スタパ齋藤のApple野郎

俺的断捨離2025 それはMac Studioから始まった!?

 この夏はハードウェアの断捨離に励んでいる。夏……というか、2025年の暑い季節はずーっと断捨離中。6月くらいからずーっと、不要なハードウェアを処分している。

 きっかけは……たぶんMac Studio。Mac Studioは現在でもメインマシンだが、このマシンから、俺的USB-C移行が本格化し、USB-C非対応の機材が次々とお蔵入りし、環境が徐々にUSB-Cに統一されるとともに、不要機材の処分が始まったのだ。

2022年4月頃に購入して現在でもバリバリ現役のMac Studio。Apple M1 Ultraチップ搭載品で、メモリは64GB、ストレージは2TB SSD。購入価格は54万3800円。

 さて、断捨離に大切なのは「何を処分するかの基準」だという。確かに「どれを捨てる/譲る/売る」かが決まらないと始まらない。

 俺の場合、基準は以下のような感じにした。それぞれ簡単にご説明。

3年以上使っていないもの

 コレ、近い将来使うかも?と保管しておいたが、3年くらい使っていないハードウェアとか。俺の場合、1年使っていないものはだいたいその後も使わないが、3年くらい使わないと確実にその後も使わなかったりする。ので、そういうのはザックリと処分。

未開封のまま1年以上死蔵しているもの

 コレ、イイかも?と買ったものの、すぐにテンションが下がって未開封/動作チェック程度で保管したもの。悪い衝動買いであり、俺の場合はそーゆーものはその後何年も触れないままだったりすので思い切って処分。

規格・性能上、寿命を迎えたと思えるもの

 規格自体が尻すぼみになったり消滅したりしたものはもちろん、同じ規格でも続々と高性能品が登場してアッと言う間に低性能と化してしまって陳腐化したもの。そういうものを処分するとき「手を出したのが早すぎたなぁ……」と後悔する俺なのであった。

見るとイラつくもの

 期待して買ったが予想がハズれて全然ダメだったものなど、「くっそ掴まされたゼ!」的な死蔵品。その後も使う気がないし、見るだけ・存在を思い出すだけでムカつくものは捨てる。他人に譲るなどするとその人がムカくつ可能性があるので廃棄する。

 ほか、細かな「俺的断捨離条件」は複数ある。が、上記の条件を守るだけで比較的にスムーズな断捨離を行えた。

 だがこの暑い季節の断捨離においては、もうひとつ条件を加えた。その条件を加えたことで、断捨離がヒッジョーにスムーズに進んだ。

 その条件とは「microUSB(USB 2.0 Micro-B)を採用しているもの」である。microUSBな品は全部ってわけでもないが、極力、microUSBなものは処分するようにした。

 結果、意外なほど多くのものとオサラバでき、気分的にもヒッジョォォ?にスッキリした。

俺的断捨離ビフォーアフター。断捨離前は、左のように白い棚の前に、使わないものをたくさん乗せたキャスターラックがあった。生成AIにより後から合成したものだが、ホントはもっと大きなキャスターラックが3つもあり、人が通るのがやっとという隙間しかなかった。白い棚の扉はキャスターラックを動かさないと開かない状態であった(もーサイテー)。断捨離後は右のように広くなった(現在の様子を実写)。

microUSBだ~い嫌い! ほかはだいたい許す、Lightningも許す

 考えてみれば俺はmicroUSBが大嫌いなのだった。ホスト側もクライアント側も嫌い。向きがわかりにくいし、挿抜しにくいし、もー最低。だがモバイルデバイス向けの小さいコネクターとして普及したので、現在でもいろ?んな機器にmicroUSBコネクターが残っている。もぉ~最低。

microUSBコネクター(ケーブル側)。小さく薄く、ツメがあって抜けにくく、小型のモバイル系機器のためのコネクターとしてしては実用的ではあった。
クライアント側(周辺機器側)microUSBコネクター。こちらも小さく場所を取らず実用的ではあった。

 実用的ではあったのだが、小さいので向きがわかりにくかった。ケーブル側も機器側も「どっちがどっち?」とわかりにくい。また抜け防止のツメがあり、その抵抗により挿抜しにくい。

 結果、microUSBは向きがわかりにくいうえ、挿抜しにくいコネクター、となった。サイズなどは実用的であったが、使用感的にはサイテー、だと思っていたし、現在も思っている。

 ほかにもイロイロとUSBコネクター形状・サイズはあるが、microUSBほど嫌いではない。ホスト側(パソコン側)のType-Aとかは、最近では俺的にも不要度が増しているが、けっこう好きではある。慣れもあるが、扱いやすいから。

USB Type-Aのケーブル側コネクター。写真に見えている面が「上」となる。
USB Type-Aのホスト側コネクター。白や青などの板が寄っているほうが「上」となる。
ケーブル側コネクターは、「人が良さそうな顔が上」となる。※たまに違う場合もある。
その裏、「性格が悪そうな顔」は下であり裏と覚えよう。※これもたまに違う場合がある。
人が良さそうな顔を上にして挿す。ただし、ホスト側のコネクターが通常とは逆向きに実装されていることもあるのでご注意を。

 ほかのUSBコネクターもだいたい扱いやすいと感じている。大きめコネクターは形状を判断しやすいし、小さめコネクターであってもmicroUSB以外はだいたい形状がわかりやすい。小さめのUSB-Cなどは逆挿しできて最高に便利だ。

 もうひとつLightningというコネクターもあるが、アレはアレで好き。徐々に使う必要がなくなってきてはいるが、登場当初から逆挿しOKだし小さいしで非常に使いやすかった。現在はLightning→USB-Cへの移行が進んでいるが、使いやすさはそのままで性能が上がっているという印象がある。

生き残るmicroUSBものも鋭意断捨離! で、USB-C充電の電動ドライバー購入♪

 しかしながら、microUSBはかな?り普及したコネクターなので、現在でもいろ~んなところに残り続けている。俺の場合、パソコン周辺こそUSB-Cコネクターが主体となってきているが、それ以外ではまだけっこうmicroUSBが残っている。

 たとえば、やや古いデジタルカメラ類。バッテリーを抜いて充電するより、バッテリーを入れたカメラ本体にmicroUSBケーブルを挿して充電するほうが手っ取り早いのでそうすることが多いが、あーもーmicroUSBコネクター挿しにくいっ!

キヤノンのコンパクトデジタルカメラ「PowerShot SX740 HS」はmicroUSB。この写真を撮っているOM SYSTEM「OM-5」もそうだ。充電しにく~い!
https://k-tai.watch.impress.co.jp/docs/column/stapa/1623932.html

 パソコン周り以外になると、さらにたくさん。やや古い充電式LEDライト類、自転車用ライト類、それからコンパクト系の充電式工具類。まあ専用ACアダプターによる充電よりずっとマシだが、それでも「こういうのは新型もそうそう出てこないし、このままmicroUSB充電で使い続けるんだろうなぁ」と残念な気分になってくる。

 だが、今回の断捨離でそういった機材もかなり処分した。まだ使えるが、使う頻度が高くないし、しかもmicroUSBだから、という理由で。

 たぶん「使えるから残しておこう」が間違いで、「使えるけど使わないから処分しよう」が正しく、それ以前に「役立ちそうだから買う」が間違いではあると思う。「絶対必要」じゃないものは、買わないほうがいいのだろうなあ、と。

 ともあれ「使うものだけを残す」のがいいと思いつつ、俺の場合は「使うものでもmicroUSBなら処分」としてみた。……まあ「できるだけ」だが。

 ところで、「microUSBだから処分」としたものでも、そこそこ使っていたものはあった。そこそこ使うので、使うたびに「もーmicroUSBで充電、めんどくさい!」というストレスがあったので、処分してスッキリ。そして、そういうものは、さっそくUSB-C充電式にリプレイスした。

 いろいろリプレイスしたなかで、「あーコレいいなぁ?」と思ったのが、電動ドライバーだ。モノはサンワダイレクトで買った「電動ドライバー コードレス 小型 LED付き 充電式 Type-Cコネクタ 正逆転切替 2500mAh ケース付き 800-TK050」(https://direct.sanwa.co.jp/ItemPage/800-TK050)。わりと安価系だが、ツボを押さえていて使いやすい。なので、写真とともにご紹介。

USB-C充電式のコンパクトな電動ドライバーで、バッテリー容量は2500mAh。約1000回のネジ締めが可能で、最大トルクは5N・m。ケース入りで30種類のビットが付属する。サンワダイレクト価格は5,980円。
こんなサイズ感。約340gと軽量なのも実用的。
充電用USB-Cポートはハンドル下部にある。
前方にはネジとその周辺を照らす白色LEDランプ内蔵。
電池残量を示すLED(3色)も内蔵。
30種類のビットが付属。ビットは、ヘックスローブ(6角星型)10種(T5/T6/T8H/T10H/T15H/T20H/T25H/T27H/T30H/T40H)、六角9種(H1.5/H2.0/H2.5/H3.0/H4/H5/H6/H6.35/H8)、マイナス4種(SL3/SL4/SL5/SL6)、プラス(PZ)3種(PZ1/PZ2/PZ3)、プラス(PH)4種(PH1/PH2×2個/PH3)。ほか、マグネタイザーや延長アダプター、シャンク径4mm変換アダプターも付属する。
付属のシャンク径4mm変換アダプタを使うと、最近流行りのビット径約4mm(シャンク径5/16インチ)の「精密ドライバーキットのビット」なども使える。

 使用感は上々。コンパクトながら十分なトルクがあり、組み立て家具あたりまでならこの電動ドライバー1本で組み上がる感じ。

 ただ、クラッチ機構はなく、けっこう強いトルクなので、ネジにビットをしっかり押しつけるように使わないとネジを壊してしまうかも。なお、ある程度締めたあとに普通のドライバーのように(電力を使わず)増し締めすることもできる。

 microUSB充電式の古い電動ドライバーをいくつか処分し、このUSB-C充電式の電動ドライバーへとリプレイス。ヒッジョーにスッキリした。また今どき的な電動ドライバーなので、トルクもしっかりあるし、LEDランプも明るいし、小型軽量で使いやすいし、なかなかイイ感じで断捨離からの機材整理ができた。今後もぜひ断捨離を続けてゆきたいッ!!!

スタパ齋藤

1964年8月28日デビュー。中学生時代にマイコン野郎と化し、高校時代にコンピュータ野郎と化し、大学時代にコンピュータゲーム野郎となって道を誤る。特技は太股の肉離れや乱文乱筆や電池の液漏れと20時間以上の連続睡眠の自称衝動買い技術者。収入のほとんどをカッコよいしサイバーだしナイスだしジョリーグッドなデバイスにつぎ込みつつライター稼業に勤しむ。