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auから「motorola razr 60 ultra」を12月12日発売、auでは13年ぶりのモトローラスマホ

 KDDIと沖縄セルラーは、auの最新スマートフォンとしてモトローラ製「motorola razr 60 ultra」を12月12日に発売する。国内キャリアではauが独占で取り扱う。auでのモトローラ製スマートフォンは13年ぶりの登場となる。

 価格は18万9800円。端末購入支援プログラム「スマホトクするプログラム」での実質負担額は12万8800円。

 「motorola razr 60 ultra」は、折りたたみスマートフォン「motorola razr」シリーズの最上位機種。クアルコムの高性能チップセット「Snapdragon 8 Elite」を搭載し、「moto ai」をはじめとした各機能を快適に使用できる。

 優先的に通信できるau 5G Fast Lane、通信衛星と直接繋がるau Starlink Directをサポート。アウトディスプレイでは「au PAY」を含むほぼ全てのアプリに対応する。

 同じ「razr 60 ultra」としてもSIMフリー版(オープンマーケット版)と異なり、au版では、auのSIMで開通するとau関連のアプリが自動的にダウンロードされるようになっている。

 先に国内で発売されている「razr 60」ではなく、上位モデルの「razr 60 ultra」となった理由について、KDDIでは「最高のパフォーマンスを体験いただきたい。スペックが高く、個性的なスマートフォンを求める方に向けて提供することになった」という。

 実機が設置される店舗は、auの直営の4店舗(新宿、池袋、札幌、大阪)のみ。ほかの店舗でも購入することはできるが、取り寄せになるという。

主な機能・仕様

  フィーチャーフォンのような縦折りタイプのフォルダブルスマートフォンとなり、折りたたんだ際に底面にあたる部分にはアルカンターラ素材が用いられている。

 約7インチのメインディスプレイ、約4インチのアウトディスプレイ、4700mAhバッテリー(68W充電)を備える。

 外側に望遠カメラと広角・マクロカメラ、内側にインカメラを備える。いずれも約5000万画素。ズーム機能では最大30倍で静止画を撮影できる。動画撮影では4K(60fps)、8K(30fps)をサポート。

 チップセット(SoC)はクアルコム製の「Snapdragon 8 Elite」。本体の大きさは、約171.48×73.99×7.29mm、閉じた状態では約88.12×73.99×15.69mmで重さは約199g。16GBのメモリーと512GBのストレージを備える。

 顔認証と指紋認証をサポート。おサイフケータイ(FeliCa)も利用できる。IP48の防水防塵性能に対応し、80万回の開閉試験をクリア。耐久試験は、1日12回の開閉、15時間ほど使って15年保つほどだという。

 モトローラのAI「moto AI」では、見るだけで動き出すという「Look and talk」、通知をまとめて要約する「とりまリスト」を利用できる。