【MWC Barcelona 2026】
【MWC26】中国メーカー「TECNO」のモジュール式スマートフォンを触って感じる未来
2026年3月5日 12:05
スペイン・バルセロナにて開催中の「MWC26 Barcelona」には、日本市場に参入していないメーカーも多く出展している。中国メーカーの「TECNO」もそのうちの1つで、モジュールを交換してスマートフォンを拡張する、ユニークなコンセプトを持つ端末が体験できた。便宜上、本記事では「モジュラーフォン」と呼ぶことにする。
なお、本端末はコンセプトモデルとなっており、具体的な製品化については不明。それでも、スマートフォンの新しい可能性を提案するデバイスとして、夢が膨らむ仕上がりになっている。
本体は超薄型&大画面のスマートフォン
コンセプトモデルとして展示されていたモジュラーフォンの本体は、体感としてはiPhone Airよりも一回り大きいようなイメージ。カメラも単眼で、本体だけを見ればミニマリズムを感じるデザインだ。
驚異的なのが薄さと軽さだが、これは後ほど紹介するモジュールと組み合わせるために、ベースとなる本体はあえて色々な要素を削っているのだろう。カメラの突起は横幅も大きいが、モジュールを装着して使うことを考えれば、そもそも気になる要素ではなくなる。
MWC26 Barcelonaにて展示されていたのはシルバー、ブラックの2色。それぞれ開発段階が違うのか、ブラックの方が背面の接点が多く、モジュールのホールド感が強くなっていた。
拡張カメラやスピーカー、マイク、バッテリーも装着可能
モジュラーフォンの真価はここから。背面にはさまざまなモジュールを装着できる接点があり、ここに磁気で拡張デバイスを装着していく。
用意されていたモジュールは、望遠カメラやスピーカー、マイク、バッテリーなど多岐にわたる。録音するときにはマイク、撮影するときにはカメラ、移動時にはバッテリーをつけるなど、手元で使いやすい形にコントロールできるというわけだ。
荷物が増えるのが面倒そうではあるが、そもそも小型マイクやモバイルバッテリーを持ち歩いている人からすれば、大きな問題ではないだろう。
モジュラーフォン本体の上部、下部、カメラ部分など、装着する位置が分かれているため、複数のモジュールを同時に使用することもできる。
注目の200倍ズームが可能な望遠カメラモジュールは、重さのため外れやすく、スタッフから「カメラモジュール側を支えてくれ」と頼まれた。また、まだまだ開発段階ということもあり、接続が安定していない様子ではあるが、重い望遠レンズを手軽に付け外し可能な利便性には期待ができる。
実際にモジュラーフォンが製品化されるのかは未知数だが、今後モジュール側がどんどん進化していく可能性も考えられる。容量の違う複数のバッテリーやマクロカメラなど、今回展示されていない拡張デバイスの導入も容易に考えられる。1つのモジュールが故障して買い替えても、スマートフォン本体を買い替えるよりは安く済むだろう。
モジュラーフォンの登場は、スペックを見てスマートフォンを選ぶ時代から、自分に必要な拡張モジュールを選択していく時代への発展を想像させてくれた。














