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KDDIのネットワーク、AIに関する取り組みをスタジアムで体感してきた

 KDDIは、Opensignal社の通信体感分析で3連覇、au Starlink Directによる世界初の衛星データ通信サービスなど、通信品質、技術において先手を打ち続けています。

 そんなKDDIの通信品質のよさや、AIを使った新しい体験ができるということで、サッカーの日本代表戦時に展示されているKDDIブースを見学してきました。10月14日のブラジル戦(味の素スタジアム)、11月18日のボリビア戦(国立競技場)の2試合を取材できたので、まとめて紹介していきます。ちなみに両日とも、試合には勝利しました。ブラジルからの歴史的勝利、森保監督の通算100試合を両方とも見られてハッピーです。

 サッカーの話はいくらでもできますが、今回はKDDIブースの話です。試合開催時には、スタジアムの周辺にさまざまな企業ブースが出店されており、その一角にKDDIブースも並んでいる格好となっています。

 両日とも展示されていたのが、AIコンシェルジュと呼ばれるものです。ディスプレイにAIアバター「カエデ」が立ち、その日のサッカー日本代表戦に関するやりとりができるというものです。試合に合わせた選手の情報がインプットされており、所属チームやプレイの特徴を押さえながら、自然なやりとりが行えます。今回はサッカー日本代表にフォーカスしたやりとりを行うものでしたが、企業情報をインプットし、受付といった顧客対応に使用する未来がうかがえる体験でした。2日間とも、AIと会話すべく、多くの来場者が列をなしていたのが印象的です。

 また、両日とも「au SHOP CAR」が展示されており、中では生活の困りごと、悩みを専門スタッフと直接相談できるスペースが用意されています。

 国立競技場では、au Starlink Direct、au 5G Fast Laneの展示も。au Starlink Directでは、衛星につながった状態の端末で、XやGoogleマップが動作する様子が確認できます。多少のラグはありますが、Xで画像を読み込むこともできています。衛星通信は、特に都心で生活をしているとなかなか試す機会がないので、こういったイベントでしっかりと展示をしているあたりは、さすがKDDIと感心しています。

 au 5G Fast Laneは、サッカーに関するクイズと絡めて紹介されています。その場でQRコードを読み取り、クイズに回答するのですが、普段からサッカーを見ている筆者でも、やや難しい問題が出題されました。

 この「やや難しい」という難易度が肝で、「ヒントの動画はこちら」をタップすると、au 5G Fast Laneの速さ、快適さを体感できる動画広告が流れるという仕組みになっています。au 5G Fast Laneは、スタジアムのような混雑する場所でこそ真価を発揮するサービスであり、サッカー観戦に訪れる人たちは魅力を感じやすいので、アピールの場としては最適でしょう。

 AIコンシェルジュという見た目もインパクトの強いサービスを置きながら、「なかなか体験できないサービス」「ニーズに即したサービス」がしっかりと並べられているあたりが、KDDIブースの特徴ですし、アピールするに足る通信品質、サービスを揃えられていることこそ、KDDIの本領でしょう。

 ちなみに、スタンドでスピードテストを行ったところ、ダウンロード1738Mbps、アップロード109Mbpsの超高速通信がおこなえました。

 この後もミリ波環境の整備、ミリ波を使った新しい体験の提供に期待したいですし、ミリ波対応端末が増えて欲しいなと改めて強く感じています。