みんなのケータイ

新しいiPhoneの購入に合わせて、キャリアの新施策や料金プランを試してみる

 毎年9月にiPhoneの新製品が出るとあって、各キャリアはこのタイミングに新サービスや新料金プラン、新キャンペーンを投入する傾向が強い。

 というわけで、早速、各キャリアの新施策を試してみることにした。

 まず、今年、iPhoneの購入は久しぶりにキャリアで買うことにした。

 NTTドコモ「いつでもカエドキプログラム」が俄然、利便性が上がったからだ。

 「いつでもカエドキプログラム+」となり、1年ごとに買い換えに対応してくれた。購入後、12カ月目にスマホを返却した場合、1万2100円のプログラム早期利用料を支払うことで、返却後の翌月から23カ月までの分割支払金及び24回目に設定された残価の支払いが不要となる。

 これまではアップルストアでキャリア契約を提示して割引を受けるというかたちで購入し、1年後に、中古買取業者に売るということを繰り返してきたが、とにかく1年間「買取価格が落ちないよう、キズをつけずに大事に使う」ということに腐心してきた。これが結構、骨が折れる。

 また、新しいiPhoneに乗り換えた後、中古買取業者に売りに行くのに結構な時間を割いていた。

 いつでもカエドキプログラム+であれば、多少のキズは許されるし、返却も郵送で済む。心理的な負担を考えて、アップルストアでの購入ではなく、NTTドコモで買うことにしたのだった。

 数年前もキャリア経由でiPhoneを購入しようとしたことがあったが、予約をしてもさっぱり送られてこず、結局、キャンセルしてアップルストアで購入したということがあった。

 しかし、今年は予約開始から1時間半ほど遅れて予約手続きをしたものの、発売日である9月22日はちゃんと届いてくれた。キャリア経由での購入もかなり使えるようになった印象だ。

 iPhoneが発売される前の9月1日にはauで契約している料金プランを「auマネ活プラン」に切り替えた。もともと「使い放題MAX」の「ALL STARパック2」を契約しており、au PAY ゴールドカード、auじぶん銀行、auカブコム証券の口座も持っている。特に新しく何かを契約するというわけでもないので、サクッと切り替えできた。

 iPhoneが発売された後には、ソフトバンクが新料金プラン「ペイトク」を発表。10月3日から受付が始まった。

 PayPayを利用すると、最大5%、月間上限4000円分のポイントが付与されるというプランだ。

 すでにソフトバンクは「メリハリ無制限」を契約しているので、「ペイトク無制限」に切り替えようと思ったが、最近あまりPayPayを使っていないことに気がついた。

 なぜなら、この数カ月は「ANA Pay」にどっぷりと浸かってしまっていた。

 コロナ禍が落ち着き、海外出張も増えてきたのだが、とにかく航空券が高すぎる。少しでも航空券を安く入手するため、できるだけマイレージを貯めたい。そんななか、ANA Payがこの5月にリニューアルし、非接触決済サービス「iD」やVisaのタッチ決済が使えるとあって、普段使いしやすくなったのが大きかった。

 実はペイトクで4000円分のポイントをゲットするには月間8万円、キャンペーン期間中は2万7000円を利用しないといけなく、結構、ハードルは高い。

 結局、ペイトクはスルーして、新しく始まった「メリハリ無制限+」に切り替えた。

 ちょっと値上げになるのだが、テザリングやデータシェアが30GBから50GBになるのが魅力であった。

 3キャリアとも、時代の流れや競合との関係で、新料金や新販売方式を導入してきているが、楽天モバイルは「ワンプラン」を貫いている。わかりやすいが、一方で、つまらなかったりもするのも事実。とはいえ、楽天モバイルは年に1回は料金プランを変えている。来春あたりにまた大きな変更があるのかも知れないので、それまでじっと待つことにしよう。