本日の一品

パイプラックや支柱に取り付け可能、ありそうでなかった電源タップホルダー

 電源タップの抜き差しをなるべく簡単に行うには、電源タップホルダーを用い、デスクなどに取り付けてしまうのがベターだ。しかし一般的に電源タップホルダーと呼ばれる製品のほとんどは、クランプ機構でデスクの天板に挟み込むことを前提としており、取り付けられない場所も少なくない。

 今回紹介するサンワサプライの「TAP-CLAMP2BK」は、円柱や角柱への取り付けを前提とした電源タップホルダーだ。電源タップを挟むホルダー側の機構は一般的な製品と変わらないが、取り付け先がデスクや棚の天板ではなく、デスクの脚や支柱を想定しているのが大きな相違点だ。

製品パッケージ。円柱角柱のどちらにも取り付けられる

 天板に取り付ける場合、デスクの構造によってはフレームが邪魔をしたりと、スムーズに挟み込めない要因も少なからずあるが、デスクやパイプラックの脚、あるいはディスプレイアームの支柱であれば比較的そうした問題も少ない。

 これまで適合しなかった環境も、本製品ならば導入できるケースはあるだろう。ネジ止めゆえ若干取り付けの手間はかかるが、クランプ機構と違って背面がスッキリしているのもよい。

同梱品一覧。クランプ構造ではなく、ブラケットを2本のボルトで固定する仕組み
ボルトは長さが異なる2種類が同梱されている

 取り付ける電源タップの幅は40~70mmの範囲とされている。日本国内で流通している電源タップはスリムなものが多く、最低値が45mmだとブカブカになってしまう場合もあるが、本製品は最小40mmあればよいため、スリムな電源タップでも対応しやすい。

装着はボルトで行うため、クランプ式に比べるとやや手間はかかる
装着できる電源タップの最小幅は40mmから。比較的スリムなタップにも対応できる
向きは自由に調整できる。角柱では向きは90度単位で変えるのが基本

 市販の電源タップホルダーはこの基準をクリアできていない製品も多くあることを考えると、本製品の強みと言っていいだろう。

ブラケットを取り付けた状態。一辺25~35mmの角柱または直径30~48mmの円柱に装着可能
電源タップを挟むクリップ部は一般的な電源タップホルダーと同じ構造

 一方で気になるのは、電源タップを取り付け可能な向きが、取り付け先の支柱と90度クロスする向きにしかならないこと。支柱に沿うように電源タップを平行に取り付けられないため、電源タップの全長が長いと、かえって邪魔になってしまう。事実上、3~4口程度の小型タップしか取り付けられないのはもったいない限りだ。

クリップ部は回転機構を持たないため、このように電源タップと支柱が並行になる向きでは取り付けられない
そのため全長が長い電源タップと組み合わせるとかえって邪魔に感じることもしばしばだ

 このように改良の余地は少なからずあるため、100点満点の製品とは言えないのだが、天板にしか固定できなかった既存の電源タップホルダーでカバーできないニーズに対応できることは高く評価できる。構造がシンプルなせいか実売も千円台とそこまで高価ではなく、ロボット掃除機の妨げにならないよう床に直置きしている電源タップを浮かせる用途など、ハマってくれるシーンは思いのほか多そうだ。

製品名実売価格発売元
TAP-CLAMP2BK1760円サンワサプライ