整備に取り組む」

 武田良太総務大臣は、30日の閣議後会見で、菅義偉総理大臣が雑誌インタビューで発言した内容を受けた質問に対し、「過去に比べれば競争は活発になってきた。公正な競争環境の整備に取り組みたい」と語った。

 菅総理のコメントは、雑誌「Hanada」9月号でのインタビューで示された。携帯電話料金の値下げ政策について「倍の負担減が可能。あくまで道半ば」と語った。

 発言を受け、武田大臣に総理からそうした話はあったか? という問いに、「コロナ禍で家計が苦しい状況が続くなか、携帯料金のみならずあらゆる分野で総理は指示を出している。(携帯電話料金の)低廉化については公正な競争環境、さまざまなメニューをわかりやすくするなど、いろんな手を打ってきた。過去に比べれば競争は活発になってきた。乗り換えも進んでいて、各社の新料金プランの加入者数は5月末時点で1570万となっており、軽減額を試算したところ、年間ベースで4300億円規模に上っている」とあらためてこれまでの状況を説明する。

 その上で「乗り換えを検討中の方も一定程度いる。乗り換えが進めば、負担軽減はさらに拡大するのではないか。広く国民が携帯電話料金の低廉化の恩恵を実感できるように、利用者の乗り換えを円滑にするための取り組みなど、合理的な選択を実現するためには、公正な競争環境の整備に取り組みたい」と述べた。

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