レビュー
「iPhone 15 Pro Max」実機レビュー、チタン素材の最上位モデルはどんな仕上がりに?
2023年9月22日 21:13
「iPhone 15」シリーズの最上位モデルである「iPhone 15 Pro Max」が、本日22日に発売された。アップルでの価格は、ストレージ256GBが18万9800円、512GBが21万9800円、1TBが24万9800円。携帯各社も取り扱う。
「iPhone 15 Pro」シリーズで初採用となるチタン素材の本体は、いったいどんな仕上がりになっているのだろうか。本稿では、iPhone 15 Pro Maxのレビューをお届けする。
- チタン素材で軽量化、240g→221gに
- マナーモード切り替えスイッチがアクションボタンに
- テトラプリズムで最大5倍光学ズームのカメラ
- チップセット「A17 Pro」搭載
- ゲームなどで現実感高まるハードウェアでのレイトレーシング
- USB-C端子を搭載
外観
iPhone 15 Pro Maxの素材にはチタンが採用され、軽量化を実現。先代のiPhone 14 Pro Maxの重さは240gだったが、iPhone 15 Pro Maxは221gとなっている。内部にはアルミも用いられているという。
軽くなったボディの角は丸められており、手にしたときにすっとなじむような仕上がり。カラーリングはブラックチタニウム、ホワイトチタニウム、ブルーチタニウム、ナチュラルチタニウムの4種類がラインアップされている。
6.7インチ(2796×1290、460ppi)のSuper Retina XDRディスプレイを備える。ディスプレイの大きさは従来のまま、ボディが少し小さくなったことで、狭額縁になっている。
ディスプレイは120Hz駆動をサポート。1秒間に120回画面を書き換えるため、動きのある場面でもなめらかな表示が実現する。
5倍光学ズームの望遠カメラ
1200万画素(F値2.8)で最大5倍の光学ズームに対応した、テトラプリズムデザインの望遠カメラを備える。アップルでは“iPhone史上最も長い焦点距離”の120mmとアピールしており、光学式手ぶれ補正(OIS)にも対応する。デジタルズームは最大25倍。
メインカメラは4800万画素(F値1.78)で、24mm、28mm、35mmの焦点距離を切り替えられる。4800万画素のProRAWに加え、4800万画素のHEIF画像もサポートする。
チップセットはA17 Pro
チップセットは、6コアCPUと6コアGPU、16コアのニューラルエンジン(Neural Engine)で構成される「A17 Pro」。3nmのチップセットで、CPUは最大10%、GPUは最大20%、ニューラルエンジンは最大2倍高速になったとされる。
ハードウェアアクセラレーションのレイトレーシングを搭載し、没入感のあるゲーミング体験が実現する。A17 Proの高性能なGPUにより、美麗なグラフィックを楽しめる。
USB-C端子の採用
iPhone 15シリーズからUSB-C端子が新たに採用された。iPhone 15 Pro MaxのUSB-C端子はUSB 3に対応し、USB 2との比較で20倍のデータ転送速度となる。外付けSSDを装着すると、写真や動画をそのまま保存できる。最大4K 60fpsのHDRビデオ出力もサポートする。
Wi‑Fi 6E(802.11ax)やBluetooth 5.3をサポートする。国内向けモデルでは5Gはsub-6に対応するが、ミリ波には非対応となる。