スタパ齋藤のApple野郎

iPhoneも入れた愛用の棚。17年経て黄ばみパーツをリフレッシュ!

 毎日のように使っているHOZAN(ホーザン)の「B-402 パーツキャビネット」。引き出しタイプのキャビネットで「棚にピッタリ入る」という理由で17年前に購入したものだ。

HOZAN「B-402 パーツキャビネット」は引き出しタイプのキャビネット。細かなツールやパーツなどを入れられる「小物入れ引き出し」という感じ。メーカー税込価格は3万3990円。※画像はメーカー商品ページより抜粋。
こんなサイズ(mm)。引き出しが15個ある。※画像はメーカー商品ページより抜粋。

 最初は電子部品入れとして使っていたが、日本初発売のiPhone(2008年7月11日発売)こと「iPhone 3G」を買ったころから、徐々にスマートフォンやフィーチャーフォンやSIMやバッテリーなどを入れるようになった。iPhoneも入れたしBlackBerry Boldも入れていた。

2008年7月11日発売のiPhone 3G。この端末からモバイル通信界隈が一変した。
あら~こんなに小さい端末だったんですね~♪ 上記のパーツキャビネットに余裕で収まった。
こちらはBlackBerry Boldというスマートフォン。こういう端末を多数買って所有していたので、パーツキャビネットが便利な「スマートフォン格納庫」になっていた。
BlackBerry Boldを購入したのは2009年4月末。豆粒サイズの内蔵物理キーボードが意外なほど使いやすかった。

 そして時代が変わり、パーツキャビネットに入れるモノも変わり、現在に至るわけだが、いや~17年使ってきた現在でもスゲく役立つキャビネットなのである。なので、前述のように毎日使っている。

 でも毎日使っていて気になるのは、引き出し部分の劣化……というか黄ばみ。引き出し自体は全くといっていいほど黄ばんでいないのだが、引き出しの手前の引き手部分にある「見出しカード」と「カード押え」が黄ばみまくっている。

現在のパーツキャビネットの状態。17年前とだいたい同じような置き場で同じように使っている。
iPhone 16 Pro MaxなどのスマートフォンはMagSafe充電器が定位置になっているので、最近ではこの引き出しにスマートフォンを入れることが激減した。でもスマートフォン入れとしてもちょうどいいサイズだ。
引き手の部分のパーツがかなり黄ばんでいる。経年劣化だが、引き出し自体はほとんど黄ばんでおらず透明感バッチリ。

 ……でも、もう17年も経つし、キャビネット自体が廃番になってるんだろうし、こういうカードとかのパーツも売ってないんだろうなー。と思ったが……。

本体も交換部品もバリバリの現役&絶賛販売中だった

 冒頭で製品リンクを掲載しているので、なんというか「出オチ」的なコトになっているが、ナンと17年前のキャビネットは現在でも売られていた。バリバリの現役で絶賛販売中なのであった。

 また、交換部品の小売りもされていた。「B-108 小型引出し(仕切板2枚付)」「B-109 小型仕切板(10枚入・B-108用)」「B-108-1 見出しカード(50枚入・22×93mm)」「B-108-2 カード押え(50枚入・22×93mm)」が売られている。つまりキャビネット筐体以外は全部交換部品として入手できるのであった。

予備パーツとして「見出しカード」と「カード押え」を購入できた。どちらも50枚入りで、Amazonでの購入価格は380円と555円。
引き出しも単体で売られていた。Amazonで1個405円。左が新品、右が17年モノ。樹脂製なので17年モノのほうに小傷はあるが、17年使っても引き出し自体はほぼ黄ばんでいない。また割れなども全然ナイ。すご~い!

 ちなみに上の写真のパーツキャビネットはシリーズ中最小もので、他のサイズも絶賛販売中。スゲく便利で汎用性もマジで高く、17年毎日のように使っても壊れる気配ナシ。

 また前述のとおり交換部品も単品売りもされている。入れるモノや携わる業種が変わってもそういった交換部品の利用で対応できるというコトだろう。

 ともあれ、かなり頑丈だしツカエるキャビネット。こういうパーツ入れ的なモノを探している方はチェックしてみてほしい。

17年前の3倍くらいの価格になっていて、けっこーお高いキャビネットになった

 17年前にパーツキャビネットを買った件を、当時の自分が記事として書いていた。既に終了した連載記事「スタパブログ」の1エントリーとして書いている。

17年前のキャビネットの様子。あら黄ばんでない~!
最初は電子部品入れとして使っていた。

 その記事を自分で読んでちょっとビックリ。えっ? 17年前、このパーツキャビネットって1万円弱だったの?

 というのは、前述のとおり、現在これと同じパーツキャビネットはメーカー税込価格で3万3990円する。実勢価格の最安値圏でも2万5000円くらい。17年経つとこういうモノの値段も2~3倍になるんだー、と驚いた次第。まあそれがフツーなのか。

 そうそう、このパーツキャビネット、これまでいろいろな場所で見かけた。17年前くらいには店頭でスマートフォンを買ったりしていたので、キャリアショップでよく見かけた。あとプラモ店とか自転車店とか、バイク店やクルマの修理工場とか、あとスマートフォン修理店とか、いろーんなショップなどでHOZANブランドキャビネットが使われている。

 個人で17年使っても全然壊れないし、やっぱりこういう什器? のようなモノとして耐久性が高く、長くガンガン使うことを前提とするならコストパフォーマンスが高いということなのだろう。

 ちなみに最近の使い方は……。写真でご紹介。

単4や単3やボタン型などの電池を入れている。
いろいろなデバイス用のバッテリーも。
筆記具入れとしてもなかなか便利。
いろいろなツールをゴチャッと。見えていないがSIMピンも入っている。
物理的には使っていないカードなんかも。
チューブ絵の具とかを入れるのにもいい。

 余談だが、前述した交換部品として買った引き出しについて。新品はどんな透明感? くらいの興味で買ったが、17年前のものからは、ほんの少しアップグレードしているようだ。

 新しい引き出しは、引き出し底面にHOZANのロゴが入っているのに加え、どうやら引き出しどうしをスタックできるらしい。重ねると軽く固定される形状になっているようだ。「どうやら」「らしい」「ようだ」ばかりですまないが、新しい引き出しの形状から、そのように思われる。

 いいなーこれからこのキャビネット買う人~。引き出しをスタックできると便利なんだが、俺が使用中のものは引き出しどうしは重なるものの、軽い力でズレたり倒れたりしてしまう。新しい引き出しは、たぶんそれが起きないようアップグレードされたのだと思う。「たぶん」だが。

スタパ齋藤

1964年8月28日デビュー。中学生時代にマイコン野郎と化し、高校時代にコンピュータ野郎と化し、大学時代にコンピュータゲーム野郎となって道を誤る。特技は太股の肉離れや乱文乱筆や電池の液漏れと20時間以上の連続睡眠の自称衝動買い技術者。収入のほとんどをカッコよいしサイバーだしナイスだしジョリーグッドなデバイスにつぎ込みつつライター稼業に勤しむ。