みんなのケータイ

「Galaxy AI」の文字起こしでスマホの音声通話が便利に

【Galaxy S25 Ultra】

 筆者がメインのスマートフォンを「Galaxy S25 Ultra」に機種変更してから1カ月少々が経過したところで、スマートフォンの「電話」アプリがずいぶん便利になっていることに気づきました。

「Galaxy AI」で「電話」アプリが便利になった

 具体的には、通話の録音機能を有効にして録音された内容が自動的に文字起こしされるほかに、その内容にあわせて「何に関する電話だったか」が「電話」アプリの詳細画面に表示され、文字起こしされた通話内容の確認が極めてスムーズにおこなえるようになっています。

履歴画面をタップすると表示される1行の概要が便利

 たとえば、最近助けられた事例では「マイナンバーカードが有効期限切れとなった場合の手続き」の問い合わせです。18歳未満の子どものマイナンバーカードの有効期限は、カード発行から5回目の誕生日です。筆者の子どものマイナンバーカードの有効期限が切れてしまったため、居住する自治体に再発行・更新などの手続きを電話で確認する機会がありました。

 このとき、電子証明書の更新と、有効期限が切れていない子どものマイナンバーカードの更新、そもそも有効期限が切れてしまった子どものマイナンバーカードの更新についてそれぞれ確認しましたが、このときのやりとりについては、「電話」アプリからの文字起こしで、その詳細が確認できます。

通話内容の文字起こし。日本語としておかしな箇所も残る

 話し言葉を文字起こししていることもあって、音声→文字の変換で若干おかしな部分が残ったりはしますが、もともとは「話した内容を確認する」機能ですので、多少不自然なテキストや表現があっても理解するには十分です。テキストでは正確に確認できない内容でも、該当箇所をタップすれば音声データがすぐに再生されるため、この点もストレスがありません。

 さらに、長い通話であっても「要約」を実行すれば、「Galaxy AI」によって通話の概要が整理された状態で確認できます。長い会話の流れを追いかけるのと比べて、ずっと効率的に音声通話の記録が確認できますので、音声通話の利便性がググッと上がります。

長い通話も「要約」で概要をサクッと確認できる

 歴史を振り返ってみると、Galaxyスマートフォンの通話録音自体は、かなり古い機種から対応しています。ただし、これはあくまでも「通話内容を音声ファイルとして保存するだけ」ですので、その内容を文字起こししたり、要約したりする機能は含まれていませんでした。

 こうした事情から、音声通話で話した内容の確認には若干の手間がありましたが、AIとの連携によってこうした手間が一気に軽減されました。音声通話については、VoLTE以降あまり進化がないな……と感じていたのですが、関連機能が充実することでより便利に使えるようになっていたのは嬉しい進化です。

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