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Galaxyユーザーは知っておくべき！ 公式カスタマイズアプリ「Good Lock」
【Galaxy Z Fold5】
2024年4月10日 00:00
Galaxyシリーズには、公式のカスタマイズアプリが存在する。それが、「Good Lock」だ。日本では1月ごろから利用が可能になっており、サムスン電子が運営するアプリストアの「Galaxy Store」でダウンロードが可能だ。筆者の利用している「Galaxy Z Fold5」も、その対象。これを使うと、通常ではカスタマイズできないソフトウェアの深い部分まで変更することができる。
Good Lockは、アプリ内に複数のツールがあり、それをダウンロードして利用する。真っ先に変更したのが、「設定」アプリ内のメニューの並び順やカテゴリーだ。この項目は、「RegiStar」というツールで設定できる。RegiStarを起動したら、「設定ホームをカスタマイズ」をタップ。次に、「メニュの順番およびグループを設定」（原文ママ）を選択する。
すると、設定項目を消去したり、順番を入れ替えたり、グループを作ったりといったことが可能になる。筆者の場合、優先順位を下げたい設定項目を下の方に持っていった。また、「ヒント」のように、慣れたユーザーには不要な項目はチェックを消して消去してしまってもいいだろう。項目数は少ない方が、目的のものにたどり着きやすくなる。
変えすぎてしまって元に戻したいときには、画面右上のハンバーガーメニューで「リセット」を選択すればいい。また、設定メニューに表示されるSamsungアカウントの名称を、ユーザー名からニックネームに変更するといったカスタマイズも可能だ。
RegiStarでは、拡張機能として、「背面をタップ」と「サイドキーを長押し」を設定することが可能。前者は、本体背面の2回ないしは3回のタップを、特定のアクションやアプリ起動のトリガーにするための機能。どこかで聞いたことがあるような中身だが、少なく手数でスクリーンショットを撮ったり、特定の「何とかPay」を呼び出したりしたいときに重宝しそうだ。ただし、誤爆もあるため筆者はこの設定は見送っている。
Good Lockでもう1つ役に立っているのが、カメラの設定変更。これには、「Camera Assistant」というツールを利用する。中でも便利なのが、カメラのタイムアウト時間を変更できること。標準では、2分間何も操作しないとバッテリー対策から自動でカメラが終了してしまうが、Camera Assistantを使うと、これを最大10分に延長することができる。
筆者の場合、発表会のスライドを撮影する際などに、Galaxy Z Fold5を半開きにしたまま固定し、シャッターを切っていくことがある。この際に厄介なのが、自動タイムアウト。2分間、特に動きがないとカメラが終了してしまい、画角の調整などを再度やり直さなければならないからだ。
Camera Assistantでも自動終了をオフにすることまではできないが、10分あればその間に1回はシャッターを切る。置きっぱなしで固定してシャッターチャンスが来たときだけ撮るという使い方をするには、この時間が長い方がいい。
もう1つ設定したのは、「2xトリミングズームのショートカット」だ。Galaxy Z Fold5の標準では、0.6倍、1倍、3倍のボタンが表示されており、それぞれをタップすると使用するカメラが切り替わる。また、このボタンをタップした際に2倍や10倍、20倍、30倍のボタンが表示される。2倍ズームもボタンで呼び出せたが、これをするには2回のタップが必要になっていたというわけだ。
Camera Assistantで2倍を有効にすると、カメラ起動直後の画面に2倍のボタンが加わる。2倍ズームは、メインカメラのピクセルビニングを解除し、5000万画素で撮った大きな写真から切り出して1200万画素相当の写真を作り出す。そのため、小さな写真を引き伸ばして処理をかけるデジタルズームより、一般的に画質は高いと言える。
2倍ズームは、上記のような取材時の画角調整だけでなく、手元の料理や物を撮る際に影が写らないよう、少し離れた場所から撮影する時にも活用している。通常だと2タップ必要だったが、これをワンタップでできるようになって利便性が増した格好だ。ほかにも、スクリーンショット取得時の動作を変更する「Nice Shot」などのツールを活用している。
これ以外にも、Good Lockではマルチウィンドウの動作を変更できたり、通知管理の仕方を変更できたり、オーディオに拡張設定を加えられたりと、さまざまなカスタマイズを施せる。対応しているGalaxyを持っているユーザーは、ぜひ試してみてほしいアプリだ。