ニュース

iPadの何が変わる? 「Siri AI」搭載で大幅進化する「iPadOS 27」発表

 米Apple(アップル)は9日、開発者向けイベント「WWDC27」で、今秋に提供開始予定の「iPadOS 27」を発表した。

 「iPad(第9世代)」、「iPad mini(第6世代)」、「iPad Air(第4世代)」、「11インチiPad Pro(第2世代)」、「12.9インチiPad Pro(第4世代)」以降のiPadで利用できる。

デザイン・パフォーマンス

 「iPadOS 26」より採用された「Liquid Glass」が更新され、アイコンがより精細に表示されるようになるほか、スライダーにより外観の調整が可能となり、好みにあわせたデザインが適用できる。

 パフォーマンスの高速化では、外部ドライブのファイル転送が最大で5倍高速化され、アプリの起動も高速化される。ネットワーク関連では、モバイルとWi-Fiの切り替えがよりシームレスになる。

 iCloud共有アルバムは他のOSを利用するユーザーも参加しやすくなるほか、フル解像度での共有や、フィルター機能が利用可能となる。

「Siri AI」

 「Siri」と「Apple Intelligence」による新たな生成AI機能として「Siri AI」が提供される。

 「Siri AI」は、質問ややりたいことを「Siri AI」に入力して実行するだけで、ユーザーの意図を「Siri AI」が理解し、適切な回答を生成してくれる。2026年後半に英語向けに提供が開始され、その後迅速に対応言語が拡大されるという。

 個人のコンテキストを理解し、写真、メール、メモアプリなど関連アプリに含まれる情報を横断的に検索して回答を生成する。また、ミュージックアプリやメッセージアプリなどで幅広い操作が行える。また、オンライン情報の参照も可能で、最新情報を含めた回答を生成できる。

 一部の対応モデルでは、「Siri」の音声を表現の豊かさや話すスピードを調整できるようになる。

「Apple Intelligence」の強化

 強化された「Apple Intelligence」により、「写真」アプリで撮影済み画像を編集する「空間リフレーム」や、強化された「クリーンアップツール」、拡張ツールなどが利用できる。

 ブラウザのSafariでは、トピックにあわせたタブの自動分類や、ページの変更を知らせる「Notify Me」、パスワードをタップ1つで変更する機能などが搭載される。

 また、複数の操作を自動化するショートカットは、自然な言葉づかいでやりたいことを指示するだけで、必要なアプリを連携して自動化できる。この機能は、当初は英語のみ対応する。

子供の安全機能

 子供の安全に関わる機能では、新しいWebサイトへのアクセスを承認するか保護者に確認する「Ask to Browse(閲覧のリクエスト)」が実装される。

 また、ヌード画像や残酷な描写、暴力的なコンテンツなどから保護する機能が追加され、FaceTime通話中にも保護機能が有効となる。

 年齢に応じたカテゴリー別の利用時間制限や、曜日・時間帯ごとのアプリ利用制限が設定する「許容時間」が利用可能となる。

 13歳未満では、自動で「Ask to Browse(閲覧のリクエスト)」と「承認と購入のリクエスト」が有効になる。