みんなのケータイ

うっかり紛失したGalaxy Z Fold5、その顛末は

【Galaxy Z Fold5】

 先日、近くのコンビニに出かけた際に、ポケットに入れていた「Galaxy Z Fold5」をうっかり落としてしまった。コートが変則的なデザインで、ポケットにサイドから手を入れられるようになっていたのが原因。ただ、あれだけの端末がなくなっていたこともあり、紛失にはすぐに気づいた。もう1台、「iPhone 15 Pro」が反対のポケットに入っていたため、これを使って位置情報を調べてみた。

 ただ、AndroidとiOSではプラットフォームが異なる。AndroidはGoogleの「デバイスを探す」で位置を特定できたり、端末に遠隔でロックをかけたりできるが、iOSにはアプリが存在しない。そこで、Safariを開き、「デバイスを探す」のWebサイトにアクセス。Googleアカウントでログインしたところ、なくしたと思ったGalaxy Z Fold5が移動していた。

iPhoneで「デバイスを探す」のサイトにアクセス。紛失したGalaxy Z Fold5を探した。写真はイメージ

 その距離、およそ300メートル。ダッシュすれば追いつくかなと思い、あわてて追いかけてみたが、なかなか距離が縮まらない。そうこうしているうちに、駅前の交番付近で端末が停止してしまった。「デバイスを探す」では遠隔から端末の着信音を鳴らすことができる。また、Galaxy Z Fold5にはSIMカードも入っていたため、電話もかけてみたが、残念ながらどちらも反応がない。

 仕方がないので、「デバイスを探す」経由で「デバイスを保護」を選択し、ロック画面にメッセージを出してみた。その後、端末が停止していた駅前の交番に出向いてみたが、スマホの届け出はないという。そのまましばらくiPhoneの画面とにらめっこしていたところ、再び端末が動き出した。「盗まれたかも……」と思いつつ、追跡を継続したところ、その交番から少しだけ離れた警察署で端末が停止した。

「デバイスを探す」で「デバイスの保護」を選択すると、端末のロック画面に電話番号やメッセージなどを表示させることができる

 これは、落とし物として届けられたかも。場所的に考えて間違いなさそうなので、そのまま警察署の落とし物を管理する窓口に行き、届け出を提出した。書類には、スマホの特徴や色、キャリアを記載する欄があったが、フォルダブルスマホはある意味、特徴の塊(笑)。窓口の職員にも、スムーズに話が伝わった。また、Galaxy Z Fold5には、ドコモのeSIMとソフトバンクのSIMカードを入れていたので、キャリア名を記載する欄には2つを併記した。

 窓口で「2台なくしたんですか?」と一瞬驚かれてしまったが、「1台に2つのキャリアを入れていて……」と説明したところ、「あー、デュアルなんとかってやつね」と話が通じた。意外とメジャーになっていたデュアルSIM(笑)。これは、各社が副回線サービスを始めた成果なのかもしれない。

 それはさておき、問い合わせること数分、無事にGalaxy Z Fold5が発見され、手元に戻ってきた。本人確認はロックを解除するだけで済んだ。フレームに落下時の傷が少しついてしまったが、なくなってしまうよりはいい。しかし、このGalaxy Z Fold5、落下でディスプレイが破損するわ、紛失するわで、散々な目にあっている。先代の「Galaxy Z Fold4」を無傷で完走したのとは打って変わってトラブル続きだ。全部自分のせいだが……。

スリーブに入れていたため、傷は最小限で済んだ。と言っても、この1カ月前に修理し、外装がピカピカになったばかりだったので少々残念

 紛失してから約10分で落とし物が拾われ、そのまま警察に届けられた格好だが、日本は本当に安全だと思った次第だ。届けてくれた人には感謝しかない。ちなみに、携帯電話は落とし物の定番と言われており、実際、警察署の窓口にはほかにも数人、届け出を提出している人がいた。iPhoneをなくしたであろう人は、Macで位置情報を調べていて、なかなか大変そうに見えた。こんなときに、2台持ちは役に立つ。

 少々面倒だったのが、Googleウォレットのデータを復元すること。Googleウォレット経由で登録したiDやQUICPay、さらにはNFCのタッチ決済などがすべて削除されていた。どうやら、「デバイスを探す」で保護をかけた段階でデータが削除されてしまうようだ。一方で、モバイルSuicaやおサイフケータイのiDアプリを経由して登録したiDなどはすべて残っていた。

Googleウォレットに登録していたカードは、自動的に消去されていた(現在は復元済み)

 Googleウォレットにはそこそこの枚数、カードを登録していたので復元には少々手間がかかった。とは言え、FeliCa系のサービスはタッチだけで使われてしまうリスクもあるため、これはこれで安心。モバイルSuicaもついでにロックをかけてほしかったほどだ。ちなみに、メインのスマホを紛失したのはこれが初めて。それにあって、FeliCaやNFCのロックは完全に頭から抜け落ちていた。

モバイルSuicaは自動で消去されない。PCなどから「モバイルSuica会員メニューサイト」にアクセスし、「再発行登録」を行う必要がある。サポートセンターでも対応している

 銀行口座に直結しているデビットカードやオートチャージを設定しているモバイルSuicaなどは、比較的早い段階で使えないようにしておいた方がいい。端末の紛失に気を付けるのはもちろん、いざという時のために、紛失後の手順もある程度シミュレーションし、メモなどに残しておいた方がいいような気がした。