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オッポの折りたたみスマホ「Find N2 Flip」がアジアで人気

 日本ではお手頃な性能の「OPPO Reno9 A」を投入したOPPO(オウガ・ジャパン)ですが、アジア各国のスマートフォンショップをめぐってみたところ、OPPOの縦折り式スマートフォン「Find N2 Flip」が結構目立っていました。筆者はこれまで中国やヨーロッパでもFind N2 Flipの販売状況を見てきました。今回は5月末から台湾(COMPUTEX 2023取材)、シンガポール(CommunicAsia 2023取材)、マレーシアそしてタイを巡回。各国のITストアやスマートフォンショップを回ってきました。

 台湾は台北の三創生活・SYNTRENDにOPPOの店舗があります。数回訪問したのですが何度行っても必ずだれかがFind N2 Flipを触っているという状況でした。お店のスタッフに聞いても「これまでの機種以上に人気が高い」とのこと。また台北駅前のキャリア、Far EasToneの店舗に行ったところ、女性たちがFind N2 Flipを買っている現場に遭遇。フリップを楽しそうに開いたり閉じたりしているのが印象的でした。台湾もiPhone人気が圧倒的に高いのですが、Find N2 FlipはOPPOの存在感を高める存在になりそうです。

台北駅前のFar EasTone
台北駅地下鉄構内のOPPO広告もFind N2 Flip推し

 台北からシンガポールに移動してCommunicAsiaを取材したのですが、繁華街の一つであるブギスにあるショッピングモール「Bugis Junction」でもOPPOはFind N2 Flipの広告を出していました。スタバで休憩中にFind N2 Flipを持っているシンガポール男子を発見するなど、ちょっとした時間の間にユーザーを見かけるとは実際に現地で売れているんでしょうね。

Bugis JunctionのFind N2 Flipの広告
OPPOストアもある

 シンガポールの次はクアラルンプールへ。クアラルンプールには「スマホビル」と呼んでもいい「Plaza Low Yat」というITビルがあります。また繁華街にはショッピングモールがあり各メーカーのお店が入っています。OPPOのお店はそれらのどこにでもあったのですが、マレーシア最大のショッピングモール「ミッドバレーメガモール」の店舗では中国のみ販売の「Find N2」やARグラス「OPPO AR Glass」も展示。マレーシアではサムスンの後を追いかけるOPPOだけに、ここは気合を入れたショールームといった感じでした。

ミッドバレーメガモールのOPPO店舗
OPPO AR Glassも参考展示

 最後に訪問したタイではFind N2 Flipと「Reno8 T」の2つをアピールしているようでした。とはいえバンコクのショッピングモールのOPPOストアではやはりFind N2 Flipの売り込みが目立ちます。

バンコクでもこのような情況

 またバンコクのショッピングビル「MBK」は4階がスマートフォンショップの集まるフロアになっています。ここの中古ショップを回ってみたところ、Find N2 Flipもよく見かけました。製品が売れなければ中古は出回りませんから、Find N2 Flipも売れ行きは良いのでしょうね。これからモトローラやサムスンの新製品もでてくるだけに、縦折り式スマートフォンそのものがアジア全体で盛り上がりそうな気がします。

中古ショップではGalaxy Z Flip4と一緒に展示