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Apple Watchが「Siri AI」で自然な対話へ、今秋配信「watchOS 27」の新機能

 米アップル(Apple)は、Apple Watch向けの次期OS「watchOS 27」を今秋に提供する。「Siri AI」の導入をはじめ、健康管理機能の拡充や片手で操作できる新しいタップジェスチャーなどが追加される。

「Siri AI」と新UI

 watchOS 27では、より高度な知能を備えたAIアシスタント「Siri AI」が利用できる。自由な形式の質問やワークアウトルーティンの相談など、自然な対話に対応する。また、運転免許証番号の検索やフライト詳細の共有など、個人の状況に合わせたアクションやオンライン情報の参照も可能になる。

 新たに専用の「Siriアプリ」が追加され、iPhoneとApple Watch間で会話を継続できるほか、過去のやり取りを1カ所で確認できる。さらに「動的なアプリグリッド」が導入され、Siriが提案するよく使うアプリなどが自動でハイライト表示される。

 なお、Siri AIは今年後半に英語版のベータ版として提供される予定となっている。

ワークアウトと女性の健康管理のアップデート

 フィットネス機能では、過去のデータに基づいてモチベーションを高める「ワークアウト仲間」機能が追加される。ペースや距離などの進捗状況を分析し、iPhoneを持たずにApple Watch単体でも利用できる。また、改良された動作追跡アルゴリズムにより、屋内でのランニングやウォーキングにおける距離計測の精度が向上する。

 ヘルスケアアプリの周期追跡機能では、記録された周期パターンが更年期への移行を示唆する場合に通知を受け取れるようになる。関連する症状の記録や、教育リソースへのアクセスもサポートされる。

新ジェスチャーとスマートスタックの改善

 操作面では、親指と人差し指を1回タップするジェスチャーが追加される。片手がふさがっている状態でも、スマートスタック内のウィジェットを簡単に展開できる。

 スマートスタック自体も進化し、友人の誕生日や駐車した車の位置、交通系ICカードの残高など、状況に応じたウィジェットが自動的に提案される。

 そのほか、「探す」アプリが統合されて地図中心の表示になるほか、企業への発信時にメール内の確認コードなどを表示する「コールコンテキスト」機能、QRコードなどからカスタムパスを作成できるウォレットアプリのアップデートなどが含まれる。

対応デバイス

 デベロッパー(開発者)向けのベータ版はすでに提供が開始された。一般ユーザーも利用できるパブリックベータは7月中に登場する。正式版は今秋、利用できるようになる。

 watchOS 27を利用するには、iOS 27を搭載したiPhone 11以降、またはiPhone SE(第2世代以降)が必要となる。対応するApple WatchのモデルはApple Watch Series 10以降などとなる。

watchOS 27対応のApple Watch
  • Apple Watch SE 3
  • Apple Watch Series 10
  • Apple Watch Series 11
  • Apple Watch Ultra 2
  • Apple Watch Ultra 3