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「Xiaomi 14 Ultra」を購入して1カ月弱、仕事で毎日のように使えるカメラ性能

【Xiaomi 14 Ultra】

 Xiaomi 14 Ultraを購入した。グローバルでは今年のMWCで発表され、5月に日本上陸。発売時、多忙でなかなか購入できない中、知り合いが続々とSNSに撮影した画像をアップ。どの写真もとても綺麗に撮影されたものばかりで購入欲はさらに増すばかり。

 発売から2週間ほど経過したある日、「仕事も落ち着いたし、購入するか」と思ったものの、家電量販店のオンラインストアではすでに「品切れ」状態。

 そこで結局、確実に買えそうな、渋谷のポップアップストアに開店前に並んでなんとか購入したのだった。

 そのXiaomi 14 Ultra、購入して1カ月弱が経過するが、満足度はかなり高い。

 実際、記者会見など普段、仕事の場で毎日のように使っており、これまで持ち歩いていた本格デジカメに置き換わる存在になってしまった。

 仕事柄、記者会見で記者席からズームを使って社長などの登壇者を撮影する一方、新製品発表会であれば、デバイスの一部にマクロ的に寄って撮影するということが多い。本格デジカメの場合、レンズを交換したりなどの手間が発生して結構面倒だ。

 しかし、Xiaomi 14 Ultraの場合、あらゆる場面でピントがボケることなく、撮影できてしまうのが本当に便利なのだ。

 先日はみずほPayPayドーム福岡に行き、ソフトバンクの基地局を取材する機会に恵まれた。1塁側から3塁側にあるソフトバンクの基地局もXiaomi 14 Ultraのズームを使って撮影に成功した。

 他社のスマホも同様だが、当然のことながら、この手のズームは、レンズを交換できる本格デジカメのほうが圧倒的に有利なのは間違いない。

 しかし、一方で、スマホによるデジタルズームの場合は、とにかくAIによる補正が効きまくって、なんとなくそれっぽく撮影できてしまうのが素晴らしい。GlaxyやPixelなども使ってきたが、Xiaomi 14 Ultraは特にズームでの画質がそれなりに維持されているので、仕事での使用シーンが多いのだ。

 今回、フォトグラフィーキットにより、グリップも装着できているため、カメラとしての使用感も高いのが気に入っている。

 もちろん、不満点もある。ひとつはバッテリーの持ちがイマイチのような気がしてならない。Xiaomi 14 Ultraはほぼカメラ専用として使っており、メイン機種ではないのだが、「使いたいときにバッテリーが心許ない」という事が多かったりする。このあたり、2日間ぐらい放置していても、ちゃんと使えるぐらいバッテリーが残っているとありがたいのだが。

 もうひとつは、なぜかeSIM非対応という点だ。購入し、いざ通信設定をしようと思ったときに「eSIM使えないのか」と気がつくぐらい盲点であった。

 eSIMはeSIMで載せ替えなどが結構面倒なのではあるが、iPad ProもeSIMしか使えなくなってしまった。これからeSIMがスタンダードになるなか、eSIMが使えないというのは逆に不便だったりするので、「eSIMと物理SIM、どちらも使える」という汎用性は欲しかった。