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ファーウェイ「FreeClip 2」をぬくぬくレビュー、進化した装着感とマットな質感をみる

 音楽を聴きながらランニングするために使っている「HUAWEI FreeClip」。左右を気にすることなく使えて音も本格派。イヤーカフ型で、飛んだり跳ねたりしても、首を振っても落ちたりズレたりしない装着感の良さが気に入って愛用しています。没入して音楽を聴くわけではなく、周囲に気を配りつつ音楽や説明を聞くような「ながら聞き」に最適です。

 そのFreeClipに新モデル「HUAWEI FreeClip 2」が登場しました。今回もまずはクラウドファンディングが行われましたが、50万円の目標額に対し、なんと1億円を突破。2月20日からは正式販売も開始され、ファーウェイのオンラインストアでは2万7280円で購入できます。

正式販売になったHUAWEI FreeClip 2(左)。右は初代のFreeClipです。初代のFreeClip(左)と比べて明らかに小さくなりました。

 2は装着感、音質とも向上したとあり、これはぜひ試してみなくてはと2週間ほどお借りして使ってみました。短期間ですが、FreeClip 2を使ってみた印象をお伝えします。

 すぐ気がついたのが、ケースが小さくなったこと。初代と一緒に並べてみるとひと回り小さくなっています。2のケースの大きさは約50×49.6×25mmで重さは37.8g。初代も大きいとは思いませんが、より小さくなったので、持ち運ぶものは、とにかく小さい方が良いという人に響くことでしょう。

開いた状態。2はイヤホンのブリッジが交差するように入れられています。また、初期化ボタンがケース右側にあります。

 イヤホン本体も小さくなっていて、単体イヤホンの重さは初代が約5.6gのところ2は約5.1gとわずかですが軽くなりました。耳に入れる方はボール、耳の後ろに当たる方はビーンと呼ばれていますが、ビーンが初代より明らかに小さくなっています。

 ボールとビーンをつなぐブリッジ部分は、初代は形状記憶合金、2は肌に優しいリキッドシリコーンと形状記憶合金の組み合わせ。初代がつやつやしているのに対し2はマットな質感になっています。どちらも好きですが、強いて言えばマットなブリッジの方がシックな印象で好きです。

ビーンが小型化され、ブリッジの質感がマットになりました。

 初代同様、2もイヤホンに左右の区別はありません。ケースから取り出して耳にはさむだけで、左右が自動で認識されますが、初代を使っていて違和感を覚えたことは一度もありません。装着時は前後を確認して耳の端に当て、押し込むとスルッと入っていきます。

「左右の自動切り替え」機能により、イヤホンは左右の区別なく使えます。装着時に頭を少し傾けることで自動的にリセットされるとありますが、私自身は意識したことはありません。

 着用感はとても良く、自然で、耳が痛くなることもなく、大げさに言うと着けていることを忘れるくらいです。これは初代でも同じです。もちろん、走っても飛んでも、首を激しく振っても外れません。オープンイヤータイプのイヤホンなので周囲の音も聞こえ、道路でも安心して走れます。

 ちなみに2の防水防塵性能はイヤホン本体がIP57、充電ケースはIP54。最近の東京の夏は耳の周りにも汗をかくほど暑くて本当に嫌になりますが、そうなっても大丈夫です。

 2では音質が向上しています。「NPU AIプロセッサーによる従来比約10倍の処理能力で、クリアな通話品質と卓越したサウンドを実現」、「強力なデュアルダイアフラム音響ユニットにより、音量と空気圧が従来比約100%向上。よりダイナミックで没入感のあるサウンド」とサイトでは説明されています。

 でも、すみません。私の耳では初代との違いが分かりませんでした。2はもちろん、初代も十分きれいな音です。オープンイヤー型なので車の多い幹線道路などでは音が聞き取りにくくなりますが、室内ではきれいなサウンドが楽しめます。

 このタイプのイヤホンはウェビナーで使う人も多いですよね。ウェビナーの音を聞きつつ、隣の人が話しかけてきたら対応できるのは確かに便利です。

 アプリは「HUAWEI AI Life」を利用します。FreeClipは当然iPhoneでも使えますし、アプリはApp Storeにちゃんとあります。

「HUAWEI AI Life」アプリを使ってジェスチャー操作やサウンド効果を設定できます。

 HUAWEI AI Lifeではジェスチャー操作を設定したり、「探す」機能を利用したりできます。ダブルタップ、トリプルタップ、スワイプの操作を設定できます。タップは表面に出ているところなら、イヤホンのどこをタップしてもOKですが、個人的にはブリッジ部が1番叩きやすいと思います。また、ビーンのスワイプで音量調整や曲のスキップができます。

ダブルタップで電話の応答、音楽の再生/一時停止ができます。
ビーンのスワイプで音量調整や曲のスキップ。
頭の動きで電話の応答/拒否が可能。

 「探す」機能を使うと、片耳ずつイヤホンから音を鳴らせます。片方だけどこかに行ってしまった、というときに利用する機能です。結構するどく高い音が出るので、試すときは耳から外すことをお勧めします。

イヤホン本体を探す機能も用意されています。部屋の中で片方が見あたらないといった場合に使います。

 試験的な機能として、環境雑音に合わせて自動的に音量調整をする機能もありました。過去に他メーカーのカナル型イヤホンで似たような機能を利用したときは、音量の上がり下がりが極端だったり、少し遅れて反応するのが気になったりしましたが、FreeClipの場合は周囲の音が聞こえるせいか、比較的自然に調整される印象でした。

 面白いところでは、充電ケースを開けると音が鳴る機能があります。ケースのフタを開けると音が鳴って何が便利か分かりませんが、ちょっと楽しい気分にはなります。そういえば折りたたみケータイにもそんな機能がありましたかね。

充電ケースを開けると音が鳴るように設定でき、いろんな音が用意されています。

 さて、一通り試したからケースにしまおうと思ったら、なんと入れ方が分からない。ファーウェイのサイトを表示して写真で向きを確認するなど、試行錯誤して把握した入れ方は次の通りです。

 まず、ボールが上に、ビーンが下になるように持ちます。ビーンをケースの穴にはめ込むわけですが、その際にブリッジがケースの内側になる向きで入れます。だから2つのイヤホンを入れるとブリッジが交差するわけです。

 この位置関係が最初すぐ分からなかったのですが、そんな人間は私だけですかね。もしかして同じような苦労をしている人がいて参考になれば幸いです。

ブリッジを内側にするという、この入れ方が分からなかった……。
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