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リニューアルした「ANA Pay」をさっそく台湾でつかってみた

【iPhone 14 Pro】

台湾で「ANA Pay」を使ってみた

 5月下旬にCOMPUTEX 2023の取材もあり、台湾・台北に行っていました。同時期にANAの決済サービス「ANA Pay」がリニューアル。従来はQRコードを使った決済でしたが、タッチ決済にも対応。日本で普及しているiDのほか、VISAのタッチ決済も使えるようになっています。

 VISAのタッチ決済に対応しているということは、海外でも使えるかもと思い、台北滞在中に試してみたところ、3箇所で使うことができました。

 ちなみにANA Payを使うには、まずスマートフォンに「ANAマイレージクラブ」アプリをインストールと、マイレージサービスへの入会が必要となります。

 また、現状ではiPhoneのみの対応で、Android版はまだリリースされていませんので、今回は「iPhone 14 Pro」で利用しています。アプリの登録と、マイレージ会員の入会が完了したら、画面下にある「ANA Pay」をタップすると、ウォレットへのカードが追加できます。

筆者はすでに「ANAマイレージクラブ」のアプリを使っていたので、ウォレットにカードを追加する作業だけだった

 ANA Payはプリペイドタイプのため、チャージが必要です。チャージ方法はクレジットカードかApple Pay、そして銀行口座からの場合はセブン銀行が対応しています。クレジットカードからのオートチャージにも対応していますが、個人的にはセブン銀行以外の銀行からのチャージにも対応してくれれば、もっと利用しやすい人が増えるのではと思います。

銀行からのチャージがセブン銀行だけなのが残念

 使い方はApple Payでの手順と同じく、電源ボタンを2回押してウォレットに登録したカードを呼び出し認証。あとはiPhoneを決済端末にタッチするだけ。今回台湾で使ったのは、桃園空港からの地下鉄乗車と、台灣高鐵(台湾新幹線)チケットの券売機での購入、そしてドン・キホーテでの買い物です。

 地下鉄の乗車は改札を通るときに、改札のゲートにタッチ。台灣高鐵とドン・キホーテでは決済端末にタッチすると、ちゃんと支払いANA Payでの支払いができました。クレジットカードで決済する場合、カバンから財布を出す→財布からクレジットカードを出す→タッチという流れですが、スマートフォンからなら、カバンからスマートフォンを出す→タッチとワンアクション少なく支払えるので便利です。

ウォレットを有効にして、iPhoneの上部を決済端末にタッチすればオーケー

 また、海外ではスリも多いので、財布を取り出してカバンのどこに入っているかを見せたくないため、スマートフォンで払いたいという点もあります。もちろんスマートフォンもスリが狙うアイテムの筆頭なので、取り扱いに注意は必要ですが。

 iPhoneのウォレットに登録できるようなクレジットカードも、タッチ決済に対応しているものが多いため、わざわざANA Payを入れなくてもという声もありそうです。とはいえ、たとえば限度額の少ない学生向けカードしかないというようなケースで、海外旅行中にセブン銀行からチャージして利用するセカンドカードとして使ったりできます。使いすぎないように予算を決めて旅をしたいというケースでも、プリペイド式なのでピッタリです。

 もちろん、利用金額にあわせてANAのマイレージが貯まったり、逆に貯めたマイルで支払いができるなど旅好きにもメリットがあり、そのあたりは詳しく解説しているサイトも多いのでチェックしてみてください。

 ちなみに、1週間以上台湾に滞在してANA Payを3回しか試してないのは、台湾到着時に抽選で5000ニュー台湾ドル(約22000円)が当たる「遊・台湾で金運も開運も狙っちゃおう!~Taiwan the Lucky Land」に当選したから。台北の交通系ICカード「EasyCard」にチャージした状態で5000ニュー台湾ドルが貰えるので、コンビニなどタッチ決済できるようなお店は、そのEasyCardで払っていました。ありがとう台湾! まだ残高が残っているので、また行きます。

3日以上の台湾個人旅行者がチャレンジできる「Taiwan the Lucky Land」。詳しくはテキスト公式サイトをチェック