スタパ齋藤の「スタパトロニクスMobile」
揺れる巨大ディスプレイに終止符を! 「コの字台」セミオーダーが爆絶最高だった件
2025年9月8日 00:00
う~ん、ディスプレイの高さをもう少し上げたい……かも。ディスプレイはDell「U4021QW」を使っている。解像度が5120×2160ドットの40インチ・曲面ディスプレイだ。
もう2~5cmくらい高い位置にセットすると、たぶん、より快適に画面を見られる、と思う。そのくらい高さを増すだけなら簡単。スタンドは高さ調節対応なので、手でクイッと画面を上げればいい。
だが、コトはそう容易に運ばない。というのは、このディスプレイは幅が約95cmもあり、それを中央の1本脚のスタンドで支えているので、デスクに振動が加わるとディスプレイも揺れてしまうのだ。それを防止するために「揺れ防止のための脚」を2本追加してディスプレイを支えている。
この「かさ上げ台」はある程度高さ調節が可能だが、少しでも高さを上げると途端に安定性がなくなる。最も低い状態だと非常に安定性が高いが、少し高くするとグラグラと。
なので、ディスプレイの安定性を保ちつつ高さを上げるとなると、「かさ上げ台」の下などにゲタ的な台座を置くか、別のディスプレイ安定方法を考えないといけない。
ちなみに、Dell「U4021QW」自体はそーんなに揺れやすくはない。のだが、ディスプレイを昇降スタンディングデスクの上に置いていて、そのデスクが2本脚のため、4本脚デスクと比べると揺れやすい。デスクの揺れやすさがディスプレイの揺れやすさにつながっているという感じ。
さあ、どうしよう? ディスプレイをもう少し高い位置にしたいが……。
あっ……そうだ、あの「薄い本」に良さそうなアイテムが載ってたなぁ
ディスプレイの高さを……とアレコレ考えていて思い出したのが、先日いただいた「薄い本」。mochikoAsTechさん著の「最高のおうちオフィスではたらく ~快適なリモートワーク環境の作り方~」という本だ。
3冊を通して「自宅でリモートワーク環境を整えていく」という内容だが、「こうすべき」的な理屈は全然なく、「これを使ってみたら便利だった」、「こうしてみたらサイコーだった」的なハードウェアおよび環境の実直なレビューの集合体になっている。わかりやすい文章で、図説や写真も多々。
いろいろ買ったり使ったり失敗したり成功したりと、かなり楽しそうな環境構築経験談となっていて、読んでいる側もワクワクしてくる系の本なのであった。
で、その本のvol.2の36ページに、キーボードを収納するラックをセミオーダーしたという話があった。記事中のリンクを開いてみると、専門店にていろいろなサイズの「コの字ディスプレイ台」をセミオーダーできるようだ。
さておき、その「コの字ディスプレイ台」というのが便利そう。「acry-ya(アクリ屋)」という専門店が販売するもので、いろいろなサイズ・色でオーダーできるようだ。
ちなみに“ディスプレイ台”となっているが、モノの展示を意味するディスプレイで、表示装置用の台座というわけではない。
このセミオーダーサービスなら、必要・好みに応じた「ディスプレイの揺れ防止のための脚(というか台)」をつくってもらえそう! というコトで、さっそくセミオーダーしてみた。
欲しい「コの字ディスプレイ台」のサイズを入力してセミオーダー!
「acry-ya(アクリ屋)」で「コの字ディスプレイ台」セミオーダーするのは簡単。つくってほしいアクリル台のサイズや色を入力するだけだ。
注文自体は簡単だが、使用するアクリル板の厚さにより、最小・最大サイズなどが異なる。「薄いアクリル板を使った場合は小さめのディスプレイ台になりますよ~」、「大きいディスプレイ台が必要ならそれに応じた厚みのアクリル板を選んでくださいね~」的なコトである。
で、以下が、アクリル板の厚みに応じた最小・最大サイズ表だ。
俺の場合、高さと奥行きを15cmくらいに抑えたいので、その範囲で最も強度が高いと思われる10mmのアクリル板を選んだ。そんなふうにして必要なサイズの「コの字ディスプレイ台」を決めていく。注文時にはセミオーダーした図面をPDFとしてダウンロードすることもできる。
なお、俺が注文した上記サイズのコの字ディスプレイ台は、1個が6819円(税抜)。これを2個注文したので合計1万3638円(税抜)となった。
こんなんデキました~♪ す~っごい安定感! そして次への妄想……
そして「acry-ya(アクリ屋)」から送られてきたのがコチラ。8月15日に注文したら、8月29日(プラス1日の場合有り)という出荷予定日が知らされた。
だが、実際に届いたのは8月26日。お盆休み中の注文なのであまり参考にならないかもしれないが、注文から10日程度かかる感じ?
10mmのアクリル板にしたわけだが、かなりの強度があるという印象。2個使えばディスプレイを支えるのに十二分な強度があるのではなかろうか。
ていうか2個それぞれに足を置けば、コの字ディスプレイ台の上に立てるような気がするけど危険っぽいのでヤッちゃダメ! ともあれ、ディスプレイの下に設置してみた。
その後、2つのコの字ディスプレイ台にそれぞれ透明ポリウレタン製の滑り止め足を貼り、盤石な安定感とした。……あの透明の滑り止め足って何て言うんだろーと思っていたら、「3M バンポン プロテクティブ製品」らしい! まあ類似品も多々あるが、滑り止めになりつつ防振にもなって便利っすわ~。
バンポンを貼ったらさらなる安定感がッ!!! デスクとディスプレイが2つのコの字ディスプレイ台によって合体したような安定感~っ!!! 痛快なほどの安定感なンだッ!!! もう最高。
その後、この“ディスプレイ脚”をしばらく使っているが、コの字型なので、その空間にちょっとしたモノが収まって、なんかイイ感じ。ディスプレイの下の空間を、より積極的に活用する気にさせるみたいな、そんなスペースが生まれるのだ。
楽しいかもしれない~透明アクリルのコの字~♪ それに、こういうコの字のアクリル製品、置き方や置き場所によってはスゲく役立つような気がする……ていうか役立つハズ。
それに、このくらい厚みがある立派なオーダーメイドアクリル製品だと、なんつーかこう、ひとつのインテリアとしてしっかり成立している感じがする。
イイっすね~アクリル製品のセミオーダー。またなんかつくってもらおうかニャ、とか妄想を膨らませ始めた俺なのであった。

























