スタパ齋藤のApple野郎

デスク下の中途半端なスペースにシンデレラフィット!!! IKEAの引き出し「LENNART」

 Mac Studioを愛用中。M1 Ultra搭載のMac Studioで、使い始めたのは2022年4月14日だ。

使用中のMac Studioは、チップセットがApple M1 Ultraで、メモリーは64GB、OSはmacOS Tahoe 26.0.1。最近、アプリの起動が以前よりすこーし遅くなったかな~と感じているものの、全体的な処理能力としてはまだまだ現役という印象だ。

 購入当初は机上に置いて使っていたMac Studioだが、半年くらい使ったら「なんかこの箱(Mac Studio)、邪魔」って感じになった。結果、Mac Studioは机の下につるすカタチとなった。

Mac Studioは購入当初、仕事机の上に置いていた。
だがMac Studioに直接触れることが非常に少ないので、机上に出しておくのが邪魔になり、写真のような「Mac Studioを机の下につるすためのトレイ」を導入。YaGeeブランドの「デスク下ケーブルトレイ」という製品で2799円だった。Mac Studioも入るが、それ以外のモノも入る、という汎用の引き出し型トレイだ。
こんな感じで、Mac Studioを机の下に(外付けストレージとともに)格納。机上がスッキリと広くなった。
その後、別メーカーのスチール製のトレイを使って机の下にMac Studioをつった。PREDUCTS DESKの「Mount for Mac Studio」という製品で、直販価格は9900円。現在もコレを使用中。
現在、こんな感じで机の下にMac Studioをつって使用中。白いのはSDカードスロットのフタとして貼ってあるマスキングテープでホコリの入り込み防止としている。

 このPREDUCTS DESK「Mount for Mac Studio」という製品、ヒッジョーに快適に使えている。コレの前に使っていたYaGeeブランドのトレイは、トレイ底面が樹脂の板だったため、Mac Studioの底部吸気口にけっこうな量のホコリが付着した。

 だがこのPREDUCTS DESK「Mount for Mac Studio」は底面に板などがなく開放型。だからか、コレを使い始めて、Mac Studio底面にホコリが吸着するという問題は全然ナシ。Mac Studioの底部吸気口にホコリが一切付着しなくなった。たぶんMac Studioの底面吸気口から少々のホコリは吸い込まれているのだと思うが、トレイや机の上にMac Studioを置いた場合よりも、Mac Studio底面付近にホコリが集まりにくいのだと思われる。

 それはソレとしてイイのだが、Mac Studioを机の下につるすカタチで使うようになってから、けっこう大きな不便が生まれた。それは、つったMac Studio下方空間がデッドスペースになってしまったことだ。

Mac Studioの下の空間はデッドスペースになっている。市販の一般的サイズの袖机やワゴンが入らないのだ。

 Mac Studioの下の空間、モノを置こうとすれば置けるのだが、非常に中途半端な「高さ」しかない。計測すると、Mac Studioの下の空間の高さは約57cm。

 この空間を利用するにはキャスター付きのワゴンや袖机などがイイと思う。のだが、高さが約57cm未満のキャスター付きワゴンや袖机ってのが、いくら探しても見つからなかった。

 たぶん、俺と同じように「トレイなどを使ってMac Studioを机の下につるしている」という人は、同じように「Mac Studioの下に中途半端な高さしかないからデッドスペースになってるぅ~」というモヤモヤを抱えていると思う。

 だが最近、このモヤモヤを一発解消した製品を発見。使用開始したところ、非常にイイ感じで使えたのでご紹介したい。

IKEAの引き出しユニット「LENNART(レッナールト)」がシンデレラフィット!

 イイ感じに使えたので勢い余って追加で2台も追加購入したのは、IKEAの引き出しユニット「LENNART(レッナールト)」。直販価格1999円のミョーに安いスチールメッシュ引き出しだ。

IKEAの引き出しユニット「LENNART(レッナールト)」はスチール製の引き出しユニット。後方下部に小さなキャスターがあり、手前を少し持ち上げると容易に移動できる。※画像はIKEA公式オンラインストア商品ページより抜粋。
スチールのフレームとスチールのメッシュで構成されている。マグネットもくっつく。カラーはホワイトのほかにブラックがある。※画像はIKEA公式オンラインストア商品ページより抜粋。
一般的なデスク下収納キャスターワゴンや袖机などと比べると背が低め。既に引き出しがあるデスクの下にも入りそうなサイズ感だ。※画像はIKEA公式オンラインストア商品ページより抜粋。
サイズは、幅30×奥行き34×高さ56cm。引き出し内部の奥行きは33cm。最大荷重は「引き出し:5kg、最大荷重:5kg」とあり、1つの引き出しにつき5kgで、ワゴン上部に乗せられるのも5kg、と解釈している(そんな感じの強度感だが厳密に知るならメーカーに問い合わせてほしい)。※画像はIKEA公式オンラインストア商品ページより抜粋。

 で、このユニットの高さが絶妙。前述のとおり俺の机に吊ったMac Studioの下の空間は、高さが約57cm。対してこのユニットの高さが56cm。ほぼピッタリに入るじゃないですかぁ~と思って買ったら、ピーッタリで入った。素晴らしい!

懸案だったMac Studioの下の空間に、この引き出しユニット「LENNART(レッナールト)」がシンデレラフィットしたのであった。やったぁ♪
Mac Studio底部と引き出しユニットの間には指1本分くらいの隙間があるだけ。引き出しユニットの上面もスチールメッシュなので、Mac Studio底面から入るエアフローはほとんど邪魔されないと感じられる。
引き出しユニットの手前を少し持ち上げて引くと、ユニット後ろ底部のキャスター×2により、引き出しユニットをわりと自由に動かせる。

 ちなみに、細かいことだが、俺環境にては、そのまま組み立てると机の脚に引っかかって机の下に押し込めないので、引き出しユニットの後方下部左右をつなぐパーツを1本外した状態で使っている。若干剛性が下がっているとは思うが、その状態でとくに問題なく使えている(が、問題が起きるかもしれないのでマネしないでほしい)。

な~んか頼りないが……まあでも大丈夫っしょ! 的な?

 この引き出しユニット、買った当初は「えぇ~っ?」と悪い意味で感じた。というのは、ミョーに華奢で、つくり的にも「?」という印象だったからだ。

 このユニットは組み立て式。主要なフレームどうしはネジ止めするが、引き出し部分はメッシュプレートを「手で折り曲げて」から「プッシュピン」のようなもので固定する「だけ」。プッシュピンは樹脂製で、クルマの内装固定などで使われる「プッシュリベット」や「クリップ」と呼ばれる「押し込んで止める」という固定方式が採用されている。詳しくは製品の組み立て説明書にあるとおり。

こんなパーツを使い、スチールメッシュの折りたたみ式引き出しが変形しないように固定する。押してロックするタイプのピンだ。
引き出し外面からパーツを押し込んでロックする。
引き出し内面のパーツ部分はこんな感じになる。

 えぇぇ~っ、これ、不意にピンが抜けちゃったりしないのぉ~? それ以前に、スチールのメッシュを手で折ってカタチをつくるって……ヘーキなのぉ~? と、危惧した。

 なんというか、アイデアは光るけど剛性に欠けるような、なーんか小さなライフハックの組み合わせみたいな構造なのだ。実際に、組み上げた引き出しはわりと容易に歪ませることができるし、メッシュの一点に力を込めるとこれまたカンタンに歪んだりする。そういうあたり、非常に頼りない構造に思えたのだ。

 だが、結果オーライで、耐荷重近い重さのモノを入れても不安はなく、まあ引き出しとしてはしっかり機能しているのであった。あえて無理な力を加えるようなことをしなければ、変形しないし歪んだりもしない。前述の樹脂製ピンも抜けるような気配がない。

 引き出しユニットの最初の1台目を使ってしばらく経って、とくに問題が起きないので、「こういう構造でも大丈夫なんだー」と追加で2台購入した。これも仕事机の周囲で使っているが、いや~引き出しが十分な数あると、ちゃんとしまえるモノが増えてスッキリと片付いてイイ感じ。また、引き出しはメッシュでありかつ上部が軽く開いているので、パッと見でなかになにが入っているかもよくわかる。これで直販価格1999円は満足感高いっすわ~。

引き出しの上に少し隙間がありつつ、引き出しはメッシュパネル製なので、なかになにを入れたかパッと見でよくわかる。

 てなわけで、俺と同じようにMac Studioなどを机の下につっている方は、下の空間の高さが約57cmくらいあるかどうか確認して、IKEAの引き出しユニット「LENNART(レッナールト)」をチェックしてみてほしい。LENNARTの高さは前述のとおり56cmなので、もしかしたら「机の下のデッドスペースにピッタリ入った!」ということになるかもしれない。

 ただし前述のとおり、強度的には使えるものの、なーんかミョーに華奢な構造なので、そのあたりもご吟味を。「しっかり強度があるつくりじゃないとイヤ」って人には向かないかもしれない。

スタパ齋藤

1964年8月28日デビュー。中学生時代にマイコン野郎と化し、高校時代にコンピュータ野郎と化し、大学時代にコンピュータゲーム野郎となって道を誤る。特技は太股の肉離れや乱文乱筆や電池の液漏れと20時間以上の連続睡眠の自称衝動買い技術者。収入のほとんどをカッコよいしサイバーだしナイスだしジョリーグッドなデバイスにつぎ込みつつライター稼業に勤しむ。