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viaim、多機能AIイヤホン「OpenNote」発売 「会議アシスタント」でビジネスにも

 viaimは、AIによる文字起こしや要約機能を搭載したオープン型のワイヤレスイヤホン「viaim OpenNote」を発売した。価格は3万2800円。

 「OpenNote」は、録音した音声のリアルタイム文字起こし・翻訳機能や、文字起こしデータの要約、ToDoリストの生成に対応。話者を自動で識別し、発言者ごとにラベル付けする機能も備える。

会議アシスタント

 会議の要点を視覚化するマインドマップ作成機能を搭載し、無料で利用できる。ベータ版として提供される「多言語モード」では、最大3言語を同時に認識し、言語が混在する会議でもスムーズに文字起こしと翻訳が可能。ただし、多言語モードは将来的に有料となる可能性がある。

テキストライブ

 テキストライブ機能を使えば、文字起こし・翻訳画面をURLやQRコードで最大300名にリアルタイムで共有可能。共有された側は、翻訳言語を自分で選択したり、翻訳結果を音声で読み上げたりすることもできる。

AIアップグレードプラン

 利用できるAI機能は「AIアップグレードプラン」により内容が異なる。文字起こしできる時間は、無料のBasicプランでは月600分まで。月額1500円(年額1万2000円)のProプランは月1800分まで、月額3000円(年額2万2000円)のUltraプランは無制限となる。また、Pro・Ultraプランでは利用可能なAIモデルにClaude 4 Sonnetなどが加わる。

 録音機能や、文字起こしデータからのToDo・要約機能は全プランで制限なく利用可能。Chatbot機能は、無料プランでは1件の記録のみを対象に対話できる。有料プランでは複数のソースを横断して質問・対話が可能になる。

本体デザイン

 イヤホン形状はオープンイヤー型を採用。肌にやさしい液体シリコン素材を使用することで、長時間の装着でも疲れにくく、ムレにくい快適なフィット感を実現したと説明する。

セキュリティ・サポート体制

 音声・テキストデータはすべて暗号化し、ISO27001準拠の管理体制で運用していると説明。サポートは国内のviaimサービスセンターが対応する。

スペック

 音質面ではハイレゾ認証を取得し、最大1000kbpsのLHDC高解像度音源に対応。サウンドはプロオーケストラのトップエンジニアが監修した。

 イヤホン本体は最大19時間(ケース併用で最大53時間)再生でき、10分間の充電で3時間使用できる急速充電に対応。また、PCとスマートフォンなど2台のデバイスに同時接続できるマルチポイント機能も搭載。PCでの会議中にスマートフォンの着信があった場合も自動で切り替えられる。スマホ側で通話録音モードを選択すれば、通話内容の録音やAI機能の活用ができる。

製品仕様
通信方式Bluetooth 5.4
スピーカー18×11 mm 高分子ランウェイスピーカー
連続再生時間最大 19時間(ケース併用時53時間)
充電端子USB Type-C
対応言語78言語(バリエーションを含めると145言語)
重量片耳約13g
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